いよいよ就活も本格スタート。
猿基地にもたくさんの学生たちが来てくれていて、毎日夜な夜なみんなで語って楽しんでいます。先日はBBQにも行きました。わざわざ東京から来てくれた学生もいて、猿基地周辺もついにスイッチが入った感覚で、ぼくもガシガシ楽しくやっていこうかと思ってます。

さてさて、そんな学生たちと話をしていて、思うこと。
猿基地に来てくれていたり、『就活ゲーム』を読んでくれた学生は大丈夫なのだけれど、初めて話す学生たちとの会話で「ちが~うよ~う!!」と感じているのが、やっぱりこれ。

就活って、企業に「すごい」と思わせる必要なんてないよ?
と、いうこと。

ここ数日でも、初めての学生たち何人かと話していて、彼らが言っていたのはこういうこと。

「実績らしい実績がなくて、自己PRが書けない」
「こんな強みを伝えていこうと思っていて……」
「エピソードとしては、これが一番大きくて」

って、みんなどうにも企業の人たちが「すごい学生」を求めていると思ってるフシがあります。
何かしら「すごい実績」をもっていて、「すごいスキル」がある学生を探していて、その「すごい」順で上から内定を出していく、というような。そのためには就活を通して、いかに自分がすごい人間かを伝えなければいけないと考えているような……。

んなことありません。

そもそも企業の人が学生を「すごい」と思うことなんて、まぁ、ありません。
そんな学生を探し出して採用をしようとしたら、ほとんどの企業は採用数を満たせないどころか、採用数ゼロになる企業が山ほど出てきちゃいます。
なのに学生は、どうにも企業から「すごい」と思われなくちゃ就活がうまくいかないと思い込んじゃって、自分の人生を振り返ってそんな「すごい」エピソードを提示しなくちゃいけないと考えすぎちゃってる。

学生が目指すのは、「すごい」と思わせることじゃない。
大事なのは、「なるほど」と思わせることです。

「すごい」よりも全然手前。
ちゃんと理解させて、納得させること。
「たしかにね~。なるほどね~。うんうん、わかった。よくわかった」なんです。
ここ、誤解しちゃいけない大事な部分。

逆に言えば、企業の人たちだって、そりゃ「入社後に活躍する人」がほしいわけです。そりゃもう切実に。
でも、だからといって採用した人が本当に活躍するかどうかなんて、彼らにだってわからない。「よっしゃ~! コイツは!」と思っていたのに、実際には全然ダメだったとか、そんなに期待していなかった人が実はすごい優秀な成績を残すとか、むしろ入社して3年経ってからいきなり伸びるようなことだって普通にあります。それくらい、目の前の学生が入社後に活躍するかどうかは見極められない。

だからこそ彼らが意識しているのは、「ちゃんと学生のことを理解すること」、「自分たちが納得できるかどうか」ということ。ゆ~たら彼らだって自信をもって採用できてるわけじゃない。そのためには、できるだけ深く、しっかり理解して、納得したいんです。
そんな彼らに認めさせるには、どれだけ彼らが「理解できる」言葉を使って、誤解や不安や不審をなくして「納得」させてあげられるか。そこには実績もスキルも必要ありません。相手に「すごい」と思わせる必要なんてなくて、もし唯一「すごい」と思わせるとしたら、それはあくまでも「言葉の使い方」についてだけ。「この学生の言葉はちゃんと練られてるなぁ。こんなに的確に自分のことを理解して伝えられるなんてすごいなぁ」と。それだけの話なんです。

そのために学生のみなさんがやっておく準備は、
「自分」を知ること。
「言葉」を上手に使うこと。
の2つだけ。

それこそ就活は、どこまでいっても「言葉で自分を信用させる活動」でしかないわけです。
すごいエピソードも、すごい実績も、すごいスキルも必要ない。ただただ自分を「理解」させて、「納得」させればいいだけ。必要なのは、「なるほどね~」、「たしかにね~」という言葉を引き出すこと。そのために、自分のことを誰よりも知って、それを人に理解、納得させられるだけの言葉に換える練習をしておくこと。「4つの矢印」を使えば、どんどん言葉がでてきます。
焦りすぎず、しっかり準備運動をして、「なるほど」を引き出しましょ~う♪

楽しく、気持ち良く、適当に!!