もうね。これはタイトルそのまんま。
この間、学生と話したんです。「いったんここまでの就活を整理してみよう」つって。
だって、「面接でけっこう落ちてて、ヘコみます~」とか言ってるんだもん。
ぼくもそんなに詳しく状況を確認していたわけじゃないので、とりあえず受けた会社の当落を整理してみようよ、と。

そしたらですね、ESも一次面接もだいたい8割は通過しているわけです。
人によって筆記テストが苦手なタイプはいるものの、ほとんどみんな書類と一次は2割も落ちてない。二次面接はむしろそれ以上に通過率が高くて、落ちてるケースがほとんどない(母数が少ないのもあるだろうけれど)。

なのに学生は、「けっこう落ちてる」とかいってヘコんだりするんです。
まあ、気持ちもわからないではありません。
書類や一次、二次あたりを通過したとしても、それでもまだ内定なわけじゃない。そんなに気持ちとしてアガるということもない。けれど、逆に「落ちた」というのはそれなりに精神的ダメージがあって、感情的にも記憶に残りやすいのかもしれません。

だから、ちゃんと数字で判断しようよ、と言いたい。

ちょっと感覚でとらえすぎ。
たとえば『白猫テニス』というアプリのゲームがあるのですが、キャラによって得意なコートが違っていて、グラスコートとクレーコートでは能力値が変わったり、特定のレベルになるとサーブが5%アップとかそういうのがあるわけです。
そこでぼくは、そういうゲームをする場合、こんなのを作ったりします。あんまり見せたくないんですけど……。
名称未設定 2のコピー
いつも「キモい!!」とか言われるんです。でもさ、ゆ~ても作るのに10分もかからないわけですよ!! ど~せやるなら効率的にゲームしたいじゃないですか!? キモいなんて言わないで!(泣)

こうやって数値で見てみると、「思っていたよりもこのコートでは、このキャラはそんなに強くないんだな」とか「思っていたよりも、サーブ値が上がるんだなぁ」とかが見えたりします。

この「思っていたより」が肝心なんですね。
ちゃんと数字にしてみないと、感情や感覚に振り回されちゃう。
それが良いほうに向くならいいのだけれど、悪い方向にいっちゃうなら、さっさと「思っていたより」を発見して、正しい状況把握をしておきたい。悩んだり、ヘコんだりするのはムダでしかない。


それこそ前回の記事で書いた「行動目標」だって、数字に落とし込まないと目標になりません。
エントリーしたうちの書類で落ちたのは◯%だけど、そのうち筆記があったのは◯社で、なかったのは○社。筆記があると落ちるから、もう筆記がない会社に集中しよう。ということを考えられるわけです。
ちなみに証明写真の記事にも登場したこの子。
S_6178837681535
この子がまさにそれで、筆記テストがある会社はまず落ちる。
けれど、グループディスカッションがある会社は全部通るし、一次面接は7割くらいだけれど、二次面接ではぜんぜん落ちない、と。
なのに、「けっこう落ちてる」とか言うんです。

ちゃんと数字で判断しようや!?

ってなわけで、就活にかぎらず、何かしらの目標を立てるときにも、「なんとなく」ではなくちゃんと数字に落とし込んで「思ったよりも」を減らしましょう。
これまた社会人にとっては当たり前のことだけれど、あんまり感覚で判断することなく、自分の状況を把握して、次の動きを考えられるようにしてみましょう。

ではでは楽しく、気持ち良く、適当に~♪