「天職」って何だろう? と考えたときに、たぶんこれじゃないかと思うんですよね。

「自分が好きなこと」であり、
それが、「誰かのためになること」
んで、「人よりも得意なこと」

この3つが揃っていたら、それで天職。
それこそ業界だとか職種だとか収入だとかというのもあるのだろうけれど、それよりも深い部分で、この3つが揃っていたらそれで充分に天職。

たとえばぼくの場合、先日書いたようにこれまでそれなりにいろんな職種を経てきたわけですが、程度の差こそあれ、基本的にはどれも天職だったと思うわけです。(や、最初の営業はそうでもなかったかもしれない……)。営業もクリエイティブもマネジメントも、飲食店も文章書くのも、全部が「言葉で人をすっきりさせる」ということで一貫していました。

そもそも好きなことが「知ること、考えること」であって、本当ならただただ本を読んで、人と話して、いろんなことを知って、それを材料にしながらいろんなことを考えるだけの人生を送りたい。んで、その考えたことを踏まえて誰かと話して、「そうじゃろ?」とか言いながら暮らしたい。髭とか生やして縁側で。
けれど、振り返ってみれば結局はどの仕事だって、基本的には同じことをやってきていたんです。「自分が好きなこと」で、少なからず「誰かのため」になってた。

それに加えて、過去いちばん活躍できていて、それなりに評価が高かった部分が、文字や言葉を使うという部分。

実はぼく、「書く」のはそんなに好きなわけじゃないんです。
ノートに書いたり、考えるために書くのは必要だからするけれど、数百文字とか数千字とかの文章を書くのは、別にそんなに好きなわけじゃない。ただ、嫌いなわけでもない。なのに、前職では社内トップライターで、ブログなんかもそれなりに評価してもらえてる。
好きか嫌いかという以上に、たまたま「人より得意」だったんです。たまたまそういう能力があったみたい。

林修先生も言っています。
大した努力をしなくても勝てる場所で、努力をしなさい。
って。
これです。
高校時代の自分がこの言葉に出会っていたら、もうちょっと天職密度を上げられたかもしれない。
たまたま、ず~っと「自分が好き」で、「誰かのため」になって、「人より得意」なところで仕事ができていたのが、ぼくの社会人生活。


んでですね。
そういう「3つ」が揃った「やりたいこと」が見つかると、天職探しの大きなヒントになるんじゃないかな、ということ。

学生の多くは、就活で「やりたいこと」を考えるときに、それこそ業界や職種で考えてみたり、そういうのとは別の部分で「やりたいことって何だろう……?」なんて考えちゃったりするけれど、基本的には今までの人生の中で自然に無意識でやってきた「自分が好き」で、「誰かのため」になって、「人より得意」なことを考えてみると、本質的な「やりたいこと」に近づくと思います。

これから数ヶ月の就活で、このコアな部分に近づいた人ほど、選考で面接官を納得させられるようになるし、楽しい人生を送れる可能性が高まる気がするんです。
それがわかっていたら、あとはその「天職密度」を高めていけばいい。
キャリア研究の専門家で、ぼくも大いに影響を受けた高橋俊介さんも、「世の中の仕事の7割は天職になりうる」って言っていました。(うろ覚え)

天職って、たったひとつしかないわけじゃなくて、それなりにたくさんある。
んで、その中で自分の「3つ」にかかわる部分を考えたり磨いたりしながら、天職密度の高い仕事に就いていけばいいんだと思います。
「やりたいこと」が見つからない人も、逆に「やりたいこと」が簡単に決まっちゃってるような人も、そんな3つの視点で考えてみたらど~でしょうか。

さてさて、18就活の情報解禁まであと19日。
しっかり準備していきましょ~う。

楽しく、気持ち良く、適当に♪

天職 (朝日新書)
秋元康
朝日新聞出版
2013-06-13

Kindleないんか~い!!