このブログでも『内定力』でも繰り返し言っているのは、何をおいてもまず「欲求」。
就活ゲームでいちばん大事な「キャラ」を決めるのも、それは欲求ありき。
とはいえ、就活生にかぎらず多くの人がそうした欲求や感情、動機に比べて、どうにも能力やスキル、成果や実績なんかに目が向いちゃう。
それはやっぱり、欲求や感情に比べて、能力やスキル、成果や実績のほうがわかりやすいから。
それこそ自分自身ですら、キャラを決めるのに迷っちゃうことがあるくらい、欲求や感情、動機をはっきりわかるのは、ちょっとむずかしい。
一方で、成果や実績はもちろん、能力やスキルはわかりやすい。成果や実績なんかはまさに「そのもの!」というくらいにわかりやすいし、能力やスキルもどちらかというと言葉にしやすいほうではある。
でもね、だからこそやっぱり欲求や感情をしっかりわかっておけると、それはさらに強い武器になります。
なんでそんなに欲求が大事なのか。
というと、欲求はすべての根本だからです。
成果や実績、能力やスキルだって、すべては欲求によって形成される。
どういう意味かというと、こういうことです。
▽成果は、スキルによって生まれる。
▽スキルは、行動の積み重ねで培われる。
▽行動は、考え方に影響される。
▽考え方の根本には、欲求がある。
からです。
欲求がなくちゃ動けない、動かなくっちゃスキルも成果にもつながらない。
んで、
この円の外側にあるものほど、「結果」です
そして、内側いけばいくほど、「原因」に近づく。
だから、「欲求」こそがすべてを生み出す母。
銀シャリでいうところの「地主さん」です。
銀シャリでいうところの「地主さん」です。
それに加えて、外側のものよりも内側にいくほど、再現性・継続性・汎用性が高い。
あるジャンルのある条件において成果を出したとして、その成果はあくまでもそのジャンルその条件において生み出されたものです。ジャンルや条件が変わったときに、同じ成果が出せるとはかぎりません。
すごく簡単な話です。
アメフトだろうが空手だろうが、何かのジャンルで日本一になったという成果があったとして、じゃあそれは会社やビジネスというジャンルでは何をどうやったらどんな成果が残せるのか。そもそも求められている成果は同じかといったら、そんなことはありません。
「アメフトで日本一になったんだから、営業でも日本一だ!」って、なんだか頭の悪い話です。
逆に、欲求や感情、動機は、これまで生きてきた年数分だけ何度も繰り返してきたもの。
そりゃ再現や継続どころじゃないくらいにずっと変わらないし、その欲求で成果を生み出してきたと考えれば、その汎用性も高いはずです。
そういう意味で、就活でも仕事でも注目したいのはその根本にある「欲求」であり、それだけ重要度が高くなるということなんです。
成果や実績、肩書きや所属は、あくまでも結果であり、表面的なものにすぎません。
大事なのは、それらを生み出す根源である欲求。
変に外側に注目しすぎることなく、できるだけ内に内に、それらを言葉に換えていくことができるように、就活でも仕事でも意識をしてみてください。
成果やスキルに縛られず、自分の欲求に着目して楽しくすごす人が増えますよ~に!!
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