昨日までの6日間、若松で開催されていたオールレディースがとっても良かった~。
竹井奈美は、予選で転覆しながらも最終的には4位の勝率で決勝進出するし、守屋美穂ちゃんは産休からの復帰で2節連続の準決勝進出。大山千広はついにデビュー初勝利を飾り、しかもそれを母娘対決で母親を豪快にマクって勝っちゃう。そのときに同じレースを走っていた1期先輩の森田太陽も、それで刺激されてか、その後のレースでデビュー初勝利で水神祭。


ただただ、何といっても最高だったのが、優勝した田口節子
同期との結婚・出産で1年の産休を経て、4節目にして2度目の優勝。

何より田口節子にとっては、今節は大事な勝負駆けだったわけです。
というのも、女子レーサーの誰もが目指す夏の女子王座決定戦に出場するために、出走回数が足りない節子に残された可能性は、今回の若松か月末の徳山のオールレディース戦での優勝のみ。

レースを大きく左右するエンジンも、決して良い状態とはいえなくて、連日の調整。
エンジンを分解して、ピストンリングやクランクシャフトを交換したり、準決勝の前にはまたピストンリングを交換、さらには電気系統も交換、その間にプロペラを叩いたりもしながら、レースで戦えるように調整を繰り返していくんです。

4日間の予選では、そうした調整が功を奏して、結果的に2位で予選通過
ボートレースは、その予選を突破した18人が6人ずつで準決勝を行います。
順位が良いほど、レース時に優位になるように組み合わせが決まるので、予選の結果を踏まえて、節子が手にしたのは、1号艇。ここで1着を穫れば、決勝戦でも有利に戦える。女子王座への道が一気に拓けてくる。

そして始まった準決勝。
スタートは、誰よりも早いコンマ12秒、1コースの節子ならこれでいける!!

……と思った直後、
最初のターンで内をついてきた2号艇の魚谷香織
もうね、魚ちゃんはこういうところがあるんです。期待されたレースで失敗したり、逆にそんなに期待していないときに限って勝つ。今回だって、節子の1号艇なんて鉄板中の鉄板。そうそう負けないインの節子。……のはずなのに、まさかの番狂わせが起きる。

結果は魚ちゃん1着。節子が2着。
2着までに入れば、決勝戦に出場はできる。
なんとか首の皮一枚でつながった女子王座への道。

最後の優勝者インタビューでも言っていました。「あれで(優勝を)諦めかけたけれど、朝になってもうちょっとやってみよう」と考えて、最終日も調整に取り組む節子。さらにキャリアボデーまで交換して、レースに臨む。

1号艇には、昨年の年間女子MVPのテラッチこと寺田千恵
2号艇は、これまた昨年の年末の賞金女王を制した川野芽唯
3号艇に、魚ちゃん。
そして節子が4号艇。

テラッチは同じ岡山支部の大先輩。メイちゃん魚ちゃんは、地元福岡の意地があります。
正直言って、かなり厳しい戦いです。

スタートは1~4号艇までほぼ揃った並び。
そこからの最初のターン。
マクった魚ちゃんに、逃げようとするテラッチ。そこに内側から攻める節子。バックストレッチに入って、少し先行するテラッチとその内側に並んで走る節子。そこからの2度目のターンが手に汗握る展開です。節子がかわすか、テラッチが逃げるか……。ちょっとバタつきながらもさすがの節子。テラッチを抑えながらの絶妙ターンでしっかりかわす。

そのまま2周を危なげなく走って、岡山の先輩をかわしての優勝。
ゴールの瞬間に身体を起こして、頭を下げた瞬間を見て、本当に想いを込めて走っていたのが伝わってくる。いや~、すごかった。
産休復帰からたった4節で2度目の優勝、しかも準決勝で負けて4号艇からの優勝。諦めない意志や想いの強さを感じた節子の会心のレースでした。

ボートレースは人間ドラマ。
今節を通して、それをリアルタイムで追いかけられる楽しさを改めて感じました。
これで8月のレディースチャンピオンで走る節子が、2年ぶりに見られる。
う~ん、おもしろい。

そんな節子の人柄が見えるドキュメンタリーがこちら。


んで、ちょっとしたイベントのご案内。
急ですが、明日8日の昼間に猿基地にて就活相談会やります。
自己PRを添削したり、エントリーシートの相談に乗ったりしようかと思いますので、GW明けからドライブをかけたい就活中の学生はぜひぜひいらしてくださいな。