クルト・レヴィンというおじさんが、
人間の行動について、
B=f(P,E)
であると言いました。

稲盛和夫というおじさんは、
人生や仕事の成果とは、
考え方✕熱意✕能力
だと言いました。

クルトおじさんが言っているのはつまり、「人間の行動(B)って、個人の特性(P)と環境条件(E)によって決まるよね」という話。
んで、和夫おじさんが言っているのは、「熱意と能力も大事だけれど、一番大事なのは考え方だよ」と。「熱意と能力は0から100まであるけれど、考え方はマイナス100から100まである。だからどんなに熱意や能力があっても、考え方がマイナスだったら、全体がマイナスになっちゃうよ」と言っているわけです。

まあ、それはあくまでも小ネタとして。




じゃあ、就活における成果はどうなんだろう…?
と、考えたときに、ぼくなりの今の時点での答えは、これ。

就活で成果を上げるための公式は、
(欲求✕環境条件)✕量
なんじゃないかと考えています。

ゲーム的に言い換えると、
(キャラの特性✕活躍フィールド)✕経験値獲得量
という感じでしょうか。


とにかくこれが、就活ゲームの最重要公式。第一定理。
これからも、いくつかの公式的なものを紹介していきますが、まずはこれこそが就活ゲームでレベルアップするための、そして企業からの理解や評価を獲得するための、いちばん大事な考え方。

詳しくはこれからまた書いていきますが、今回はまだ入門編。
ちょっと簡単に説明をしてみますね。



「キャラの特性(欲求)」を知ろう。

人にはそれぞれ個性があって、特性がある
わけです。
マンガやゲームの世界でも、なんでもできるオールマイティな人って、そうそういない。「魔法が使えるけど、体力がない」とか「ドリブルやパスは上手いけど、シュート力は低い」というように、何かしらの武器になるものをもちつつ、できないところはできない。

それは現実のぼくらでも同じで、そんな総合力なんて持ち合わせていない。
こと就活にいたっては、たかだか社会のシロウトがそんな総合力で闘おうとしたら、瞬殺されて終わりです。

だからこそ、自分のキャラの特性を知っておくことが大事になるわけです。
キャラの特性は、欲求の傾向によって決まります。
自分が過去の20年間に繰り返してきた欲求の中で、いちばん強くて、いちばん出る頻度の多い欲求に注目する。いままで無意識でやってきたことを、言葉にして意識化するわけです。

それが、就活ゲームで言うところの「8キャラ」
8つのキャラの中から、自分に合ったメンバーを選ぶ。


キャラがわかれば「活躍条件」がわかる。

キャラがわかれば、闘い方は自然と見えてきます。
いざ行動するときに、自分の能力をいちばん発揮できるポジションが見えてくるわけです。

「さあ! いくぞッ!」
「おぉう!!!」
みたいな状況になったとして、全員が気合いパンパンになっているからと言って、別にゴールキーパーは前線に飛び込んだりはしません。「おらー!こいやー!」とか言って前線に張り出したら、ゴールキーパーは自分の力を発揮できない。宮城くんがゴール下で仁王立ちをしたり、ルフィくんが真っ先に海に飛び込んだりしちゃったら、彼らの特性の半分も出せずに終わっちゃいます。

キャラにはキャラに合った「活躍の場所/活躍の仕方」があるんです。
つまりそれが、「活躍フィールド」を知るということ。
自分の力を発揮できる環境、自分の特性が活かせる条件を知っておくことです。


回数をこなして「経験値」をためよう。

キャラがわかった。
闘い方も見えてきた。
じゃあ、あとは何をするか、といったら回数をこなすことです。
回数、量をこなすことで、レベルが上がっていく。

世の中では「量よりも質だ」とか「いやいや、質よりも量だ」とか言ったりしますが、いちばん良いのは「質の高いものを、たくさんこなすこと」です。超単純。
どんなに自己分析をしても、どんなにインターンに行っても、質が低かったら効果は大して生まれません。河了貂がどんなに武術の練習をがんばっても意味がないように、ゴンくんが特質系の念を習得しようとしても成果が現れにくいように、方向性の間違った努力は実を結びにくい。目的地の真反対に全力で走るようなものなんです。

だからこそ、ちゃんと自分に合った練習を、する
その方向さえ間違っていなければ、回数をこなしていったら成長しやすいのは自明のこと。
何度も繰り返しながら試してみて、少しずつ精度を高めていけばいいんです。ものすごく単純なことだけれど、いざ就活や仕事のことになると、ビビっちゃったり不安になったりして、案外上手にできなかったりするんです。それで「とりあえずインターンに!!」なんて、目的も努力の仕方もわからないまま、動いちゃう。
そこは落ち着いていきましょう。


以上が、就活のコツ。就活ゲームの第一定理。
(欲求✕環境条件)✕量
つまりは、 
(キャラの特性✕活躍フィールド)✕経験値獲得量

英語がぜんぜんわかんないけど、とりあえず
SK=f(C,F)A
としておいてみます。
※SK=就活、C=キャラ、F=フィールド、A=経験値(Amount)

「間違ってる!」とか「英語的にも数学的にもおかしい!」とか「こっちのほうが…」とかあったら教えてください…。