猿基地で社会人や学生や、いろんな人と会話をしたり、先輩後輩・上司部下の会話を聞いていたり、もしくは誰かが誰かのことについて話していたり、そうやって人が話す言葉を聞いていて、「ちょっと言い方を変えるだけで、もっとみんなが良くなるのになぁ」と思うことがあります。

何かというと、「ダメ出し」の仕方について。

コーチングや心理学みたいなものをちょっと勉強したことのある人なら当たり前の話だけれど、実はけっこうやっていない人を見ることがあるので、そのへんを少し。

というのもですね、たとえば何かにダメ出しをしたくなったとします。
それは、部下がちゃんと働かないとか、恋人のイヤなところが気になっちゃうときとか、好みに合わない料理を食べたときでもいいし、ちょっと自分とは相性の良くない人に会っちゃった、なんてこともあるかもしれません。
そういうことについて話すとき、伝えるときに、どう言う?

部下に、「お前のこういうところは、直さないとアカン」
恋人に、「あなたのそういうところが嫌いなんだってば」
料理が、「ちょっと塩っ辛くて、あんまり好きじゃない」
あの人は、「ぜんぜん人の話を聞かないからニガテ……」

まあまあ、ね。
わかります。そんな気持ちになることはありますよ。にんげんだもの。

でもですね。
こういう言い方って、どうにもどこにもプラスが生まれない
「Not」で否定して、指摘して、言うほうはそれで満足するかもしれないし、「これを伝えたんだから、相手よ、変われ!」と思ってるのかもしれません。ただ、それだけだと「Not」が生まれただけ、つまりマイナスが生まれただけでしかないわけです。
それじゃあ、誰も幸せにならんわけです。

同じ「ダメ出し」をするのでも、できればプラスの方向にもっていきたくないですか?
ただただマイナスの感情を出して、マイナスの指摘をするよりも、できればプラスにしていきたい。

部下には、「これができるたら、もっと仕事ができるようになるよね」
恋人にだって、「ここが変わったら、もっと素敵になるのにな」
料理も、「もうちょっと塩っ気を抑えたら、かなり美味しくなりそやね」
あの人にも、「人の話を聞いてくれたら、楽しく話せそうやんね」

指摘してる内容は同じでも、受け取る側の印象はぜんぜん変わる。
そこにはちゃんとプラスが生まれてるし、お互い変に感情的にならずに済むと思うんです。(料理に感情はないけれど) だから、「〇〇だからダメ」って言いたくなったときには、「〇〇したら、もっと良くなるのにね」にしたらいい。


んで、ですね。
これは、部下や恋人、料理や他人にかぎった話じゃなくて。

自分に対しても同じです。
暗くなったり、しんどくなっちゃいがちな人って、どうにも無意識のうちにダメなほうのダメ出しアプローチをしているように見えるんです。

「自分のこんなところがダメ」
「これができないから、まだまだだ……」
「なんでこんなこともできないんだろう」
「あんなことしなけりゃよかったのに」

そういうの、ぜ~んぶダメアプローチです。
ぜんぶ、ひっくり返す!! べし!!

「こんなところがダメだから、直せばいいんだ♪」
「できるようになったら、よくなるやん♪」
「次からしないようには、こうしよう♪」

それこそ「じゃあどうする?」までをセットで考える。んで、明るい未来を想像する。むしろ今の段階で「できない」、「ダメ」がわかってるってことは、それがなくなるようにしたら、もっと良くなるわけやんけ、です。


って、ここまで書いてきてもうひとつ思い出したんですが、就活の相談相手もこの視点で選びましょう。
先日、ある社会人が学生のエントリーシートを添削しているところを見ていたのですが、「これじゃあ、良さが出てないよ~」、「このへんの書き方が曖昧なんだよね」、「もっといいエピソードを選んだらええんちゃう?」って、指摘内容がぜんぶ「Not」だらけ。
じゃあ、どうすりゃええね~ん!! って、ぼくは心の中で叫んでました。

就活の相談相手も、プラスを提示してくれる人を選びましょう。
そうしたら、もっと効果的な就活ができるようになるはずです。

そんな適切な「ダメ出し」の仕方。
まあ、冒頭にも書いたとおり、やってる人は普通にやってるような内容ですが、人に対しても自分に対しても、マイナス側にならないようプラスにもっていく考え方をしてみると、もっと良くなる気がします~。

さてさて今日も、楽しく、気持ち良く、適当に~♪