猿基地の学生たちは本当に素敵な人ばかりなのだけれど、過去90人くらいの卒業生たちの中でも、「規格外」といえるような人が2人います。

それが、センサー会社で働いているY君と、総合商社で働いているT君。
Y君は、これまでに何度か書いてきているけれど、就活では1社しか受けなかったのに3社の内定をとった伝説の就活生。
卒業してからも、仕事だけにかぎらずちょくちょく連絡をくれるし、猿基地にも帰ってきてくれる。バリバリの営業会社で成績を残し続けて、入社3年目なのに先輩社員向けの営業の勉強会を任される。入社5年目にして、全社でもごくひと握りレベルの目標を追いかけるくらいの営業マンになっています。

T君は、就活で選考が解禁された途端に、5日で大手優良企業6社の最終面接が控えていて、ポポポ~ンとさっくり連続内定しちゃう。
総合商社の出世コースの人事部配属の道を固辞して、希望の部署に入りました。先日に猿基地に帰ってきてくれたときには、「この間、大型案件が決まったんですよ~」と報告してくれて、その額3ケタ億円(!)。今は、国内総合商社初の案件を実現するために動いているみたい。

そんな規格外の卒業生はもちろん優秀だし、頭の良さやスキル的なものもあります。だけど、ぼくが彼らを見ていて「さすがだなぁ」と思うのは、実はそういうところじゃありません。

たとえば世の中には、本屋さんでもネットでも「成功者に共通する〇〇の法則」みたいなのとか、「一流になるために身につけるべきスキル」みたいなのって、いくらでもある。仕事のテクニックや考え方が溢れています。
もちろん彼らもそうした部分を持ち合わせているからこそ、仕事でも成果を残せるし、周囲からの期待を集めているんだと思います。
ただ、そうしたスキルや考え方って、人によって合う合わないがあって、それこそ得意じゃない部分を「できるようにならなきゃ」なんて考えたら、むしろ余計にドツボにはまっていくことだってある。

その点、彼らの凄いところは、ほぼ誰にでも共通するようなこと。
誰だってできる可能性があることなんです。
誰でもそれをやれば、絶対に成長できるし、評価もされる。


それは、
やるべきだと思ったことをやって、
やるべきじゃないことをやらない。
というシンプルな動き方。


キャラ的にも全然違う彼ら2人に共通するのは、ただただシンプルにこれだと思うんです。
んで、彼らは本当にこれを徹底的に徹底しているように見えます。

もともと野球部だったY君は、昔から「人の2倍、練習する」と決めて、本当に2倍の練習をしていたそうです。就活でも、「自分が納得するまで「ぼうけんの書」を書く」と決めたら、それをする。ただただ、やる。
猿基地には、ちょっと床下に潜り込んだような“引きこもり席”という席があるのだけれど、就活時期はそこが彼の指定席。猿基地に来て、ぼくに「ちょっとこのへんを考えようと思うんですけど」と言って、ぼくがいくつかの考えるポイントを伝えると、そこからず~っと“引きこもり席”の住人。まわりでは他の学生たちが楽しそうにワイワイしていても、黙々と「ぼうけんの書」を書き続ける。
そして3時間もすると、そこから抜け出してきて「見えました。こうだと思うんですけど、どうスか?」って、ぼくに確認しにきてくれて、納得したら、そこからみんなとワイワイし始める。すごい集中力。仕事を始めてからも、ゴルフにハマった時期は「出社前に、パターを3本連続入れてから出社する」と決めたら、毎日欠かさずそれをしていたそうです。

T君はT君で、これまたすごい。
たとえば猿基地で現役の就活生たちと話をして、自分の就活のことや仕事の話をしてくれる。
それで学生たちは翌日に、T君にお礼の連絡をするわけです。ほんの3,4行くらいの、まあ定型といえば定型的なお礼の文面で。
彼のすごさはそこからで、T君はその学生たちの連絡にそれはそれはちゃんとした返信を送るんです。前日の話を踏まえてのアドバイス、応援の言葉、学生の印象なんかを本当にしっかりと、学生が送った内容の何倍もの行数で返信する。彼だって仕事があるはずなのに、もう信じられないくらいに丁寧でやさしさに溢れたメッセージを送ってる。

彼らのそうした姿を見て、ぼくはいっつも「これだよなぁ……」と思います。
そりゃ、まわりが楽しんでいる中でも、ちゃんと自分のやるべきことをやったほうがいい。そりゃゴルフが上手くなるには、毎日練習したほうがいい。人からの連絡には、丁寧に返したほうがいい。
やらなきゃいけないことがあるときには、ゲームをしたりYouTubeを見たりはしないほうがいいし、休日でも、あんまり寝すぎないほうがいい。

そりゃあね、わかってるんです。
「やったほうがいい」ことはわかってるし、「やらないほうがいい」こともわかってる。ぼくらは、それを知ってるし、頭ではわかってるつもりなんです。でも、「やったほうがいいい」ことをやりきれないことはあるし、「やらないほうがいい」と思いつつも、やっちゃう。

彼らは、それをいつも徹底しています。
やるべきだと思ったことをやって、やるべきじゃないことをやらない。
とにかく、ただただただただ、それをやる。
それを20数年間、繰り返してきたんだろうなぁ、と。
そりゃ活躍するし、評価されます。当たり前なほどに、当たり前の話。

これって就活でも仕事でも、というか日常生活でも共通する、当たり前に見えてけっこうほとんどの人ができていない大原則だと思うんです。彼らを見ていると、いつもそれを思い出します(ってのが、ぼくのダメな証!)。

さ~て、ぼくもちゃんと毎日ブログ書こ~っと♪ (んで、できない……)


おまけ:
 
その点、久保裕也も同じだよなぁ。