適当な気分で、アタシの好みで、とやっていった4年間なんていうのは
本当に空っぽのものなんだから、そんなことはやめろ。もったいないから。
だからセックスするのも本気でやる!浮気も本気でやる!何でも本気でやる!
『機動戦士ガンダム』総監督 富野由悠季
いざ、就活になったり、
いざ、仕事をはじめたり、
いざ、やりたいことを始めようとするとき、
この経験があるのとないのでは大違い。

つまり、「本気でやった」経験をもっているかどうか。

なんだかね、精神論に聞こえるかもしれないし、実際には精神論なのかもしれないけれど、ぼくはそう思います。自分が「あれは本気でやったな~」と思える経験をもっている人は強いし、そういう経験をしてきた人かどうかって、案外相手にも伝わるものだと思うんです。

本気になったことがあるかどうか、そこが人生のひとつの分水嶺なんじゃないかな、と。
そうさ何かに凝らなくてはだめだ
狂ったように凝れば凝るほど
君は一人の人間として幸せな道を歩いているだろう
『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』 かまやつひろし
ただ、そう言うと、けっこうこんな返答があったりします。

「自分が本当にやりたいことがわからないんです」って。

本気でやったほうがいいのは、わかってる。だけど、自分がやりたいことがまだわからない。まずはそれを見つけてからで、それが見つかったら、ちゃんと本気になれるはず、と。だからいまは、やりたいことを探している。
ぼくは違うんじゃないかな、と思っています。たとえば、勉強でもスポーツでも、音楽でも趣味でも何でも、それこそ冒頭の富野監督の言うセックスや浮気でも、身の回りには本気でやろうと思えばできるものはいくらでも溢れています。

そういう小さなところに本気になれないで、「いつか出会うはずの“やりたいこと”に出会いさえすれば、できるはず」というのは、ぼくはちょっと信じられない。

覚悟というのは気合いではなく、毎日毎日階段を上っていくという作業でしかない。これが原理原則です。
『機動戦士ガンダム』総監督 富野由悠季
イチローや羽生さん(棋士のほう)や羽生くん(スケーターのほう)ほどの「プロ中のプロ」はもちろんのこと、何がしかで何かしらのレベルにまでなっている人なら、誰だってそうです。
すごく単純化してしまうと、「本気≒費やした時間の多さ」と言っていいと思います。気合いではなくて、どれだけそこに時間を費やしたか。好き嫌いじゃなくて、やったかやってないか。

だって、「おれ、むっちゃ本気やねん」って言ってる人が、1日1時間程度しかそれをやっていなかったら、どう思います? 「あれはむっちゃ本気やったな~」って言ってて、2週間くらいだったらどうでしょう? ましてや、まだ何も成し遂げていないような人が、その程度も何もやらずに何かができるようになるとは、ぼくには思えない。
妥協してちゃそれなりのもんしか手に入んねーぜ
『BECK』 南竜介
先日は3回生向けに、「とりあえず社会人との会話に慣れておこう」と言いましたが、もうひとつ、やっておくとしたら、やっぱりこれ。「本気になる」をやっておこう、と。
本気になると、どこかで自分の限界を感じるレベルに至ります。でも、限界を感じることができるから、そこで初めて限界を超えられるようになるんです。筋トレと同じで、筋組織をいったん破壊することで、もう一段上の力を手に入れられる。「本気になる」ことを知っている人は、それを繰り返すことだってできるようになるんじゃないかと思うんです。
そもそも悩むこと自体おかしいだろ。
お前に悩む資格あんの?
悩んでる時間あんすか? ねえ。
『BLUE GIANT』 宮本大
「やりたいことが見つからない」
「何ができるかわからない」
どんだけ不幸な面さげて待ってても
白馬の王子様が来て助けてくれなんか絶対しねーぞ
自分で探すしかねーんだよ
『ギャングース』 神童一樹
まずは「本気になる」練習をしてみると、何かが見つかるかもしれません。
大事なのはテクニックじゃないんだ!
すぐに演ればいい
「見る前に跳べ」だよ
『BECK』 ヒロちゃん
「本気」の話は、コチラの記事でも書いてます。