さあ、2017年もあとわずか。
まあね、ガキ使とか紅白とか、年始の特番とかも面白いんでしょうけれど、せっかくの良い区切りでしっかり時間がとれるんだから、本でも読んですごしましょう。

そんなこんなで、ぼくのおすすめ本5冊(と、ご存知1冊)。
ヤマトさんや郵便局のみなさんがしんどくならないように、Kindleのみ。
ざざっといきます。

まずはこれ。

それこそ年の区切りにちょうどいい本。
以前に書いた「2020年後の世界に向けて生きよう」って記事に近いことが書かれています。佐々木さんの言葉を借りると「ポスト平成」の時代。これから数年間、そんな日本社会のシフトが起きていく。そのときはどんな社会になっていて、どうどう生きていこうか。そんなことを考えるヒントがたくさん。ぜひ。

んで、同じく佐々木さん(と塩野さん)の対談本。


上記の本が社会構造・価値観の変化を大きな枠組みで捉えたもので、こちらは「そんな社会で個人はどんなスタンスで生きていくか」ということについて書かれてる。
ぼくは基本的に対談本はあまり読まない(密度が薄くなる傾向があるから)けれど、これは楽しく読みました。

「仕事ができる人の定義が変わった」、「キャリアの掛け算」、「対価をもらっている以上、モチベーションに関係なくやるのがプロ」、「人間に対するパターン認識」、「物量を上げたうえで、創造性に飛ぶ」、「日本の人たちはシステムに就職したい」などなど。
学生も社会人も、これからどう生きるかを考えるためのヒント、思考材料として読んでみてください。



人事系の話でありながら、そうじゃない職種・立場の人にとっても、会社における人材の活用・活躍、生産性を上げることの意味や仕組みという視点で、世界でも最先端の現場で活躍されてきた八木さん、そして人材畑の学者さんの中で高橋俊介との双璧を成す金井さんの知恵と経験と仕組みが体系的に理解できる素敵な本。

この本に出てきた言葉で、ぼくの一番のお気に入りはこれ。
人間ほど生産性が飛躍的に向上する経営資源はない
しかも現在、光文社セールで63%オフ!!


続いては、これ。
なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?
フィリップ デルヴス ブロートン
プレジデント社
2013-08-31


タイトルに「営業」という言葉がありながら、これも別にただの営業の話じゃない。
もっともっと本質的な「ビジネスマンとはどういう存在か」について書かれている、とぼくは理解しています。端的にいってしまえば、それこそぼくがいつも言っている「社会は信用で成り立っている」について。
海外の学者さんの本にありがちな「ジョシュアのケース」とか「アンナのケース」みたいなのもあるのだけれど、それがぜんぜん邪魔じゃない。日本の生保レディの話もあったりして、とっても読みやすく、それでいて本質的。
いやぁ、もっとちゃんと紹介したい!!

この本からの素敵な言葉。
営業とは、「自分の思いを相手に伝えて相手の心を動かして行動を起こしてもらうこと」
このレベルの言葉が目白押しです。


読書について (光文社古典新訳文庫)
ショーペンハウアー
光文社
2015-09-25

もうね、これは歴史的名著です。
うっすい本なのに、そこに知が凝縮されてる。
しかもamazonプライム会員だったら、タダで読めます。3編入っているのだけれど、タイトルの本編はその3本目。まずはそれだけ読んでみましょう。
さあ、とりあえずダウンロードだ!!


ま、あとは未読の人はこちらもぜひ♪
とりあえずブログに書いてある内容をしっかり凝縮しています。
内定力
光城 悠人
すばる舎
2017-05-11

読んだことがある人も、再度読み返してみてもいいかもですね。なかなかいいこと書いてある本やと思います。

さ、年末年始を知的に有意義にすごしましょ~う。
本を通して、悩む人が減って、楽しむ人が増えますよ~に!!