学生の就活相談あるある。
「面接、いい感じでした~。たぶん大丈夫だと思います~」で、落ちる。
「ぜんぜん上手く話せなくて、落ちてると思います……(泣)」で、受かってる。

面接を終えて、学生が感触を報告してくれる。
彼らの感想を聞いて、そうかそうかと思ったり、アドバイスをしたり、鼓舞したりするわけですが、学生が感じた面接の感触というのはそれなりに結果とは異なったりもするもので、いったい何でこうなるのかを考えるときに、ぼくはコミュニケーションを3段階で考えてみたらいいんじゃないかと思っているわけです。
んで、これは営業の仕事だとか、恋愛だとか普段の人間関係でも似たようなものだと思うので、そのへんを少し。

というのも、学生が面接の感触を話すときに、というかむしろ面接をどう捉えるかという視点として、相手が自分の話をどう受け取っているのか、がポイントになると考えています。

それが、コミュニケーションの3段階。
話している内容が伝わっているかどうかの「理解」の段階。
話している内容について、見解や価値観を受け入れる「納得」の段階。
その上で、「自分もそう思う」、「確かにその通り」と思える「共感」の段階。

この「理解→納得→共感」。
コミュニケーションって、この3段階の流れを踏んでいくことが大事なんじゃないかと。
理解してないのに、納得はできないわけだし、納得してこそ共感につながる。わからないものを「たしかに!」なんて思えないし、共感するためには理解し納得できていたほうがいい。
んで、お互いに共感しあうことができたら、コミュニケーションは成立したと言っていいんじゃないかと思います。
だからこそ、最終的に共感に至るまでに、理解・納得を踏まえていきたい。

そう考えると、面接でも「うまくいったかどうか」は、この3段階のどこまでいけたか、という視点で進めてみたり、振り返ってみたりすることが大事。

自分の話している内容を、そもそも相手は「理解」しているのかどうか。同じ話題について、何度も質問を繰り返してくるとしたら、もしかしたら相手は理解できていないのかもしれません。

その内容について、相手は「納得」できているのかどうか。異論を投げかけてきたり、表情が曇ったりしていたら、相手の考え方と違っているかもしれないし、まだ受け入れるほどの納得感がないのかもしれません。もしくは、そもそもちゃんと「理解」ができていないのかもしれない。

んで、最終的には願わくば、できればやっぱり「共感」までもっていきたい。そりゃ相手とは立場も年齢も価値観も違うのは当たり前です。大きな部分で本当に共感しあうのは、むずかしい部分もあります。でも、お互いに共通する何かがあれば、小さな部分であっても共感は生まれるかもしれない。できればそこまで至りたい。

大事なのは面接を通して「自分」に対する理解・納得・共感を得ていくこと。ただ、それはそれぞれの質問ひとつひとつの理解・納得の積み重ねです。
面接を通して投げかけられる質問から、自分の話している内容がこの3つのどのへんまで進めているのかを考えてみましょう。

面接を終えたあと、投げかけられた質問と自分が答えた内容を振り返ってみて、理解や納得を得られなかった部分を「じゃあ、どう言えばもっと伝わったか」って考えてみる。そこには誤解があったのかもしれないし、考え方のスタンスが違ったのかもしれないし、納得のいく内容じゃなかったのかもしれません。
面接を通して、この3つのどれが上手くいったから「うまくいった」なのか、どれがまずかったから「失敗した~」なのか、どれをどう直せばもっと有効な返答ができるのか。そういう視点で考えてみると、面接でのコミュニケーションがもっと上達するかもしれないですよ~。

楽しく、気持ち良く、適当に~♪

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