蔵元が毎年あたらしい挑戦を繰り広げる、夏焼酎が入ってきて早1ヶ月。
お客さんからの反応も上々で、今年は夏の赤鹿毛が一歩抜きん出ている感があります。
「夏焼酎」と言いつつ、毎年梅雨明けくらいの時期になるとなくなっちゃっていたりして、「夏が来たのに、もうないんか~い!」なんて声をいただくので、今年は酒屋さんの在庫がなくなる前に、しっかり確保しておこうかと思っております。
さてさて、夏といえば京都では、これ。
ぼくらの焼酎イベント、今年も開催しま~っす!!
ぼくらと同年代の蔵元たちが勢揃いで、3時間にわたって楽しい時間をすごしてもらえるように、いろいろ考えております。
ぼくらがこのイベントを始めたのは、「普段は焼酎を飲まない人たちに、焼酎の楽しさを知ってほしい」、「若い世代の人たちが、日常的に焼酎を飲むようになるきっかけをつくりたい」と考えたからでした。
これまで怠惰な飲食店がテキトーに作った焼酎を飲んでしまって、「焼酎ってニガテ……」と思ってしまっている人たちに、「焼酎って、ちゃんとした銘柄を、ちゃんと飲んだら、こんな感じなんだよ?」って提案をしたい。
猿基地でも毎日毎年やっているように、ちゃんとした焼酎をちゃんと飲んでみてほしい。それで、焼酎の楽しさ、面白さ、幅の広さに気づいてほしい、と強く強く考えているわけです。
それで、九州は宮崎、鹿児島、熊本の蔵元たちにも京都にきてもらって、お客さんたちと直接会話をしながら、造り手と飲み手がフラットに顔を合わせて楽しんでもらうためのイベントを始めました。
そんなことを目指しながらこの4年間やってきて、今では蔵人同士の会話でも「あのイベントは、一度は参加したほうがいい」なんて言ってもらえるイベントまで成長することができています。ありがたいし、うれしい。
初年度から参加している5蔵。
渡邊酒造場、柳田酒造、小玉醸造の宮崎3蔵と、宇都酒造に小牧蒸留所。
その後、さらに加わった4蔵。
朝日酒造、那須酒造場、大和桜酒造に尾込商店。
そして今年は、さらに1蔵。
奄美の黒糖焼酎「長雲」の山田酒造が参戦します。
会場は、京都のライブハウス、京都MUSE。
今年はぼくら主催にとって、ちょっとした決断をしました。
これまでの4年間、おかげさまで来場者も初回の80名から毎年増えていって、昨年は220名ものお客さんが来てくれるようになりました。
一方で、その人数に対応する会場探しも難航したり、それだけのお客さんが来てくれることで、場内で動きにくくなっちゃったり、せっかくの蔵元との会話もしにくくなっちゃってる状況にもなってしまっていました。
ぼくらとしては、「もっと蔵元と話してほしい」し、「もっと焼酎を気軽に楽しんでほしい」と思っているのですが、そうやって多くの人たちが来てくれることで、その本当の目的がどこまで達成できているのか、と。
そこで、今年は決めました。
5年目にして、初めて来場者数をあえて「減らす」ことにしました。
去年よりも30人減(約20%減)の180名。
もちろん運営費もかかるわけで、来場者数を減らす分、ぼくらもけっこう大変にはなります。ぼくらのイベントは利益が目的じゃないし、だからこそ他の同種のイベントと比べて、チケット代をかなり低めに設定しています。あくまでも「若い人たち」に、「もっと焼酎に触れてほしい」からこそ、このイベントをやっているわけです。そりゃ、人数を増やしたほうが運営は楽になるし、金銭的な心配も少なくはなります。
そんな中で来場者数を減らしたのは、もっと蔵元と話しやすく、一緒に快適で楽しい時間にしたいから。そのために、ぐぐっと人数を減らすことにしました。
それでいて、参加蔵元は過去最高の10蔵。
さらには、お値段据え置き4500円。
来てくださるお客さんには、これまで以上に楽しんでもらえるようになるんじゃないかな、と考えています。そう感じてもらえるように、がんばってます。がんばります。
なので、今年はけっこうすぐになくなっちゃうかもしれないので、ぜひぜひお早めにチケット買ってくださ~い♪(猿基地で売ってます)
焼酎も、楽しく、気持ち良く、適当に!!
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