学生にしても社会人にしても、ってか現代に生きるすべての人にとって、

「将来どうなりたいか?」とか
「これからどう生きていくか?」

ってのは大きな関心ごとなわけで。
就活なんてまさにそれだし、社会人になってもそれなりに考えることはあるはず。
できることなら思い描いた将来を実現したい。そのためにあんまりムダはしたくないし、できれば効果的に動いていきたい。「こんなはずじゃなかった……」なんて思いたくないのは当たり前。
とはいえ、打つ手打つ手が大当たり、選んだ道が望みどおり、なんてことはそうそうない。ほんの数ヶ月後の株価さえ、ほんの3分後の舟券さえ読めないぼくらが、数年後や数十年後の「将来」を完全に読み切るなんて、どだいムリな話です。


だからといって流れに任せるってのは、下の下の手。
じゃあどうするかといったら、その逆。
流れに任せるんじゃなくて、「流れを読む」

将来を正確に予測することはできないけれど、流れを読むことはできる。
んで、流れを読むためにはそれなりの情報があるわけで、情報収集をしないままに「金融業界に就職して年収1000万円めざすぞ~」とか「やっぱり大好きな旅行業界に~」なんて、そりゃ不安な将来が待ってるに決まってます。

「これから何が起きるのか」
「今の流れはどっちに向かってるのか」

をわかる範囲でいいから知っておく。そして想像する。
それが、「これから」や「将来」を考える上での必要な準備。
目の前の現状、今あるだけの知識や情報だけで判断するのはもったいない。「どうにかなるでしょ」って言えるほど、日本は気楽な状況でもない。
そうはいってもAIやロボット、ビッグデータにIoTがどれくらい進化し普及していくか、を想像するのはむずかしいしわからない。にしても、ぼくらのまわりには「流れを読む」ための情報がそれなりに散らばってます。

ただ、そんな潮目が変わる出来事が立て続けに起きるタイミングが、ほんの3年後にある。つまりは、2020年。
それ以降の社会の流れをどう読むか、そこでどんな立ち回りをイメージするか。その後の人生を送っていく上で考えるべき、むちゃくちゃ重要なイベントが3年後には盛りだくさん。それらのイベントを終えた世の中がどうなるか。それをどう想像するかで、ぼくらのこれからは大きく変わってくる。

というのも、2020年からの1年間でこんなことが起こるのが決まってます。

東京オリンピック開催
「楽しい時間が来る」ってことは、「長いお祭気分の終わり」が起きるということです。
教育改革の実行
教育のあり方が大刷新。「知識・経験・情報」よりも、自分で考えて答えを出す力が大事ですよ~という社会になる。
団塊の世代が70歳オーバー
良くも悪くも戦後日本の象徴ともいえる世代が70歳の大台にのります。生産年齢(~64歳)を終えて5年も経って、さすがに彼らの多くが引退してるでしょう。
安倍政権の終了
任期満了すれば2021年9月。トランプさんも(任期満了まで続けば)同年の1月には退任です。ちなみに、そのとき小泉進次郎さんはちょうど40歳。

ちなみに、前年の2019年には元号が変わっています。昭和どころか平成さえも終わるという一区切り感が満載。そんな年が、この2020年なわけです。


どうですか?
それぞれに見れば、「それなりに大きなイベントではあるけれど、だから何?」って感じるかもしれません。

でもね、ぼくはここから大きく流れが変わると考えています。
この1,2年の間に起きるこれらのイベントが、人の価値観、社会の方向性に与える影響ってむちゃくちゃ大きそう。まさに日本の大転換点。
この年から社会の価値観が大きくシフトするとしか考えられない。
むしろこの年を超えてからの社会の変化を踏まえずに、今の価値観や制度や環境をベースに「将来」を描いてしまうと、それは大きく的はずれになる可能性が高くなる。

少なくとも「今までどおりの社会」ではなくなります

それは同時に、「お父さんお母さんの価値観や常識」とは確実に違う社会になるということです。仕事や働き方、「安定」という考え方、さらには会社との関わり方に至るまで、50歳以上の大人たちの意見がことごとく当てはまらなくなっていく。

そんな3年後の日本の社会や価値観の大転換点を踏まえて、その先の社会の「どのへんで生きていくか?」を考えることって、けっこう大事。

ぜひぜひみなさんもそれぞれが、この「3年後以降」の社会を想像しつつ、情報収集しながら、将来やこれからを考えてみてください。

これって想像力の勝負です。そこからの創造力の勝負です。
ただひとつ、「予測できない未来」として、北朝鮮がどう動くか。あの問題がどう終結するかは、けっこうむずかしいところ。ジャイアンになりたい人同士のエゴの戦い。(それこそ野暮な人たちの争い) そこだけは予測がむずかしいところだけれど、それを別にしても2020年、日本は大きく変わります。じゃあ、自分はどう生きてくか。

楽しい時代で楽しく生きていけますよ~に!!