猿基地のトイレには、いろんな格言が貼ってあります。
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マンガの台詞や小説の一節、テレビで有名人が言っていた言葉、ラーメン屋でたまたま読んでた週刊誌に書いてあった言葉たち。
そういう格言って、その人の考え方や生きてきたスタンスを凝縮した、その人が大事にしているものの一端を十数文字で表現した言葉。それでいて誰かの人生をちょっとだけ動かす言葉だと思うんです。
そんな十数文字の言葉が、誰かの人生や考え方を大きく変えることがある。それって、けっこうすごいことだと思いません?

しかもそれって、必ずしも「ど~だ!」って発した言葉とはかぎらなくて、インタビュー中のふとした言葉だったり、マンガのストーリーの流れで出てくる言葉だったりします。
んで、そういう言葉って、実はぼくらの生活の中にも隠れたりしてるんじゃないかとも思います。
それこそ先日の記事(影響リストのやつ)でも書いたように、ぼくは学生のときに自分なりの格言というか、日々生活をしていく中で考えたことや自分に言い聞かせるための言葉を意識するようにしていました。
そこに書いてあるのは、もちろん「楽しく、気持ち良く、適当に」もあるし、「大きなことでも小さなことの積み重ね」だとか、ちょっと面倒くさそうだけれど「楽観的な不確定要素は考慮に入れず、悲観的な不確定要素を考慮すべき」なんてこと。

で、つまり何が言いたいのかというと、「自分の格言」をつくってみよう、と。

たとえば「座右の銘」なんかを聞かれたときに、歴史上の偉人の言葉や四字熟語を答える人もいるけれど、ぼくはそういうのを聞くと「ホントにそうなん?」と思っちゃう。ただ性格がヒネくれてるだけなのかもしれないけれど、「それって自分の言葉じゃないじゃん」って。
座右の銘は、自分が常に意識しているもののはずで、それは自分なりの思考や経験や価値観があってこそ出てくる言葉だと思うんです。それが借り物の言葉って、ちょっとカッコ悪くないかい?
「おもしろきこともなき世をおもしろく」って、それホントに思ってんの? 何があったからその言葉なの? そのために何をどうしてるのん? とまあ、どうにも「その人」の生き方がわからない。

ぼくは「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」という言葉を見て、「お!? なんか良い言葉っぽいぞ?」と思いつつ、改めて考えると「そんなもんかなぁ?」と疑問をもったことで自分なりに考えてみて、「楽しく、気持ち良く、適当に」に辿りつきました。

そういう格言だったり、座右の銘だったりを自分の言葉でつくってみるのって、案外気づきが多いんじゃないかと思うんです。
たとえばこんなことについて、自分なりの格言っぽいもので表現してみる。

思いどおりにいかないとき、自分にどんな言葉をかけてあげる?
人生で大事にすべきものって、何だろう?
恋愛って、つまりはどういうこと?
自分にとっての「仕事」を、ひと言で表すと?
同じ失敗をしないために、今回の学びをひと言でまとめると?
人とのかかわりで大事なことって、何かな?

やってみると、それなりにいろいろ考えてむずかしたのしい気がします。そこには自分の経験や価値観が反映されるものだし、言葉の練習にもなる。それこそみんなで持ちよって、みんなで「意見」を交わしてみるのも楽しそう。
将来いつか『情熱大陸』や『プロフェッショナル』に抜擢されたときのために、今のうちに借り物の言葉じゃない自分の格言を練っておくといいかもしれないですよ~。

ということで、ぼくの座右の銘。
楽しく、気持ち良く、適当に!!