おととい、いつもどおりにシャワーを浴びながら考えごとをしてたとき。
「あ~! そうだっだのか~そういうことね~! これだよこれ。これだわ……」
と思いついたことがありまして、ちょっとスッキリしております。

というのも、自分の肩書の話。
それこそぼくが7年半前に猿基地をはじめてから、ず~っと考えていたんです。「考えていた」というよりもぼんやりと「結局なんだんだろうなぁ…」って。

名詞の肩書を考えなおしてみたらどうだろう。
という言葉が頭の片隅に残り続けていて「自分の場合はどうだろな?」と、どうにも決まらないまま早7年ちょい。

そりゃ普通に考えれば、「猿基地店主」が本業だけれど、この7年半で猿基地の仕事だけをしているのではないわけです。就活や仕事の相談にのることを考えれば「店主」ではしっくりこないし、Kindle本を出したからといって作家でもない。まほロバの顧問をしたり、音楽レーベルの口出し係とかコピーを書いたりもしたし、サイトを立ち上げようと動いたこともあったし、イベント系でちょこちょこ動いたりもしていました。針金細工でお小遣い稼ぎとかもしてたし、ブログでもお小遣いレベルではお金も入ってくる。
それをまとめて「コンサル」と言っても大きくズレることはないかもしれないけれど、コンサルタントってあまりにも世の中にあふれてて、基本的にうさんくさい。それになんだかエラそう。しかもコンサルって、やっぱりクライアント(依頼主)がいるから成り立つものであって、ぼくに依頼主がいるわけではない。そんなことを考えて、かつては「就活ドクター」とか言ってた時期もありました……(笑)
人には「カウンセラーは?」とか言われたこともあるけれど、カウンセラーという肩書のイメージに比べたら、ぼくはそんなにやさしくない。


それがやっと、おととい、方向性が見えてきたんです。

ぼくはですね。


「ディレクター」


なんです、たぶん。
コンサルでもなく、クリエイターでもなく、店主ではあるけれどそれだけではなくて、ディレクター。
何かしらの人や情報、状態や思考のディレクションなんじゃないかな、と個人的には腑に落ちました。

・目的地があって、そこに至るまでのプロセスや手段を最適化する。
・目的地を模索している人や組織の状況を踏まえて、方向付けを提案する。
・何かを生み出すというよりも、すでにあるモノやコトを整えて付加価値をつける。
・状況や状態を整理して、翻訳したり手を加えてスッキリさせる。

端的にいえば、情報の最適化をする人。

それをするのが楽しいし、人が求めてくれて評価をしてくれているところだし、そのためのスキルや知識を身につけて磨いていきたい。
猿基地も、仕事や就活や恋愛の相談も、ブログやKindleも、知り合いの経営やマネジメントの相談も、焼酎やボートの話をするのも、ぜんぶ「ディレクション」と言えるんじゃないかと思うんです。というかぼくがそれで納得。すっきり。

もう、あれですよ。
マンガ版『ナウシカ』で、身体が崩れかけた巨神兵がナウシカに名前をつけてもらって覚醒するやつ。あれの気分。
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「わが肩書はディレクター!」

それこそ宮崎アニメの「名前を呼ぶと魂が宿る」をリアルに感じています。
みなさんもぜひやってみるといいです、これ。
名は体を表すし、言葉は意識を表出させる。
肩書を決めるプロセスでしっかり考えた上で自分の納得するものが決まると、自分の強みと欲求とミッションがリンクしていくわけです。単なる「役職的な肩書」よりも、ずっと効果的。

トム・ピーターズ先生、すごいっす!



とはいえ、ですね。
まだもうちょっと問題があって、さすがに肩書が「ディレクター」だけではまだもうちょっと足りない。
普通にありうる言葉だから、ただの役職名的に見えちゃうし、まだまだオリジナリティに欠ける。

なので、やっぱり最終的には「〇〇ディレクター」というように接頭語的・形容詞的なものを付け加えたいところなんです。そのへんはもうちょっと考えていこうと思っているのですが、とりあえずの大枠の肩書は、ディレクターでいきたい。いきます。「〇〇」の部分が埋まったら、ちゃんと名刺もつくることにします。(ここ6年くらい持ってない)

猿基地で、
就活で、
人との相談ごとで、
世の中のモヤモヤしてるものに対して、
自分なりに「ディレクション」していきながら、これから動いていくことにします。

ということで、新生「ディレクターみつしろ」を、今後ともどうぞよしなに。