いやはや、就活は本当に良い方向に進んでる。
曽和さんの企業側へのアドバイス内容をまとめた記事を読んでいると、「就活ゲームの方向はやっぱり正しい」と思える気がします。
そういう意味で、就活ゲームの方法に、まだ疑問や不安がある人は、ぜひぜひこの記事を読んでみてください。企業が何を求めて、何に悩んでいるのか、だからどうしようとしてるのか、学生にどうしてほしいと思っているのか、という話が詰まってます。曽和さん、仰るとおりすぎます。


「ダイヤモンドの原石」になり得る学生たちの過去にやってきたことの表面的なところを見たら、たいしたことをしてきていないケースが多いです。また、エビデンスが揃っているようでピカピカに光っている学生たちはダイヤモンドではなくガラス玉であることが多いです。
就活病の学生は成果や実績ばかりを書こうとするけれど、本当に評価すべきはそこじゃないよね、と。逆に言えば、学生たちもそんな成果や実績ばかりを書いてても意味ないじゃん、ということです。

そこからの、これです。
1次や2次面接における面接担当者に学生のパーソナリティをチェックしてもらうなんて、ものすごく難しい(中略)学生の基礎的なスキルとか、話の内容よりも言っていることがわかりやすいかとか、ちゃんと話が伝わるかどうかとか、簡単な基準で判断ができるようにしましょう。
中期面接ぐらいになってくると、パーソナリティを重視して面接をおこなう必要が出てくるので(中略)そのときにパーソナリティチェックをおこないます。
これも単純に、選考前半では就活病じゃないかどうか、最低限の「対おっさん会話力」があるかどうかだけで充分だということだとも捉えられる。選考序盤ではそれが見られているし、選考が進むにしたがって、能力や相性を見る比率が高まっていく、と。

さらには、それこそ「志望動機なんて、全部同じでいい」についても、採用側の目線でこう言ってくれています。
私はいつも「志望動機、エントリーシート撲滅同盟」と言って啓蒙活動をおこなっています。初期面接の頃に学生に志望動機をいきなり聞いても意味がないと思うんですよね。(中略)結局、志望動機ではなくて選社基準なんですね。「あなたの会社や仕事を選ぶ基準は一体何ですか?」と聞いた方が良い情報が入ってきます。
これだって、SGモデルの「闘い方」の話です。
そこから「ジェットストリームアタック」の話をすればいいんだね、ということを言ってる。

じゃあ、企業側は何を見ているか、というと。
成果を出した中心人物と周辺的な人というのはプロセスに違いが明確にあるわけです。(中略)そのため、成果だけを聞いてもピンとこないときは、その学生の歴史を聞いてどのような習慣があるのかをキャッチアップすることが重要です。
アイデンティティというのは思春期(中学・高校生時代)の発達から形成されていきます。だったらアイデンティティが形成された思春期のエピソードを聞いて習慣を探ることが効果的です。思春期のエピソードと、学生時代に頑張ったことの両方を聞き出して、その根深く根付いた習慣を確かめることが望ましいです。
成果や実績そのものじゃなくて、それをする上でどんな感情や欲求の癖があって、そこからの動き方や行動特性のパターンがあるのかを知りたがっている。それって、それこそ「キャラ」でしかありません。常に一貫しているキャラの話をすることで、企業の人たちへの納得度を高めてあげるということです。

そしてさらにさらには、こうも書いてあります。
面接で学生たちに自由に自己PRをさせてしまうと、あらかじめ用意された言葉の比率が多くなってしまいます。ですので、面接官側が事実と解釈の比率を考えて面接をコントロールしていかないと、得られる情報量が全然違ってきます。僕の感覚では、事実と解釈が8:2くらいにならないと、面接としては情報不足で見立てができないと思っています。
それこそ、就活ゲームだとさらにその上にいけちゃう。
事実と解釈。それに、感情。
この3つをしっかり交えて伝えられると、その密度や相手の納得度が大きく変わる。
そしてもちろん、この3つがキャラというひとつのコンセプトに基づいた情報になっていれば、やっぱり一貫性のある自分を伝えることができるようになります。

他にも、面接官の質問パターンについて。
私は面接をする際に4つ言葉を覚えておけばいいとよくいいます。「なぜ」「たとえば」「具体的には」「他には」を覚えておけば大体面接になるんですね。
これも「ぼうけんの書」そのもの。
むしろ、「ぼうけんの書」的に言えば、「なんで?」と「たとえば?」の2種類です。
んで、これまた就活ゲームのプレイヤーなら、さらに「ホントに?」と「だから?」の思考までできちゃってる。普段から「ぼうけんの書」を使った考える癖をつけていれば、企業が求めているもの以上のことを伝えられるようになります。


この記事を読んでると、多くの企業が就活病の学生たちに悩まされちゃってるんだと感じます。
就活病の学生だらけの中から、本当に自社に合う学生を見極めようとしてる。その一方で、少なからず企業のほうにも、「就活病」的な考え方が残ってもいます。

だからこそ、まず学生たちが就活病を治して、学生から先に提示をしてあげる。企業の人たちに「ああ! そういうことか!!」って感じてもらえるような情報の出し方、コミュニケーションの仕方をしてあげる。そのための方法が、就活ゲームには詰まってるわけです。

曽和さんは、企業の「採用戦闘力」を上げている。
一方ぼくは、学生の「就活戦闘力」を上げていきたい。

学生のみなさんがどんどん就活ゲームをやってくれたら、企業と学生がちゃんと幸せに出会うことができるようになる、とぼくは信じています。18卒の就活の情報解禁まで、あと1ヶ月を切りました。ぜひぜひ一緒に、就活を楽しんでいきましょう。

就活ゲーム(完全版)
みつしろゆうと
2015-01-09