かねてから考えていた団体(サークル?)のようなものを立ち上げて、動いています。
というのも、就活を終えた4回生がこれから社会に出ていく上で、学生のうちに楽しみながらできることをやっておきたい。
そして、1~3回生でそれなりに大学生活を楽しんでいる人たちにも、「ちゃんと実になる」大学生活を提案できたら。
そんなことを考えて、ちょいと猿基地まわりの学生たちで、わいわい楽しみながら社会に出ていく素養を固めていけたらなぁ、と考えてのことです。

だってですね。

それこそ3回生の学生たちがそれなりに就職を意識しはじめて、「就活、何をしておいたらいいのん……?」となっているんだけれど、いまから就活なんてやってたら、疲弊しちゃう。疲れちゃうどころか、どんどん就活病が重症化していくばかり。

基本的には、
「キャラを意識しながら言葉の練習。あとは大学生活をちゃんと本気ですごしてれば、就活なんてよゆ~だよ」
という話なんですが、それだけだと確かに物足りないだろうし、就活につながるのか不安になる気持ちもわかります。
なので、みんなで遊びながら、就活どころか社会人になってからも活かせる経験をしていこう、と。そんな場所をつくってみよう、と考えたしだいです。

そんな活動をしていくに当たって、説明用の資料をつくりました。
どんなことを考えているのか、ちょっと公開してみます。
さてさてはじまりはじまり~。
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まあですね。
学生と一緒に団体を立ち上げよう、なんていうと、だいたいはこんなイメージです。
いわゆる「意識高い系」のいい子ちゃんたちが集まって、「やるぞ~」なんつってキックオフとか言ってやるんです。

猿基地は、ちがいます。
そんないい子ちゃん的さわやか団体なんかにしない。
ぼくらの組織のイメージは、これです。
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そう。
その名は「猿組」

常々思っているんですが、世の中ちょっとカタカナ増えすぎです。外国語にすればカッコいいと思ってる。日本には独自の漢字という文化があり、たった一文字にいろんな意味を込めることだってできるんです。それをしっかり使っていきたい。
なので、「猿組」。

んで、先日の記事でも書きましたが、組織や集団ではそこに複数の人が集まるからこそ、しっかりとした理念と行動指針が必要です。

猿組の理念は、これです。
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「楽しい」はつくれる!!

そうです。『内定力』にも書いたように、楽しむ能力を磨こうよ、と。
消費者として、誰かがつくってくれた「楽しい」にお金を払って楽しむんじゃなくて、自分で考えて、「楽しい」をつくる。そうすることで、社会は遊び道具になる。

この「社会を(で)楽しむ力をつける」には、3つの意味があります。
ひとつは普通に、社会「を」楽しむ力。
社会という環境、社会というフィールドを楽しむ。社会にある楽しいことを見つける。

そして社会「で」楽しむ力にはふたつの意味が含まれてる。
片方は、道具としての社会を使って楽しむ力。「レゴブロックで遊ぶ」とか「パソコンで遊ぶ」というときの「で」と同じ。そういう意味での社会「で」楽しむ力。
んで、もう片方はこれから社会に出てから、しっかり楽しめるような力をつけていこうよ、と。社会人になってからも楽しめるように、という意味の社会「で」楽しむ力。

そのために、自分たちで「楽しい」をつくっていけたらいいよね、ということでの理念として「楽しい」はつくれる!! なんです。

この理念に加えて、行動指針。
ただ、行動指針って言っちゃうと、どうにも意識高い系の空気がにじみ出る……。
ので、猿組のコンセプトに従って、もっとコワモテな言葉にしたいと考えて、これにしました。
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「綱領」
うん。ちょっと日陰者の雰囲気が出る感じになりました。
でも、内容はちゃんとそれなりに本気です。
まあ、ほぼブログや本で書いてきたこと。信用アウトプット相場観GNO、そして何より楽しむこと。それらに本気であること。どれも、日常的にできるし、社会でも大事な大事な仕事の要素。それを5ヶ条にまとめたわけです。

そんな理念と綱領をもとに動いていく猿組。
そんなぼくらは、「プロジェクト」とか「企画」なんて言いません。横文字や手垢のついた曖昧な言葉は使わない。

じゃあ、何かというと。
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シノギです。
本気でシノギに取り組む。シノギを立てて、シノギに乗る。
そうやって猿組をまわしていくのです。
シノギの絵図を描き、親方の指示によって若衆が集まって動き、シノギで得られるアガリを想定しながら、構成員とともにカチコミを決める。そうやって動いていくのが、猿組の動き方。

たとえば、こんなシノギをしていきたい。
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そんな感じで、大小のシノギが立ち上がりつつあります。
この活動を通して、大学生はもちろん、将来的には社会人も巻き込みながら、社会を(で)楽しむ力を身につけた学生たちを生み出していけたら。
これから、もしかしたらこの猿組から生まれたシノギについても報告することもあるかもしれません。猿基地の新しい楽しみ方に興味をもってくれたらうれしいです~。

学生生活を楽しんで、社会を(で)楽しむ人たちが増えますよ~に!!