本もそうだし、猿基地もそうなのだけれど、ぼくがちょっと残念な気持ちになっちゃったり、「それちゃうね~ん……!」と思ったりしちゃうことがあります。
や、うれしいことでもあるし、その気持ちもわからなくもないし、それだけ楽しんでくれてるからだと思うんですが、やっぱり「それは違うんだよ?」って言いたいこと。

というのは、本も猿基地も
「気に入ったから、人に教えたくない」
って言ってくれる人がいること。

本当にありがたいし、そう思ってくれることはうれしいんです。
猿基地の場合は、「人に紹介したら、この隠れ家的な雰囲気じゃなくなっちゃう」とか「あんまり人が増えちゃうと、カウンターが埋まっちゃうし」と。
本のほうは、「すごく良いけど、人に教えたらライバルが増えちゃう」とか「就活が終わってから、後輩や知り合いに広めます」と。
いやはやホントにうれしいし、ありがたいです。

でもね、ちがうんです。
そうじゃないんす~~!!

そう思ってくれてるからこそ、広めてみてほしいんです。
それこそ、猿基地の面白さは、いろんな人が来ること。学生から社会人から、職業もよくわかんないおっさんおばお姉さんとか、そういういろんな価値観に触れられるから楽しいんだと思っているし、その人たちもいろんな人と会って話したいと思ってくれてるのが、猿基地なんです。

ま、猿基地は別にいいんですが、もっと大事なのが本のほう。
別に「売れたら儲かるし」とかいうことではぜんぜんなくて、就活ゲームは人と一緒にやるからレベルアップしやすいんです。

それこそドラクエやFFもそうです。
一人で冒険の旅にでるのとパーティを組んで行くのでは、レベルアップの速度も行ける街の範囲もぜんぜん違う。ずっと早くなるし、広がるんです。
一人で、もしくは知り合い数人でやるよりも、ちょっと違う人たちも含めて、みんなでワイワイしながらやるほうが絶対にいい。それこそが就活ゲームの楽しいところ。
んで、そのメンバーは多様であればあるほど、いい。

キャラを考えるのだって、一人で考えるよりも違うキャラがいてこそ、自分とはどう違うのかがわかりやすくなる。自分が普通だと思っていたことが普通じゃないことにも、気づける。
猿基地の過去の就活ゲーマーたちも、やっぱり多様なキャラでパーティを組んでいたときのほうが、ずっとエネルギー感も高くて、結果としても良い状態になりやすかったです。

「へ~、魔法使いってそんなことまで気になるんだ」
「勇者のその感覚って、何なん? 何でなん?」
「ほら~、武闘家はすぐにカッコつけちゃって」
「吟遊詩人って、そのときどういうこと考えてんの?」

って、違うキャラと交わってこそ、自分のキャラをより深く理解することができるわけです。
「おれ、群れね~し」という人もいるだろうし、「そういうのって、ちょっと怖いから」という人もいるかもしれません。「ちゃんと自分のことをわかってる人とだけ」とか、それこそ「ライバルが増えちゃうから」って、いろいろあると思います。

でもね、人と一緒に進んでいってこそ、できることがたくさんあるんです。
自分よりもレベルが高い人に引き上げてもらうこともあるだろうし、逆に進捗が遅れている人を助けているつもりが、実は新しいことに気づけたりもする。
それこそ就活で勝ち負けを考えるような人は、そういうところで負ける経験をしてみたほうが、ちゃんと外で闘えるようになる。

就活は一人でやるより、パーティを組んだほうが遠くに行けるし、レベルアップも早くなる。
そういう意味で、就活ゲームの考え方はどんどん広めてほしいし、それがみなさんのレベルアップに直結するんです。
本にも書いたように、ぼくが就活ゲームで書いたことは、あくまでも「ヒントとツール」です。
ぜひそれを人と共有しながら、冒険を進めていってほしいなぁ。

いろんなパーティが生まれて、より早くレベルアップする学生が増えますよ~に!!