もう6月も半ばだというのに、まだまだエントリーシートの提出が続いてますね。ホント今年の倫理憲章の変更は、誰の得にもならない…。ま、そんなことを言っても仕方がないので、学生のみなさんは粛々と就活をしていきましょう。
ということで、今回はエントリーシートの書き方について。
エントリーシートって、当然のことながら会社によってさまざまで、まったく同じなんてことはまずありません。
だから学生のみなさんは、その一つ一つに丁寧に考えたり、「コピペでいいや!」と割り切ったりしながら、対応していると思うんです。
自己PRっぽい設問や志望動機系のものなら、まあ大丈夫だと思うんです。
これまでに何度も書いてきたものを、設問の内容に応じて書けばいいだけだから。
ただ、問題なのは、あんまり聞かれたことのない設問。
「学生時代に注力したことは何ですか」くらいなら、よくあるけれど、「仲間と協力して何かを成し遂げた経験」だとか「“変化”をテーマにして、あなたのこれまでの経験を」なんて、あんまり考えたことのないような設問もある。中にはランダムな単語がいくつか並んでいて、「これらの単語を5つ以上使って文章を描いてください」という、何を見ているのかわからないようなのもあるわけです。
そこで素直な学生は、それらの質問ひとつひとつに対して、丁寧にゼロから考えてエントリーシートを仕上げようとしちゃうわけです。
でもね。
そんなにね、
真面目にやらなくても、
いいんだよ?
それぞれに内容の違うエントリーシート、全部の質問にゼロから考えて応えようとしていたら、そりゃ大変です。時間もかかるし、疲れちゃう。
そして何より、一貫性のないエントリーシートになっちゃいます。時間がかかるのも、疲れちゃうのも、それはまあいいとして、一番の問題はコレ。一貫性のないエントリーシート、つまりコンセプトが見えないエントリーシートになっちゃうことが一番の大問題。ひとつひとつの設問に、わざわざゼロから考えて答えていくと、そんなエントリーシートになりやすいんです。
それっていわば、「幕の内弁当的エントリーシート」。
秋元康も“記憶に残る幕の内弁当はない”って言っています。
じゃあ、そんな幕の内弁当的エントリーシートにならないようにするには、どうするか。
ネタをしっかり使いまわすことです。
新しい設問に、ひとつずつ新しい考えを生み出すのは得策じゃない。
それよりも、自分が持っているネタを、どこの設問で使うか、と考える。
あくまでも大事なのは、「設問への答えが、コンセプトに通じているか」です。だからこそ、もともと持っているネタを使う。もともと持っているコンセプトに合わせて答える。むしろ、コンセプトとネタさえあれば、エントリーシートのほとんどの設問の答えの方向性が見えてきます。
エントリーシートでも面接でも、すべてはこのコンセプトを伝えることが最大の目的です。あの手この手で角度や強度を変えながら、あらゆる材料、話し方を駆使していく。すべては、コンセプトを伝えるため。
初めて出合った設問にゼロから考えると、その答えはコンセプトとは関係ない答えになることが多い。だからこそ、ネタは使いまわす。もともと持っているネタだけで対応できない設問だけ、ちゃんと考えて書けばいいんです。


『就活ゲーム(完全版)』
ということで、今回はエントリーシートの書き方について。
エントリーシートって、当然のことながら会社によってさまざまで、まったく同じなんてことはまずありません。
だから学生のみなさんは、その一つ一つに丁寧に考えたり、「コピペでいいや!」と割り切ったりしながら、対応していると思うんです。
自己PRっぽい設問や志望動機系のものなら、まあ大丈夫だと思うんです。
これまでに何度も書いてきたものを、設問の内容に応じて書けばいいだけだから。
ただ、問題なのは、あんまり聞かれたことのない設問。
「学生時代に注力したことは何ですか」くらいなら、よくあるけれど、「仲間と協力して何かを成し遂げた経験」だとか「“変化”をテーマにして、あなたのこれまでの経験を」なんて、あんまり考えたことのないような設問もある。中にはランダムな単語がいくつか並んでいて、「これらの単語を5つ以上使って文章を描いてください」という、何を見ているのかわからないようなのもあるわけです。
そこで素直な学生は、それらの質問ひとつひとつに対して、丁寧にゼロから考えてエントリーシートを仕上げようとしちゃうわけです。
でもね。
そんなにね、
真面目にやらなくても、
いいんだよ?
それぞれに内容の違うエントリーシート、全部の質問にゼロから考えて応えようとしていたら、そりゃ大変です。時間もかかるし、疲れちゃう。
そして何より、一貫性のないエントリーシートになっちゃいます。時間がかかるのも、疲れちゃうのも、それはまあいいとして、一番の問題はコレ。一貫性のないエントリーシート、つまりコンセプトが見えないエントリーシートになっちゃうことが一番の大問題。ひとつひとつの設問に、わざわざゼロから考えて答えていくと、そんなエントリーシートになりやすいんです。
それっていわば、「幕の内弁当的エントリーシート」。
秋元康も“記憶に残る幕の内弁当はない”って言っています。
じゃあ、そんな幕の内弁当的エントリーシートにならないようにするには、どうするか。
ネタをしっかり使いまわすことです。
新しい設問に、ひとつずつ新しい考えを生み出すのは得策じゃない。
それよりも、自分が持っているネタを、どこの設問で使うか、と考える。
あくまでも大事なのは、「設問への答えが、コンセプトに通じているか」です。だからこそ、もともと持っているネタを使う。もともと持っているコンセプトに合わせて答える。むしろ、コンセプトとネタさえあれば、エントリーシートのほとんどの設問の答えの方向性が見えてきます。
エントリーシートでも面接でも、すべてはこのコンセプトを伝えることが最大の目的です。あの手この手で角度や強度を変えながら、あらゆる材料、話し方を駆使していく。すべては、コンセプトを伝えるため。
初めて出合った設問にゼロから考えると、その答えはコンセプトとは関係ない答えになることが多い。だからこそ、ネタは使いまわす。もともと持っているネタだけで対応できない設問だけ、ちゃんと考えて書けばいいんです。
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