やってきました、レディースチャンピオン!
女子選手のビッグレースといえば、今でこそクイーンズクライマックス(賞金女王)に、レディースチャレンジカップ、今年に創設されたレディースオールスター、そしてこのレディースチャンピオンの4大会。
とはいえやっぱり、このレディースチャンピオンこそが、最も歴史の長い伝統の大会。今年で31回目。そんな熱戦の6日間が、いよいよ明日から始まります。

全52名の女子選手が、優勝を目指して水面で激闘を繰り広げるわけですが、さあ今大会の注目は誰か!? というと難しいところ。
近年の女子戦は、本当に実力が近接していて、40~50代のベテラン勢も「グレートマザー」日高逸子を筆頭にまだまだ強いし、30代の中堅はもちろん、20代だってメキメキと頭角をあらわしてきています。

さてさて誰に注目するか、というとぼくが選ぶのはこの4人。
守屋美穂
小野生奈
松本晶恵
中村桃桂
いやいや、そりゃ難しいですよ~。悩みに悩んで、この4人。

まあ、中でも迷わず一択なのが、守屋美穂。
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産休で2年連続不出場だった守屋さんが、ついにレディチャンの舞台に帰ってきた。
それだけで、もうそれはそれは嬉しいことで、3年ぶり5度目の女王決定戦でどこまで美しい走りを見せてくれるか。山口達也と結婚して母親となった守屋さんの勇姿を目に焼き付けるべく、今年のレディチャンはとにかく、守屋美穂! なわけです。
先月に同会場で開催されたヴィーナスシリーズでも優勝していて、今日のエンジン抽選でもなかなか良いエンジンを手にしたようだし、3年ぶりの舞台で初の優勝戦(さらには優勝)に向けて、守屋さんに要注目です。岡山支部の先輩、寺田千恵、田口節子に続いて、次の岡山を担うためにレディチャン制覇だ!!

そして2人目は小野生奈。
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今年に入ってからの小野生奈の活躍は、本当に素晴らしい。
5月の福岡オールスターでは、SGでの女子選手として初となる予選3連勝。そこからのセミファイナル出場。先月の丸亀オーシャンカップでもセミファイナルまで進むという、SG連続セミファイナル進出を果たしているわけです。
並みいる男子トップレーサーの中で揉まれ成長してきた小野生奈が、このレディチャンでどこまで地力の差を見せつけるのか……。初日の最終ドリーム戦では4号艇。地元水面での「福岡の元気娘」のまくりに期待十分でっす。

んで、3人目は松本晶恵。
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言わずと知れた昨年の賞金女王。
かつて練習中に転覆して、頭蓋骨骨折という重傷を経験しながらも、そこから復活。女子選手の少ない群馬支部の中で、孤軍奮闘ともいえるほどにSG戦線にも名を連ねる最強女子選手のひとりです。
今回の芦屋レディチャンでは、目下エース機と予想されているエンジンを引いたようで、昨年末の賞金女王に続いて、勢いそのままに女王2冠を目指してほしい!! かわいい! あきえちゃん!!

そしてそして最後は、若手から1人。中村桃桂!!
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今年5月の福岡オールスターで早くもSG初出場を果たした若手の最右翼、中村桃桂が、「順番が違うやんけ!」ってな具合に、レディチャン初出場。
少林寺拳法で鍛えた度胸と体幹。師匠であり女王の平山智加でさえ達成していない、デビュー4期目(2年目)での初優勝。4年目でG1・SG出場。そんな史上最強の「レディチャン初出場」の女傑なわけです。過去に初出場でファイナルまで進んだのは、鎌倉涼と小野生奈の2人だけ。中村桃桂がその偉業に続くことができるかどうかに注目です。



懐かしき、2年前のレディチャン後夜祭イベント。
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長嶋万記も遠藤エミも三浦永理も応援する~!!

さてさて、そんな見どころ盛りだくさんの芦屋レディースチャンピオン。
明日からの6日間、夏の大一番が始まりますよ~!!!