何でもそうだけれど、人には「合うやり方」とそうじゃないやり方があります。
 たとえば、アンタッチャブル山崎の「くるぅ~」のギャグだって、山崎さんがやるから面白いのであって、それとまったく同じ表情、同じポーズ、同じ口調でやったからといって、誰もが面白くできるわけじゃないわけです。

 そんなの当たり前のことなのに、就活になるとみんなそれを忘れちゃう。
 みんな同じように「ワタクシは!」とか言って、リーダシップだとか協調性だとか行動力をアピールすべく、判を押したように同じ表情、同じポーズ、同じ口調で、同じような内容を話すんです。

 自分を表し、伝える上で、人にはそれぞれ適した内容や話し方がある。
 正しい答えはひとつじゃなくて、人それぞれに適した答えがあるんです。

 それを決めるヒントが、キャラです。

 キャラは、欲求のパターン。
 これまでの20年間に繰り返されてきた、欲求のクセを8つに分類したのが、就活ゲームのキャラ。

 勇者、旅芸人、戦士、武闘家、魔法使い、発明家、僧侶、吟遊詩人に分けられた8種のキャラを決めるだけで、ぼくらの「伝えるべき自分」が見えてくる。

 そこには、自分ががんばれるときの条件も、がんばりかたも、自分らしさも自分の強みも、働いていく上での活躍の仕方も、全部のヒントが詰まっています。
 逆に言えば、就活で「自分の軸ってなんだろう…?」と思い悩んでしまうのは、こうした自分の欲求をちゃんとわからないまま、「誰とも違ってカブらない、たった一人の自分」を探そうとしちゃうからです。

 第1章にも書いたように「コンセプト」はシンプルでいいんです。
 コンセプトの上に載せる「コンテンツ」と「プロモーション」によって、違いを生み出せばいい。

 自分の意識のアンテナが向いている方向。
 自分にとって心地よい目標や手段のあり方。
 物事を進めるときの判断基準。
 そんな3つの要素で、キャラは成り立っています。

 旧式就活法が、多くの学生にとって失敗しやすいものになっている要因は、「何でもできる伝説の勇者」を演じようとしていたからです。
 たかだか就活において、というよりも仕事が始まってからでさえも、「何でもできる人」になる必要なんて、ありません。

 「好きこそものの上手なれ」

 好きなことをしっかり本気でやれば、評価はついてきます。
 不得意な部分をサポートしてくれる人も出てきます。
 そうやって、それぞれの特性や強みを持っている人たちが集まるから「組織」が成り立つんです。
 自分が立つべき場所、目指すべき方向性を決めるためのヒントが、就活ゲームの「8キャラ」です。

 今回、これまでのブログを大幅にリライトした『就活ゲーム』では、こうしたキャラの設定法はもちろん、キャラごとの特徴や就活を進める上でのヒント、さらには採用担当者が知りたい「たった2つのキミのこと」についても書いてあります。ぜひぜひ、Kindle版『就活ゲーム』を読んで、自分のキャラを決めちゃってくださいね~。


『就活ゲーム(完全版)』

【第2章まとめ】
◆キャラを決めて「要らないこと」を知ろう。
◆キャラは「欲求」のパターンである。
◆「好かれたい」「勝ちたい」「知りたい」「究めたい」
◆企業が知りたいのは、「何に」「どう」がんばるか、だけ。
◆キャラを決めれば、「キャラが立つ」のは当たり前。

【関連過去記事】
◆キャラのキホン『就活ゲーム8種のキャラ』
◆勇者(12卒ver.13卒ver.
◆旅芸人(12卒ver.13卒ver.
◆戦士(12卒ver.13卒ver.
◆武闘家(12卒ver.13卒ver.
◆魔法使い(12卒ver.13卒ver.
◆発明家(12卒ver.13卒ver.
◆僧侶(12卒ver.13卒ver.
◆吟遊詩人(12卒ver.13卒ver.
◆3つの特性『キャラ設定のための3つの特性』
◆就活の本質『たった一つの伝えるべきこと』
◆無駄な努力『「正しい努力」のためのキャラ』


 あ、そうそう。

 そういえば、今週末の31日(土)に、京都で『就活ゲーム(入門編)』のイベントをやります。このブログやKindle版『就活ゲーム』をぜんぶ読んでくれた人には、「もうわかってるよ」という内容かもしれませんが、質問や相談も受け付けます。
 ぜひぜひ、京都にお住まいの方は適当にいらしてくださいね~♪

 場所/北野白梅町『魔法にかかったロバ』(http://bit.ly/15KvkJS)にて。
 時間/13:00~16:30(入退室自由・予約不要)
 参加費/未定(たぶん500円くらい。1ドリンク付き)