小さいころから指先が器用なほうで、美術系というか何かを作るのが好きでした。
中学生くらいのときは、和家具のカドについてる鉄細工の職人さんになりたいとか、細密画を描くネイルアーティストになりたいと思っていた時期もあって、もしいま子どもの自分に会えたら「そっちの道もいいかもよ?」くらいは言ってあげたい。

いまは職人さんでもネイルアーティストでもない仕事をしていますが、ヒマなときにはときどき何かを作ったりしていて(最近はほぼできてないけれど)、猿基地にはそんなぼくが手遊び的に作ったものが置いてあります。

ので、きょうは「みつしろくんの手遊びコーナー」
見よ! この器用貧乏っぷり!

京都といえば和菓子。
猿基地の常連さんにも、某老舗和菓子店の職人さんがいました。
その職人さんが猿基地で和菓子づくり体験のイベントをしてくれたことがあって、はじめはみんなが普通の和菓子をつくってる横で、ひとりガンダムの「ザク」をつくって遊んでたんです。
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ただ、なんだかそれ以降、どんどんエスカレートしていって、
「なにか話題のやつ、和菓子でつくってみようか」
ということになり、ある友人のYouTubeのお手伝いでつくったやつ。
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これですね。
figma テラフォーマーズ テラフォーマー (ノンスケール ABS&ATBC-PVC塗装済み可動フィギュア)
Max Factory
2014-10-25



あとは、これとかも。
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進撃の巨人。
外から中までぜんぶ和菓子でできています。


和菓子は乾燥するとダメなので、ちゃっちゃと20分くらいでつくるために紙粘土で試作したやつ。
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他にも猿基地は飲み屋なので、ハイボールも置いてあります。
ハイボールといえば、やっぱりサントリーの角瓶。
あの瓶の模様がまた素敵で、ぼくは思いました。
これって、縛ったらもっとキレイになるんじゃ?
その結果、いまの猿基地の角瓶はこんな姿に……。P1030233

こういう縛りをみると、みんなすぐに「亀甲縛り!」というんですが、この縛り目の上と下の部分は「亀甲」だけれど、真ん中の部分は正確には「菱縄縛り」です。似ているようで、求められる技術難易度がちがうので間違えないよ~に。当然のことながら、亀甲のほうが形のバランスをとる必要があるので、難易度が上がります。初めての人は菱縄からはじめましょう。


あとは、前にもちょっと紹介した、猿基地の「OPEN」札。
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これは、ぼくが昔から趣味で集めていたコインをこしこしするだけなので、ただの手遊び。

そして、あとは針金細工。
猿基地をはじめる前に、メニューや資金計画、内装のアイデアなんかはいろいろ考えていたのだけれど、やっぱり最終的には物件が決まらないことには細かい部分は詰められない。
とはいえ、物件なんていきなり見つかるものでもないし、ちょっと時間を持て余していた時期がありました。そのときに何気なくはじめたのが、針金細工でした。針金とペンチがあればできちゃうけれど、教室とかそういうサイトも(当時は)なかったので、完全独学。

ピアスホルダーとか。
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鳥カゴとか。
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ブランコとか。
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適当につくっていたのだけれど、あるとき独自の関節機構を思いつきまして、「これを応用したら、可動式の針金細工ができるじゃん!?」と思って、とりあえずつくってみたのが、ネズミの置き物。あくまでも「ね・ず・み・の・お・き・も・の」。
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関節部分が可動式なので、手を挙げたり、立ったりもできちゃいます。
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ヒマな時間があったら、2メートルサイズくらいの神龍(シェンロン)もつくってみたいな~と思っていますが、当面そんな時間はできなさそうです。老後の趣味かな……生きてれば。

どうでしょう、この器用貧乏っぷり。
いまの人生に、何の役にも立ってない。

最近はぜんぜん手遊びしてないので、もうちょっとがんばってヒマな時間をつくりたい。
ので、とりあえずは猿基地と就活系の何かをがんばりま~す♪