きのうの自己PR添削、本人から感想送ってくれました。
自分のことなのに、嘘はかいてないのに、自分のことが書いてあるとは思えないです!笑 自分じゃ見えてなかったところが色々見えてきて、すごく面白いし楽しいです!!
よかったぁ♪
ぼくの感覚では、あれをベースにしてエントリーシートを書いていったら、8割くらいは通るんじゃないかと思っています。もちろん他の項目の書き方にもよるけれど、ひとつの軸ができたらあとは質問項目に沿って、バラしたり詳細説明にしたりと工夫していく。そしてもちろん日々の「ぼうけんの書」でしっかりブラッシュアップしていきながら言葉を増やす。それで大体だいじょうぶ。
さてさて第二弾も早めにできるようにがんばります♪


でですね。
きのうの記事では文字数的に多すぎちゃうので書ききれなかったのだけれど、あれってただ単に「こんな書き方してみましょうね」という話だけではなくて、他の人たちも考えてみてくれたらいいなぁ、と思っていることがあります。

というのも、
もっとネタを散らかそう
という話。

きのうのM野さんもそうなのだけれど、最初の自己PRに書いていたのは習字の話とバイトの話。せっかくハンドボールや大学の課題の話で良いネタをもってるのに、ぼくからしたら「なぜそれを書かないの!?」なんです。それこそ、以前の「素手でトイレ洗う」学生だってそうでした。

みんなそれぞれ良いネタをもっているのに、それを自己PRに盛り込まない。
それってむちゃくちゃもったいない。

企業の人たちはエントリーシートに書いてあること、自己PRで語られている内容をベースにして選考を進めていきます。たまにはあえて書かれていないことを聞く面接官もいるけれど、基本的には会話のスタート地点は自己PR
だからこそ、自己PRには「これこそが私っぽいエピソード」という渾身のネタを入れておきたいところです。

んで、そのためにはやっぱり一度、ネタを散らかしてみないと拾えないわけです。

ぼくらの頭の中は、大きな大きなおもちゃ箱なんです。
でっかいおもちゃ箱があって、そこにはいろんな種類のおもちゃが入ってる。ゲームもあればプラモデルもある。カードもあるし、けん玉だとかラジコンや練りケシも入ってる。
その中から、とりあえず目につくおもちゃから拾って整理をしようとしても、そもそも分類ができない。奥のほうから「こんなのあったっけ!?」というものも出てくるかもしれないし、いまはプレミアがついてるおもちゃも出てくるかもしれないわけです。昔は楽しめなかったけど、いまならその楽しみ方がわかるものだってあります。

でも、それはいきなりチョロチョロと拾ってみてわかるものじゃなくて。
とりあえずガバーッとぶちまけちゃうほうが見つかりやすい。

引越しでも掃除でも、整理ができない人はひとつずつ手にとっては「あ~これ、懐かしいなぁ……」なんて言いながら、「ひさびさに遊んでみるか」とかだから進まない。
「ぼうけんの書」もおんなじで、いきなりそれっぽいエピソードを特定して、ぐちゃぐちゃとかき混ぜてるだけだと、広がらないし深まらないんです。

まずはいったん散らかすこと。
「こんなの役に立つかなぁ?」とか考えずに、とりあえず出す。

とりあえず出してみて、そこから俯瞰的に見て、整理をしてみる。ピックアップしてみる。そうしたら、共通点が見えてくることがあります。「キャラ」の視点で解釈しなおしてみることで、新しく意味が生まれることもあります。成果や実績、スキルをアピールしようとして、安易にエピソードを選んじゃうと、どこにでもあるような自己PRになっちゃいます。

まずは散らかすこと。
そこから「キャラ」をヒントにして、拾い上げてみる。
それで拾い上げたエピソードを「ぼうけんの書」で深掘りしていく。
その内容しだいで、自己PRにどの程度盛り込んでいくのかを考える。

まずはたくさんのネタを散らかしてみてください。
遠回りに感じちゃうかもしれないけれど、実はそこに意味があったりするんです。
焦らずに、でも本気で。

ぼくの心の師匠の言葉を。
悠々として急げ

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