こういうのとか……
大学生、大学院生の6月の内々定率は73.3%。

こういうのとか……
18卒就職、7月1日時点の内定率は83.2%

就活が実質的に長期化して、もう年がら年中こういうニュースが流れてくる時勢になりました。
これで学生はもちろん、企業も焦ってみたり不安になったりするものですが、ぼくの意見はこうです。

内定率80%超って、
んなわけね~じゃん!

と。
だからもし、これを読んでくれている学生でまだ内定が出ていないとか、志望度の高いところの内定がないとかだとしても、変に不安にならないでください。まだまだ企業も動いているし、いま動いている企業がどれも不人気企業なんかじゃないよ、ということもわかっておいてください。

まだまだ大丈夫。

だってですよ?
考えてもみてください。
こういうアンケートって、どう考えても母集団を適切に捉えられてるはずがありません。

とっても簡単な話。
このアンケートに答える学生の心理を考えれば当然です。
だって、自分が就活をしていて、画面に「もう内定出ましたか?」って出てくる。
内定が出ている学生は、「お? ちょっと答えてやろうかな」くらいのことは考えると思います。しかも直近で内定をとったりなんかしていたら「ひゃっほ~!! 出たよ! おれ、内定とったよ!」なんて浮かれてアンケートに答えたくなっちゃうものです。

でもね、内定が出ていない学生の前にそんな質問が出てきて、わざわざ「自分は内定が出てないし……」と思いながら、ポチポチとアンケートに答えると思います?
もしぼくだったら、「うっせ~わ!」とか思って、そっこー画面を閉じます。むしろ、内定が出ていないのにこのアンケートに律儀に答えている学生の気持ちがわからない。ってか、そんなアンケートに時間を割いてるくらいなら、「ぼうけんの書」を書きやがれませ。

どう考えても、内定が出てる人が答えるわけで、出てない人がわざわざ答えるなんて、考えられない。
就活の内定アンケートにかぎらず、母集団がどういう心情で答えるのか、心情によって答える人と答えない人はどう違うのか、ってことはちょっと想像してみるのが大事。

さらに言えば、これらの母集団って多くても1万人もいない。むしろ1000人程度しか答えてないような「調査」です。マイナビの7000人なんて、就活生全体から考えたらたったの1%ちょっとです。ディスコの回答数1238人なんて、全体の0.3%程度でしかありません。
そんな程度の「調査」なんて、信じなくていい。
そんなので、勝手に不安にならなくていいです。

内定率70%とか80%なんて、絶対にウソ!! です。

昨日「思い込み」について記事を書いたばっかりですが、これはもう「思い込み」とかどうとかじゃなくて、「事実である」と。世の中の学生、そんなに内定でていません。
学生のみなさんはこれから学内のテストもあるだろうし、暑くてちょっとしんどいな~って感じちゃうこともあるでしょうけれど、少なくともこんなエセ「調査」で動揺したり、自分を責めたりなんかはしないでください。

就職情報会社もマスコミも、こんな記事を報じるくらいなら、「採用が充足してない企業率が何%」とかやったらいいのに!!(怒) 「まだまだこれだけの会社が学生を求めてますよ~!!!」って。

んで、もしまだ内定が出てない学生がいたら、とにかく飲みに行く! とにかく「ぼうけんの書」を書く! んで、毎日ちゃんと予習復習をする! そんな感じで、ぜひぜひいけてる職場を見つけてくださ~い!!!

まだまだ大丈夫です。楽しく、気持ち良く、適当に!!!