就活ゲームの根底には、「CCP」の考え方があります。

CCPっていうのは、
「C」=コンセプト
「C」=コンテンツ
「P」=プロモーション
のこと。
『就活に必要な3つの要素』

んで、ですね。
これって、別に就活にかぎった話じゃないんです。
仕事や恋愛、企画や人生に至るまで、けっこう応用範囲が広い思考ツールだよなぁ、と最近改めて思うようになっています。

ぼく自身、仕事柄(ってか、別に「仕事」じゃないんだけれど)、人の相談にのることが多いのだけれど、それは就活にかぎらず店の経営相談だったり、サイトの企画だったり、それこそ恋愛だったり、採用方針の話だったりします。ぼくが相談にのるときの基本を振り返ってみると、とりあえずの基本はだいたい「CCP」なんです。


たとえば、就活なんかはわかりやすくて、「どんな情報を伝えるか?」、「どう伝えるか?」ばかりを先に考えてしまうと、そりゃ迷うわけです。人によって言うことも違うし、どれが正しいのかがわからなくなる。ただ、『就活ゲーム』を読んでもらえればわかるように、そもそも大事なことは、「何を伝えたいのか?」ということ。つまり、コンセプト。

コンセプトがなければ、コンテンツとして「何を伝えるか」も決まらないし、「どう伝えるか」というプロモーションの方法も決まらない。選べない。そもそもコンセプトが違えば、選ぶべきコンテンツも変わるし、プロモーションの仕方だって変わってきます。

これって、仕事も企画も恋愛も人生も、どんなジャンルにおいても、だいたい同じだったりします。
何かに悩んだり、行き詰まったりしちゃうときって、コンテンツやプロモーションの部分でぐるぐるぐるぐる考えてるだけだったりするんですよね。コンセプトがないまま、コンテンツとプロモーションのことを考えても、結局優先順位がつけられないから、まわりの人たちの「アドバイス」に振り回されて、よくわからなくなっちゃう。そりゃ、迷いやすくなるのは、当たり前のことだと思うんです。

どんなジャンルの話でも、コンテンツとプロモーションの方法については、キーボードを叩けばネットに情報はたくさん落ちてます。でもそれらは、コンセプトがなければ、ただの「情報」でしかありません。

世の中には、「たくさんの女性とセックスをするためのテクニック」はたくさん落ちている。「お金を稼ぐための方法」だって、いくらでも落ちている。「上司とうまくやる方法」も「新入社員を育てる方法」も、全部拾ってたらそれだけで日が暮れてしまうくらいの情報が落ちているんです。

でもね。
本当に、ただセックスがしたいだけなの?
本当に、お金を稼ぎたいの?
上司とうまくやることが大事なことなの?
新入社員を育てるの労力を払うのが有益なことなの?

と考えたら、必ずしもそんなことはない人だって相当数いると思うんです。
つまり、「コンセプト」がズレている。

コンセプトがズレたままに、コンテンツやプロモーションのことを考えても、それは必ずしも自分にとってベストな手法や解決策ではなかったりする。


就活相談だったら、
「そもそも、自分はどんな人なの?」
「どんな社会人になりたいんだろう?」
「何をして生きていきたいの?」
というのが、コンセプトの確認。

サイト企画や経営相談だったら、
「そもそもの目的はなんだろう?」
「なんのために、それをしていこうとしてるの?」
「どうなったら理想的な状態といえるの?」
ってことがわからないと、具体的な方法論の話はしにくいんですよね。

恋愛だってそうです。
恋愛って、一般的には「相手」の話や、「どうやって落とすか」という話になりがちなんだけれど、根本的な部分で求めているもの/ことがわかったほうが、次の一手を考えやすいはずなんです。


悩んでいるときほど、ぼくらは頭の中でこれらのCCPをごちゃごちゃにして考えがち。だからこそ、「CCP」で整理して、コンセプトをまず決めること。
コンセプトは、ぼくらに方向性と判断基準を教えてくれます。
迷ったときには、まずは「コンセプト」に立ち返ってみると、解決の糸口が見えてくることが多いんじゃないかな、とぼくは思っています。
ぜひぜひ、みなさんの私生活でも活用してみてくださいな~♪