企業って、犬と同じなんですよね。
それをわかってないままに接すると、いろんな失敗が起きやすくなる。学生たちの話を聞いていても、「そういうとこやで!」と思っちゃうことが、ちょいちょいあります。

いきなり何の話か、というと、主に面接のときの話。
面接において、企業の人たちって、犬と同じなんです。
ビビって及び腰になったり、弱気を見せると向こうも強気になるから噛まれやすくなるし、逃げようとすると余計に痛い。キズも深くなりがちです。
でもね、逆に「噛むなら噛めや!! おら、かかってこんか~い!!」くらいの気合いで向き合うと、あっちも「むむ……?」となって、噛んでこようとしなくなったり、噛まれても案外痛くなかったり、むしろ一目置いて接するようになったりもする。

そういう意味で、学生たちも面接であんまり弱気にならないよ~に、という話です。
面接って、別に「企業の人たちに選んでもらう」立場じゃない。お互いが幸せな関係を築いていけるか確認をしながら、相互理解を深めていくための時間です。
なのに、学生たちが受け身になっちゃって「どうぞ面接をしてください。何でもお聞きくださいませ」みたいになりすぎちゃうと、そりゃ向こうも上から目線になることもあるかもしれません。
しっかりと、自分からも攻めていく感覚で、面接に臨みましょう。

具体的にはどうするかというと、大事なのは最初と最後
そこに「受け身にならない面接」のためのポイントがあります。

最初の段階でのポイントは、「面接では先手を打とう」です。
一般的な面接のマナーでは、ノックをして、扉を開けて、あいさつをして、座る。
んで、面接官からの言葉を待って、面接が始まるわけです。
でも、就活ゲーム的にはそうじゃない。

座るまでは、まあいいでしょう。
そこで面接官からの言葉を待たない。待ってちゃだめ。
そこで待ってるから、空気感を相手に支配されちゃう。相手のペースに巻き込まれちゃうわけです。
だから、あえてこちらが先に、口火を切る。

なんでもいいんです。
「すごいビルですねぇ、こんな会場初めてです~」とか、「すごく緊張してるので、変なこと話しちゃうかもしれませんが、よろしくお願いします」とか、「今日って面接何人目ですか? お疲れさまです。退屈にさせないように気をつけます」とか、「怖そうな面接官だったらヤダな~と思ってたんですが、意外と若い方で良かったです~」とか、ホントに何でもいいので、こっちが先に話しかける。

営業なんかでも一緒です。
いわゆるアイスブレークと言われるように、できる営業は、いきなり本題に入ったりしない。ちょっとした世間話なんかをして、やんわりと場を作っていくわけです。
そのためには、まずは自分から話しはじめることが大事です。わざわざ毎回違うことを言う必要もないので、ひとつかふたつ、自分が言いやすいアイスブレークを用意しておきましょう。それだけで、自分の緊張も和らぐし、面接の空気感だって変えられる。まずは、「面接では先手を打つ」のがひとつめのポイント。


そしてもうひとつ、大事なのが最後の締め。
面接も終盤に入りそうになったら、とにかく質問攻めにする
「じゃあ、次はこっちのターンね!!!」くらいのつもりで、面接官に質問しましょう。

面接官 「それでは面接を終わります」
あなた 「ありがとうございました!」
だけじゃもったいない。

さっきも書いたように、面接で見られてるだけじゃ気に食わない。こっちだって相手を見極めるためには、いろんな情報をぶんどりたい。なので、いろいろ質問する。

「自分はこんな環境でがんばれるんですけど、そういう環境とか制度ってありますか?」
「社内にぼくに似てる人っていたりしますか? そういう人ってどんな働き方してます?」
「仕事ってこういうものだと捉えてるんですけど、あなたの(会社の)場合はどうですか?」

忘れちゃいけないのは、「質問だって自分のアピール」だということ。
福利厚生だとか1日のスケジュールとかど~でもいい。あとは近年流行っているのかどうか知らないけれど「今日の面接のフィードバックをください」とかって、ホントただのクレクレ君でしかない。
質問だって自分のアピール。その質問内容によって、相手に「おう、いいとこ目つけてるやん」と思わせたい。
猿基地に来てくれる学生も言っていました。「印象に残るために、面接終わる時間を延長させてやろうと思ってる」って。
そうなんです。それくらいの気持ちでいったればいいんです。

それこそ冒頭にも書いたように、こっちから攻める気持ちを忘れずに。本気でいったら、向こうも本気で応えてくれる。ほにゃほにゃと受け身になってると、そりゃ向こうだってそんな気持ちになっちゃいます。

せっかくお金と時間を使って面接を受けるんだから、もっと有意義に、もっと効果的にやれたほうがいいはずです。そのために、面接の最初と最後、ぜひぜひしっかりと攻め気で向かっていきましょう。

面接だって、楽しく、気持ち良く、適当に!!

出川先輩を見習おう。(43分33秒あたりから)




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内定力
光城 悠人
すばる舎
2017-05-11