衆議院議員の宮崎謙介氏が育児休暇の取得希望を出した、っていうニュースが界隈をにぎわしているようで、これそのものについては「まぁプロモーション的なものでしょう」ということで、賛否はどちらでもいいと思っているのだけれど、やっぱり少子化についてはいろいろ考えていかなくちゃいけないよなぁ、と思ったりもします。

少子化が進む原因はもちろん複雑で、「子どもよりも自分の幸せを」だったり、「仕事が忙しくて」だったり、「お金が……」とか「不妊が……」といろいろあります。何をやれば解決するのかとか、そもそも本当に解決すべきなのかとか、解決できないのを前提にどうしていくのか、という話もそりゃいろいろあります。


で、個人的に常々思っているアイデアとして、
「シェア育児」はどうかな、と思うんです。

シェアハウスにカーシェアリング、シェアサイクル(自転車)、中には「シェア彼氏」なんてのもあったりするそうで、世の中どんどん「シェア」が増えています。

で。
そんな時代だからこそ、育児もシェアしてみたらどう? と。


育児って、想像している以上に大変だと聞きます。
深夜にいきなり泣き出すわ、ところかまわずおしっこするし、食べ物だって工夫しなくちゃいけないし、そりゃあいろいろあるわけです。

それって、1人(もしくは2人)で1人を育てるから、そうならざるをえないわけで。
シェアして、3人で(もしくは6人)で3人を育てると、もうちょっとラクになりそうな気がするんです。

それこそ時代が違うとはいえ、かつてはお隣さんだとかご近所さんだとか、そのコミュニティが協力しあって子育てをしていたと思うんです。ちょっと何かがあったら、子どもを任せてみたり、逆に頼まれたら預かったり。親やじいちゃんばあちゃんも近くにいて、一家総出で、かつコミュニティ全体で育児をしていたわけです。
そんなコミュニティがどんどん分断されてきて、夫婦の関係も分断されたりしちゃって、女性が1人で子どもを育てなきゃいけないようになっちゃった。それで、育児が大変だとか、頼れる人がいないとか、保育園にも入れないとかで、極端な場合は虐待だとか育児放棄だとかになっちゃう。


それなら、育児もシェアしたらいいじゃん。

シェアハウスで、シェア育児。
3世帯が集まって、そこにイクメンがいたら育児は週1回でいい。もちろん余裕があったら手伝い合う。大学の友だち同士、職場の人たち同士で、何なら家事だってシェアしてしまえばいい。年代がちょっとズレてたら、服やら食器だってシェアできちゃう。

そりゃもちろん、信用できる人とじゃないと任せにくいという気持ちの問題もあるし、そんな都合よく同じ年代の子どもが集まるわけでもないかもしれない。リスクなんて、挙げようと思えばいくらでもありえるのはわかります。

ただ、可能性として、選択肢として。
あってもいいんじゃないかな、と思います。シェア育児。

というか、すごく楽しそうな気しかしないですぼくには。 
ま、ぜんぜん縁のない話なんですけど!