さてさて就活の進捗はどうでしょう?
そろそろ納得のいく自己PRはできました?
ESはガスガスとコピペできてますか~?

とりあえず納得のできる自己PRができているくらいではいてほしいな、と思っているのですが、その納得の自己PR。つくって満足してませんか?

「や~、とりあえずこれでいけそうかな」
「まあ、こんな感じでやっていこう♪」
というくらいの自己PRができたとして、もちろんそれを実際の面接で使ってみたりして、修正したりバージョンアップしたり、もしくは「ちょっと伝わらんな~」でフルモデルチェンジしてみたりは、これから随時やっていけばいいんですが、それはそれとして。

現状の自己PRができました。
んで、ESに書いてみたり、面接で使ってみたりしていこ~かな~、ってそれだけでESの結果待ち、面接待ちだけで終わってませんか~? と、このタイミングだからこそ、ぼくはみなさんに問いかけたい、のです。

これまでキャラを決めて、「ぼうけんの書」を書いて、7つの奥義で自己PRをつくってきました。いろんなことを盛り込みたいと思ったり、軸をどこに据えようか迷ったりしてきたと思います。それで自己PRができたとします。

そこまでいったら、次は何をするか。
というと、その自己PRから、バシバシ矢印を引こう! なんです。

題して「自己PRへの1000本ノック!」

できあがった自己PRを、ノートのど真ん中に書きます。
そしたらそこから、気になる部分、もうちょっと詳しく書きたかった部分、もしくは昨日のブログで書いた「ちょっとイジワルな人」視点も使ってみたりして、自分の自己PRを「4+1」の矢印で改めて分解していくわけです。

「なんで?」
「たとえば?」
「ホントに?」
「だから?」
「他には?」
って、文章の中の矢印が引けそうなところには、どんどん矢印をぶっこんでいきましょう。そして、そこからでてきた言葉には、いつもどおり更にそこから矢印を伸ばしていく。がすがす広げていく。無人の荒野を進むがごとく、ノートの白地を蹂躙するがごとく、わしゃわしゃと矢印で侵食していきましょう。

せっかく一度、400字ほどの文章にまとめたものを、今! ふたたび! 矢印によって分解して、言葉を広げていくんです。

「なんでわざわざ……」と思うかもしれませんが、この作業をするのとしないのでは、これから先の就活の旅路の中で、できることが変わります。だからもちろん評価も結果も変わります。つまり、これからの人生が変わっていくわけです。


だってですね。
自己PRって、それこそ面接の話のきっかけです。
面接の最初に自己PRを話す場合であれば、相手はその自己PRで話した内容について、質問を投げかけてくるわけです。
「それはさておき」なんて、言ってこない。

ってことは、
それを自分で先にやっとけば、ええやん?
というわけなんですね。

ど~せ面接で聞かれるならば、事前に自分の自己PRを前にして、面接官気分でわしゃわしゃ質問してみればいい。「ぼうけんの書」の上で。

「いや~、今までさんざん考えてきたんだもん。だいたい話せるよ~」と思うかもしれません。いやいや、それが案外むずかしいもんなんですって。
それなりに話せる気がするのはわかるけれども、やっぱり実際にはなかなかにうまくいかないこともあります。

だから、今のうちに準備しておく。言葉に換えておく。
自己PRのそれぞれの言葉や内容にヒモ付いた形で、自分が伝えたい事実、より納得させられる考え方、立ち返る感情の部分、より詳細な状況、疑問を払拭する情報を、事前にいったん言葉に換えておく。
それこそ『内定力』のp.107~108に書いてあるとおり、面接で聞かれることなんて、ほとんどが「4+1の矢」の内容です。

本当に口の悪い言い方になっちゃうのですが、現在の新卒採用の環境や他の就活病にかかった学生たちのおかげで、企業の採用基準はどんどん下がってきています。面接なんて、ちょろいもんです。
もちろん企業規模や知名度や諸々にもよりますが、こんな調査も出ています。(新卒採用、4社に1社が「質より量」

ただただ、自己PRをベースにして準備しておけばいい。
だからぜひ、自己PRへの1000本ノック、してみてください。
それだけで、面接の出来はぜんぜん変わってくるはずです。
もちろん、それを書いていく中で、新しい発見もあるかもしれません。それで自己PRがブラッシュアップされたら、これまた言うことなし。やって損はありません。

さあ、いったん自己PRができたからこそ、やってみましょう自己PRの1000本ノック。
「面接よゆ~でちょろかったですわ、ガハハ」って学生が増えますよ~に!!


って、今日の記事を書いてて、過去のこの記事を思い出しました。
もりあがれ! 男子学生よ!