「就活までに何をすればいいのかわからなくて……」
「やりたいことがまだわからないんです……」
という話をしてくれる学生がちょこちょこといたりするのですが、彼らはいろいろ考えたりしているようなのだけれど、そあまりにいろいろ考えすぎて、考えすぎた結果に一念発起して「よ~し! これにするぞ!」って意気込みすぎちゃうように思うんです。

んで、意気込んで「〇〇を極める!」とか「△△にハマる!」とやっちゃうから、続かなくなったりしちゃう。そんな人、みたりしません?

そ~いうの、止めたほうがいいんじゃないかな、と思うんですぼくは。
いや、別に学生生活を充実させることややりたいことにハマってみるのは素敵なことだし、それができることはすごく大事なこと。

ただ、そんな気合い入れて考えすぎなくてもいいんじゃないかな、と。

「お酒のことをもっと知りたい!」
「ハンドメイドでいろいろ作りたい!」
「もっと読書をたくさんするぞ!」
「ボートレースに詳しくなりたい!」

そういう決意めいたスタートを切ると、疲れちゃうんです。
んで、続かなくて「やっぱり自分には続けられなかった……」となっちゃう。
それで発生するのは、モチベーションのデフレスパイラル。

それって、「卒業までに!」とか「これをやるぞ!」って考えすぎちゃうから、そうなる。
たとえばぼくの母親は、ぼくが大学生のときに実家に帰るたびに趣味が変わっていました。

あるときは「最近は源氏物語を調べてみようと思って」と言って、図書館から源氏物語に関する本をバシバシ借りてきては、それを調べてる。博物館に行ったりして、その時代のものに触れる。
かと思えば、次に帰ったときには、「最近はケルト文化が面白いのよ」とか言って、次はそれを調べてる。海外旅行に行ったり、自分でケルト風の服を作ってみたりしてる。
そして次に帰ったら、いきなり実家の部屋に畳2帖分くらいの木製の織機が置いてあって、「織物がおもしろい」とか言ってるんです。

それは理想的だと思うんです。
とりあえず面白そうと思ったら、どんどん手を出してみればいい。
あんまり決意をして「これをやるぞ!」なんて考えずに、面白そうならとりあえずやればいいし、飽きたら止めればいい。その繰り返しの中で、本当に自分が楽しめるもの、ハマれるものが見つかると思うんです。


そういう人におすすめしたいのが、ウィークリープロジェクト
1週間ごとにテーマを決めて、1週間「だけ」やる。

「お酒を知りたい」なら、とりあえず焼酎週間をやってみる。その次は、ワイン週間。
もう、その1週間は毎日そのお酒を飲んでみる。毎日違う焼酎を飲んでみる。
「読書をするぞ!」なら、まずはとりあえず新書を毎日1冊、読んでみる。同じジャンルでも違うジャンルでもいいし、「東野圭吾週間」でもいい。「薄っぺらい名作文学週間」でもいいです。
過去の学生では、上記リンク記事に書いた、「うどん週間」や「勝手に自転車空気入れ週間」をやった学生もいました。

とりあえず1週間ずつ、毎週試してみる。
そうすれば、半年で26種類、1年間で52種類のプロジェクトを経験することができちゃう。
それらのプロジェクトを通して得た経験や知識は、絶対に自分の血肉になります。そこから生涯の趣味が見つかるかもしれないし、数年後に商談相手との話題のネタにもなるかもしれない。
そのウィークリープロジェクトをブログにしたら、たぶんそれだけで面白くなりそうです。むしろぼくがいま、大学生だったら絶対にやりたい、やってる。もちろん最初の1週間は「ブログ週間」。

あんまり気合いを入れすぎるから、疲れちゃうんです。
いきなり山頂を目指さないで、いろんなものをツマミ食いしてみたらいいと思います。
そんなウィークリープロジェクト、ぜひぜひやってみてください。