生活を送っていると、ぼくらの日常の中にはいろんなところで「デモ」が発生しています。
それは身近なことで、ちゃんと考えているからこそ生まれているのかもしれません。今日もどこかで「デモ」が生まれてる。だからこそ、ぼくらはみんなで一緒に「デモ」をなくしていきたい。

そう、みんなで「デモ」をなくしていこう!!

って、
「いよいよみつしろも政治の話をし始めたか……」と思ったりしました?

ちがうちがう、違います。
ぼくが言ってるデモは、「反原発!!」とか「戦争法案はんた~い!」とかのほうの話じゃありません。今日書きたいのは、会話の中で生まれる「でも(but)」のほうの、でものこと。
なので、タイトルも「デモをとめよう」じゃなくて、「でもをやめよう」が正しい読み方。

けっこういると思うんです。
会話をしている中で、「でも」で返しちゃう人。

内容的には別に反論をしているわけでもなく、違う意見を言うわけでもないのに、最初に「でも」って言っちゃう。むしろ何か質問をされたときにさえ、「でも」から始めちゃう。そんなクセがある人。
それって実はもったいない話で、相手が気にしているか気づいてないかに関係なく、「でも」という言葉でそれなりに心理的に責められてるようにも感じさせちゃう。前に書いた「会話は水流である」という意味でも、「でも」は流れを弱めちゃう。

だからこそ、できるだけ「でも」を使わず会話をしたい。
意味的に反論だった場合ですら、できれば「でも」を使わないくらいになれたら、もっと会話はスムーズに、楽しくなるんじゃないかと思うわけですぼくは。

で、ですね。
きのう学生とそんな話をしていて、気づかせてもらったんですが、「でも」をやめようとは言うものの、言っている本人は無意識で言っているわけです。
なので、「でも」を言わないようにするための方法のひとつは、指摘をすることではあるのだけれど、他の方法もあるかもね~、という話をしていたんです。

というのも、クセって「やめよう」と思っても、そもそも無意識なので気づけない。
なので、そういうクセの場合、それを「やめよう」とするんじゃなくて、基本的には「違うクセをインストール」するほうか有効なんですよね。


なので、「違う口癖を身につけてみよう」と。
たとえば、営業やカウンセリングやマネジメントをしている社会人がよく使う言葉だし、学生でも会話が上手な人はしっかり使っているんだけれど、肯定的な言葉を使うようにしてみる。

「なるほどねぇ」でも、「たしかにね」でも、「そうだよね」でもいい。
どんな言葉でもいいから、とりあえず肯定的な言葉で返すのをクセにしてみる。それがあるだけで、相手は「わかってくれてるんだな」と思えるし、会話の流れもよくなります。

他にも、案外使い勝手がいい(とぼくが思っている)言葉としては、「そういう意味では」ってのもあります。
基本的には「なるほど」、「たしかに」、「そうだよね」とのコンボで使うことが多いのだけれど、相手とはちょっと意見が違うときや、少し話題を変えたいとき。そんなときに「そういう意味では」を挟むと、けっこう違う話につなげても、それなりに意味が通じる雰囲気になったりします。


そんな肯定的な口癖を身につけてみるのが、ひとつ。
そして、もうひとつは考え方の話ではあるのだけれど、「でも」で話す人って、「自分の言いたいこと」のほうに寄っちゃってるんじゃないかな、という仮説。

たとえば、会話の中で相手が言います。
「これって、どう思う?」
「あれって、ホントにこうだと思わない?」
「この間、こんなことがあったんだよね」
「君って、こんなところがあるよね~」

こういうのって、けっこう「でも」が出やすいケースじゃないかと思うんです。
「でも」を言っちゃう人って、こんな会話になったとき、もしかしたら気持ちのどこかで「ここから自分のターンだ!」って思ってたりしないかな、って。
話を振られたことで、「ここからは自分の話ができる!」の場合もあるし、「自分の話をしなくちゃいけないのかぁ……」って人もいるだろうけれど、どちらにしても「“自分”が話をする番」という意識があるんじゃないかな、と思ったんですがどうでしょう。

そのへんに、「でも」をやめる意識の向け方がありそうじゃないかな、と。
そこで、「相手の期待」に意識を向けることができたら、もうちょっと「でも」は減りそうな気がします。相手が何を聞きたいのか、どう返したら相手は気持ちよくなってくれるのか、会話の流れが淀まないようにするには。そんな意識を相手に向けてみる。

別に「顔色を伺って、自分の意見を言わない」という話じゃありません。
ただただ「自分の言いたいこと」を投げる番なわけじゃないよね、と。会話って、お互いがあってこそだよね、と。そういう意味で。

まあ、もちろん、大前提として「たかだか“でも”のことくらいで、そんなに小難しく考えなくてもええやん」という話でもあるにはあります。ただ、みんなが“でも”を言わないようになったら、もっと楽しく会話できる人が増えそうだなぁ、と思ったので書いてみました。


なので今日は、気持ち良く、楽しく、適当に!!