先日、三田紀房の『インベスターZ』のKindle版が、1冊5円(19巻分!)で売ってたので、それを読みながらちょいちょい考えていたのですが、就活だろうが仕事をしていようが、なんなら就活そのものにはまだ関係ない下回生の学生であっても、「これを意識し続けることが大事なんだよなぁ」ということについて、個人的にしっくりくる言葉が見つかったので、ちょっと書きます。
「そんなの当たり前やん」とか、「いまさら気づいたのん?」とか思われそうですが、ぼくの中では、なかなかに広がりのある言葉だと考えてるので、はずかしながら。

というのも、
意味のある時間をすごしている人と、そうじゃない人。
エネルギーがある人と、そうじゃない人。
前向きに社会と向き合ってる人と、そうじゃない人。
楽しそうにすごしてる人と、つまらなそうにしてる人。
話してて刺戟的な人と、エネルギーを奪われる人。

それは学生か社会人かにかかわらず、なんなら中学生や高校生でもそうで、世の中にはそれぞれ前者的な人と後者的な人がいるわけです。

んで、もちろん前者のような人とかかわると、自分も元気になるし楽しいし、応援したくなったり手伝いたいと思ったり、もっとかかわりたいなぁ、と感じます。後者の人とかかわったときの気分や感覚は言うに及ばず。
若かろうがおっさんおばちゃんだろうが高齢者だろうが、「この人はしっかり評価される(されてる)んだろうな」と感じる人って、だいたい前者です。

んで、それとは別に。
たとえば就活をしていようが、もしくはまだまだ先の下回生だろうが、「この子はそんなに就活で苦労しないだろうな」という人と、「うん、これからしっかりやっていこうね」という人って、だいたいわかるし、それはほぼ現実になったりします。

就活や仕事でもそうだし、義務教育期間でもそうだけれど、「やりたいことを見つけよう」、「それが見つかればがんばれるはず」というような、「やりたいこと信仰」で考える人も多い気がします。
それだって、たしかに「やりたいこと」が見つかれば、がんばれるかもしれない。とはいえ、そもそも「やりたいこと」って何なんだ、とも思っちゃう。中学生も高校生も、大学生も社会人も、だいたい「自分のやりたいことって何だろう教」の呪縛に縛られてるようにも見えちゃいます。「そんなカンタンに見つけられたら世話ね~よ!」的な。


じゃあ、何によって変わるんだろう。
前者的な人と、後者的な人は、何がちがうんだろう。

それはたぶん「意味のある時間をすごそう」とか、
「エネルギーをもとう」とか「前向きになろう」とか、
「楽しくポジティブにすごそう」とか「刺戟的になろう」
と考えているからじゃないと思うんです。
それだけで変わるなら、そんな簡単なことはありません。

ぼくが今回考えてみて、しっくりきたのは、こんな感じです。


「社会の中での自分の活かし方」を意識してるかどうか。
それをずっと考え続けているかどうか。


よ~っぽどのお金持ちのボンボンで引きこもりじゃない限り、人は誰でも遅かれ早かれ「社会人」になります
というか、本当は子どもであろうがおっさん、寝たきりおじいちゃんだろうが、受動的であれ能動的であれ本質的には「社会人」です。社会で生きてるかぎり、みんな社会人。

んで、そんな逃げることのできない社会というものを意識して、その中に否応なしに存在する自分という存在をどう活かすか。
それを早い段階で考えはじめて、長い間考え続けてきた人は、社会と自分の最適な関係を築ける可能性が高い。
それを意識し続けている人は、結果として、すごしている時間が意味のあるものになるし、エネルギーが出て、前向きに社会と向き合うことになって、楽しく刺戟的な人になると言えるんじゃないかと。

「社会」というとあまりにぼんやりしちゃうけど、それを「自分の活かし方」をヒントにすると、もうちょっと見方が変わる。
狭い了見で「やりたいこと」なんかを考えるよりも、どうやったら社会のどこなら、自分をどう活かせる可能性があるんだろう。そんなスタンスで考えて動けるようになると、世の中の見方も自分の適性や好みや強みも見つかりやすくなるんです。

そこに年齢は関係ありません。
属性も環境も関係ありません。
大手だからいいとか、公務員だからダメだとかもありません。
だって、それらは社会と自分の関連性でしかないから。

社会を起点に考えるのでもなく、自分を起点に考えるのでもなく、あくまでもその関連性の中で、生まれてくるものでしかないわけです。
社会の中で、自分の何をどこでどう活かしていくのか。
自分の知識や経験、社会環境や社会情勢、置かれている立場や身の回りの情況といった、刻一刻と変わっていく環境の中で、最適な「社会での自分の活かし方」を実現しようと意識し続けることが、結果的に「いい状態」に近づくんじゃないかと考えています。

「やりたいこと」に縛られずに、社会と自分の最適な関係を築ける人が増えますよ~に!!