3月に就活の情報解禁になって、早2ヶ月が経ちました。
んで、今月中旬くらいから来月のアタマあたりが、それなりの第一段階のピークになると思うので、だからこそこの時期に気をつけておきたいところがあります。ぜひぜひみなさまも、お気をつけて~。

というのは、就活に埋もれないようにね~、ということなんです。

就活「で」埋もれない、じゃなくて、
就活「に」埋もれないでね、という話。

それこそここ2ヶ月くらい、多くの学生は物理的にも精神的にも、それなりに就活が多くを占める期間をすごしてきたと思います。「あんまり動けてないんだよね~」という人でも、やっぱり頭の片隅には就活のことがあったりして、ま~ま~これまでの日常的な大学生活とはちょっと違った生活をしてきたと思います。

だからこそ、就活モードになりすぎないように。
就活に埋もれてしまわないように。

まあ、つまりは就活病のブリ返しに気をつけて、ということでもありまして、この時期だからこそ、日常性を忘れずに、ということなんです。
就活ってそりゃあやっぱり特殊な雰囲気にもなるもので、説明会がつまんなかったり、面接でうまく話せたり、結果に一喜一憂してみたり、ちょっと疲弊しちゃったり、いろんな人や情報に触れることで、感情も思考も、外側からの刺激によって動かされたりしています。

んで、そういう生活が続くと、「日常」感覚が薄れてきちゃうこともあると思うんです。
あれです。
長い時間プールに入ってたら、水から上がったときに身体が重く感じるような?
虫歯と反対側の歯でばかり噛んでたら、治療後も無意識でそうしちゃう、みたいな?
感覚のデフォルトが、そっち方面に慣れちゃうようなことって、ありません?

ゆ~ても就活も仕事も、結局は日常生活の延長線上にあるもの。
普段の日常があってこそ、その先に描かれるものでもあります。
そうであるからこそ、就活に埋もれてしまって日常を忘れてしまうと、ちゃんと描けるはずの延長線も、本来とは違う方向に向いちゃうこともあるように思うんです。

ちょっとぼんやりとした言い方になってしまいましたが、つまりは何かというと、日常的に、自分の問題意識をもっておこうね、と。

就活では、それこそ「他者からの評価」というものを意識するようになります。
ただ、それが過ぎると、他者が提示した問題に対して、他者にとっての正解を探そうとする意識に向いちゃうようになる。んで、気づかないうちに、そっち方向の思考・感情・感覚になって、それが当たり前になっていっちゃったりもする。

だからこそ、自分の日常的な問題意識を大事にしておきましょう。

そもそも自分は、どんな生活を送りたいんだっけ?
これからどんな社会人になっていきたいのかな?
日常的に、何を大事にして、何を楽しみながらすごしたい?

学生たちの「ぼうけんの書」を見せてもらうと、やっぱり就活の話題がたくさん。説明会に行って考えたことや、面接での受け答え、自己PRの練り直しなど、もちろんそういうのはとっても大事だし、それをしっかり毎日続けることが、考える力や言葉の使い方の上達につながります。んで、もちろんそういうのを書いていない人は、そりゃうまくいきにくいのも当然なんですが。
毎日そういうことを考えているからこそ、ときどき日常の感覚、日常の話題、日常の中での問題意識なんかについても、ちょこちょこ交えながらノートに向き合ってほしいなぁ、とも思っています。

ぼくはやっぱり、自分の生き方のヒントは、もっと日常に近いところにあると思っているので、就活のことについて考えるのはもちろん大事だけれど、一方で日常の感覚が薄れてしまわないように、もっと凝縮したり、抽出したり、改めて向き合ってみたりして、自分の立ち位置、ゼロ地点を確認したり振り返ったりするのも大事だと考えています。

これからの時期、さらに就活が佳境に迫っていくからこそ、そういう日常の感覚、本来の自分の志向や思考を忘れずに。
学生のみんながそれぞれ、就活に埋もれることなく、自分にとっての楽しい環境を見つけることができますよ~に!!