就活ゲーム10則の第一項は、「思い込みを捨てよう」。
キャラや「ぼうけんの書」にかぎらず、就活ゲームの考え方は日常生活や仕事でも使えるのだけれど、それこそこの第一項なんて、まさにそれ。しかも、これを最初の最初に掲げているのにも、もちろん大事な意味があります。

だって、思い込みは変化を生み出さないからです。

昔の人は、太陽や星が動いていると思い込んでいました。(や、実際には動いてるんですが)
他にも、世界は4つの元素で構成されていると思い込んでいたり、地面は象が支えていると思い込んでいたり、死んだら生まれ変わると思い込んでいたり、夜に爪を切ったら親の死に目にあえないと思い込んだりしていたわけです。

でも、それを「ホントにそうか?」と疑問を感じた人がいた。
だから、地球が丸いことがわかったし、元素はもっとたくさんあることがわかったわけです。
誰もがみんな思い込んだままだったら、世界は変わらなかっただろうし、世の中の原理や法則も明らかになることはありません。

それと同じように、就活でも日常生活でも仕事でも、あらゆるところに「思い込み」が生まれていて、それを思い込んだままの人には変化が生まれないし、「ホントにそうか?」と疑問をもって、調べたり動いたりすることで、その人には何かしらの変化が生まれていく。

「だって、あの人は言っても変わらないもん」
「あの会社はこういうタイプの人を採るらしい」
「たぶん、そういうことなんじゃないですか?」
「あの会社は秋採用しないと思うんです」
「こうしなきゃダメ、って言われましたもん」

こんな言葉を聞くと、ぼくはいつも「ホントにそうなのかなぁ」と思っちゃう。
明らかに「ちがうだろ~」ということもあれば、「それってちゃんと調べてみたの?」と感じることもありますし、実際に言っちゃうこともよくあります。

最近ではネットもあるし、すぐに調べることだってできます。誰かの印象や会社についての情報だったら、ちょくせつ聞いてみればいい。
ただただ知識や情報がないまま、勝手に想像して「そういうもの」だと思い込んだり、「そういうことにしておこう」と放ったらかしにして、そう思い込んだりしてる人が、それなりにいるわけです。

そういうの、すっごくもったいないです。
月や太陽が回ってるかどうかや、地球の元素がいくつだろうが、それは直接的にぼくらの人生には影響がありません。それを思い込もうが、それで人生が変わるわけじゃない。
でも、就活で「ど~せ、あの会社はウチの学校からは採らないらしい」とか、「マナーが厳しく見られてるらしい」とか、「スキルや能力をアピールするのが自己PRなんだって」と思い込んで、本当の知識や情報を知らないままだと、それで人生は大きく変わります。
対人関係や仕事だってそうです。「ど~せ、あいつは変わらない」、「ウチの会社のスタイルはこういうもの」、「先輩がそう言ってたから、そうなんだろう」って、どれもが全部思い込みです。

んで、そういう思い込みからは変化が生まれない。な~んにも変わらない。
そして、それによって損してるのは、思い込んでるその本人。

そして、思い込みは「癖」です。
普段から思い込めば思い込むほど、「ホントにそうか?」と考えなくなって、相変わらず損をしながらそれに気づくこともなく、どんどん思い込みのサイクルにハマっていく。それで最終的には「アベを許すな!」とか「戦争法案!」とか言いだすようになるんです。

だからこそ、何をおいても最初に「思い込みを捨てよう」なわけです。
思い込んでいる人は、自分が「思い込んでる」ことにすら気づかないまま、思い込み続けます。それは就活ゲームのやり方で就活をしてくれた人なら、自分の経験としてわかってくれているはずです。

まずは思い込みを捨てる。思い込んでることに気づく。
それで、ちゃんと自分で調べて、適切な情報を踏まえて、自分で考えて、試してみる。
キーワードは「ホントにそうか?」です。
誰にでも少なからず「思い込み」はあります。けれど、だからこそ「ホントにそうか?」を投げかけながら、本当の自分なりの考えを生み出していくことが大事です。

思い込みで損をしないように、いろんな場面で「ホントにそうか?」を使って、動いてみてください。


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いやぁ~、峰くん、優勝しましたね♪
ついに涙のSG初制覇!!!
勝利者インタビューを聞きながら、ぼくも泣きました(うるっとね)。
おめでと~う!!!

さ~て、峰くんの勢いにのって、三連休空けも楽しく、気持ち良く、適当に!