TwitterやFacebookでこういうのがありました。
【1分でできる!政党の選び方】
— たかまつなな(『政治の絵本』発売中) (@nanatakamatsu) 2017年10月5日
衆院選において初の #18歳選挙権
若者の投票率をあげたいんです!
全国の学校に無料で出張授業を届けたいです。
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うむ。わかりやすいですね。
各政党のそれぞれの論点に対して、どんなスタンスをとっているのか、自分の意見を踏まえて「Yes・No」で答えていけば、どの政党と合致するのかがわかる、というわけですね。
普段から政治を考えていなくて政策がわからない。それで投票にいかない人にも、簡単にわかるようにする。投票率を上げるという意味では、良いことだと思います。
たしかにね、そうなんです。
それこそ解散に際して、安倍さんも与党も「政権選択選挙だ」と言って、テレビや新聞でも各党の論点を比較していたりする。
メインどころとしては、
・憲法改正
・消費増税
・原発
・雇用政策
・安全保障
あたりでしょうか。
ただですね。
ぼくとしては「こういう政策で判断するのん、止めません?」と言いたい。
ちょっと極端な言い方になるけれど、「だって、ホントにそのへんのことに興味ある?」ってか、ぼくにしてみればそのへんの政策って、ぼくにはあんまり関係ないんです。
いや、もちろん憲法改正は必要だと思うし、増税分の使途が重要だと考えているし、原発は推進したほうがいいし、雇用政策も安全保障も大事です。そりゃ、どれもそれなりに大事なこと。
ぼくが思うのは、人から提示された論点を、さも自分の論点として考えなくちゃいけない、とそのまま受け入れちゃってませんか、という話。
たとえば上記の論点5つ、それぞれにどれに「Yes」でどれに「No」か、それで投票先を決めたとして、そもそも自分が考える理想の日本はどうなってほしいのん? と。
これって、就活病と同じ考え方に見えてきます。
人から言われた「これが大事。これを考えておこう」について、そのまま素直に向き合って、それぞれにちゃんと「正しい選択」をしていかなきゃと思っちゃう。外から提示されたものをそのまま受け取って、機械的に受け入れ対応していくだけ……。
「収入が多いほうがいいですか? それとも仕事がラクなほうがいいですか?」
「個人向けがいいですか? それとも法人?」
「会社の規模は、大きいのと小さいのはどっち?」
って、それで満足のいく仕事に就けるかな?
就活もそうだし、政治もそう。
そもそも、そういうもんじゃないはずです。
就活だったら、「どんな社会人になりたいか」や「どう生きていきたいか」ありき。
政治はそもそも、「どんな世の中であってほしいか」、「どういう国が理想なの?」がありきです。
自分の考えありき。
んで、それに合った選択をするもの。
固定化された論点に「Yes・No」で答えていって、「それでは◯◯党ですね♪」じゃあないはずです。
自分の考えがあって、それを実現していく上で、憲法や税金や原発や雇用や安全はどの程度の優先順位なのか。優先順位が高いなら、その論点で判断すればいいけれど、そうじゃないなら人が勝手に提示してくる論点なんて関係ない。
そういう意味では、実はぼくは幸福実現党の政策はアリだと思ってます。それなりにけっこうまとも。(核兵器と核シェルターは要らんけど……) ただ、実行力と母体に疑念があるので入れないだけです。
まあ、それはそれとして、つまりはせっかく投票する機会と権利があるんだから、こういうタイミングで「自分が考える理想の日本」を考えてみるのもありじゃないですか?
んで、それを踏まえて、どの政策の優先順位が高くて、どれは低いのか、自分の理想国家を実現してくれるのはどこだろう? ってな感じで考えるほうが真っ当じゃないかと考えています。
あんまり人から与えられた論点に縛られすぎるのは止めましょう。しかも無意識無自覚に。
みんなが自分の国の未来を考えて、真っ当な政治が生まれますよ~に!!
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