いまの時期、学生が就活をするとなって何ができるかというと、まあだいたいインターンシップなんだと思います。大学のキャリアセンターもそう言うし、就職サイトにもたくさんの企業がインターン情報をのせてます。

ただ、ぼくは相変わらず「インターンなんて意味ないよ」と言い続けているわけですが、インターンなんて、中学生の職業体験以下です。
そのへんの凡百のテキトーなインターンに行くくらいなら、普通にアルバイトをしているほうがよっぽど役に立つし、社会について学べます。

なぜか?
というと、ほとんどの企業のインターンシップって、社会や仕事を考える上で必要な3つの要素がぜんぜんない。
逆に言えば、この3つが揃っていたら行く価値はあるし、多くの学びを得られます。ホントにほとんどないけれど。


ひとつは、「顧客」との接点。
ビジネスというのは、当然のことながら顧客がお金を払ってくれることで成り立つわけです。
そして、その「顧客からのお金のもらい方」にこそ、各業界・各企業の工夫があって、特徴があります。それが上手にできる企業こそが売上をあげて、利益を出すことができる。
そういう意味で、企業が一番に向き合っているのは、顧客であるはずで、そここそがビジネスの最前線のはずなんです。

なのにインターンシップといったら、だいたいが企業の会議室やらセミナールームにこもって、社員の話を聞いてみるやら、それっぽいワークなんかをしてるだけ。

顧客との接点を知らずに仕事がわかるかッ!?
って話です。


んで、ふたつめが「お金」の話。
それこそビジネスって「お金」の話。
どんな商品・サービスを提供することで、どれくらいのお金を受け取るのか。そこにはどれくらいの投資をして、どれくらいの労力を割くことで、どれくらいの利益が生まれるのか。
企業のビジネスで、お金抜きで考えるなんてありえません。
なのにインターンシップといったら、アイデア、企画力、仕事の進行、リーダーシップわいわいきゃあきゃあなんて、お金の話といったら給料の話くらい。

カネの話をせんで、ビジネスがわかるかッ!?
っつー話です。


そしてみっつめが、「責任」。
普通に仕事をしていればすべての社員は、それこそ顧客に対して、会社に対して、もらったお金に対して責任が生じます。
その責任を背負っているからこそ仕事は仕事たりうるわけで、失敗したって誰からも責任を問われず、ただただ自分の好きなようにやればいいなんて、それじゃあ仕事は成り立たない。
それこそ学生という立場にいれば、学校に行くも行かないも自分の自由。単位を落としたって、ただただ自分の責任でしかありません。社会人になったら誰もが背負う「責任」をちょっとでも感じておく、知っておくことって、仕事を考える上ではとっても重要なことです。
なのにインターンシップといっ(以下略)


この「顧客」と「お金」と「責任」。
ビジネスを、社会を、仕事をしていく上では欠かすことのできない3つの要素。
それがインターンシップには決定的に足りてない。

ただただ情報を仕入れて、それっぽい仕事体験ワークをわいわいやってても、社会を知る上ではな~んの役にも立ちません。
仕事って、誰かの役に立つからこそビジネスが成り立つんです。

自分がどんな責任を負っていて、誰にどんな価値を与えて、お金が生まれるか。
それを頭に入れながら仕事を考えてこそ、就活の本質に近づける。
中学生の職場体験ですら、顧客とちょっとした責任に触れてます。そういう意味で、ぼくはインターンなんて意味ないよ、と言い切りたい。

んで。
そうやって考えたら、インターンなんかよりも中学生の職場体験のほうがイケてるよね、と。そして、そんな「顧客」と「お金」と「責任」に着目したら、フツーにアルバイトでいいんじゃね~の? と。

いまのしょ~もないインターンが撲滅されて、ちゃんと社会を感じられる人が増えますよ~に!!

内定力
光城 悠人
すばる舎
2017-05-11