ということを、本人たちはどれくらい理解してるのかな。
というか、大学の職員さんたちはもちろん、世の中的にももっとこのことを伝え広めていったほうがいいですよね、絶対。

もちろん、「Fラン」と言われる大学に行っている学生全員がこれから不幸せな人生を歩むわけではないし、偏差値カーストから抜け出すことがそのまま幸せな人生をすごすことと同義なわけじゃありません。

でも、少なくとも偏差値的な序列にもとづいた「大学名」によってコンプレックスを感じている人もいれば、大学に入った時点でこれからの人生の大まかな方向性が決まっちゃったように感じて、やる気をなくしちゃう人もいます。
んで、そういう大学の人たちはたぶん「就活」には良いイメージを持てていない可能性が高くて、そんな状態で3年間をすごしてきた学生が意欲満々に明るく元気に就活に取り組める確率は、果たしてどれくらいなんだろうかと考えると、なんだか悲しくなっちゃいます。

ちょっと前にも「Fラン大学下克上の時代」って記事を書きましたが、あんなの書いてもたぶん意味ないんです。Fラン大学と言われる大学生が、このブログを読んでくれてる可能性はかぎりなく低いわけで。


なので、最近ちょっと考えてるんです。
Fラン大学を対象にした採用コンサルやろうかな、と。

ぼくの仮説では、MARCHだとか関関同立の大学生レベルと比べて、Fランと呼ばれる大学の学生が劣っているかといえば、そうじゃない。むしろたかだかMARCH関関同立レベルの大学だったら、その半分以上の学生と比べても、たぶんFランの上位層の学生のほうが優秀なんじゃないかと考えているんです。猿基地の社会人のお客さんでも、大学を出てなくてもおもしろいお客さんはいっぱいいます。

なのに、リクルートもエン・ジャパンも、人材系の会社は猫も杓子も「超上位層を狙いましょう! 上位5%を採りましょう!」みたいなしょ~もないビジネスばかりやってるわけです。そんなんじゃ、ほとんどの大学生は救われない。そもそも「上位」ってなんやねん、と。


だからぼくは、もっとFラン大学の学生に向けてアプローチをしていきたい。
とはいえ、待っているだけでは確実にどうにもなりません。あとは何より、学生たちからお金をとるような「就活コンサル」はやりたくない。

ので、これからちょっと大学にアプローチしていこうと思ってます。
とりあえず実験的に。

この一歩は、みつしろにとっては小さな一歩だが、Fラン大学生にとっては大きな飛躍である。
とか言えるように。

Fラン大学ってすごいんですよ。

どの大学も「卒業生の進路」みたいな情報を大学のサイト内で公開しているのだけれど、もうびっくりするほど知ってる会社が、ない。ゆ~ても数百人とか千何百人とかいるはずなのに、ぜんぜん知らない会社ばっかりなんです。たまにあるのが飲食系と土木系。
もちろん知名度のある会社が良い会社というわけでもないし、知名度がない会社に入ったら不幸せってわけでもありません。
ただ客観的に見て「ホントにそこまでひどいのか…?」という疑問もあります。何百人もいて、ただの一人も「そこそこ知られてる企業」に入っていないなんて、ちょっと信じられない。


大学生き残り戦国時代とか「2018年問題」とか言われる状況の中で、少なからず、というかかなりの重要度として「卒業生の進路」があると思います。

なので、今年はちょっとそっち方面の実験をしていきたい。
「就活で悩む人を減らす」というぼくのテーマ上、もちろんこれまでどおり猿基地に来てくれる学生たちの相談に乗ったり、ブログも更新していきます。それに加えて「Fラン大逆転プロジェクト」をですね、タイミング的に間に合うかどうか微妙なラインだとは思いつつ、やってみるつもりです。


というわけでですね。
この読者の中に、

・大学職員
・大学関係者に知り合いがいる方
・「ウチの大学をどうにかしてほしい」というFラン大学生
Fラン大学の学長

が、万が一いらっしゃったら、コメントでもメッセージでも何でも、ご連絡いただきたく思います。あとは、「こんなんどう?」とか「こうらしいよ」とか、どんな小さな情報でもいいので、何かしら口出ししていただける方からのタレコミ情報もお待ちしています。

さて~!!
ちょいと新しいこと、やってみます♪
 
大地よ 海よ そして生きているすべてのみんな……
このオラに ほんのちょっとずつだけ 元気(と情報)をわけてくれ~い。