「志望動機」って何だろう?
言うまでもなく、「私がこの会社(仕事)を志望する動機」ですよね。
つまり企業が聞きたいのは、「あなたがウチの会社(仕事)を志望する動機は何ですか?」です。
何をそんな当たり前のことを、って思うかもしれません。
でもね、志望動機の基本中の基本が、この文章の中にあるんです。
なぜだか多くの学生は、そこを外して志望動機を考えようとしているから、彼らの志望動機には説得力がなくなっちゃう。
というのも、この文章で大事なのは、主語の部分。
志望動機って、学生にとっては「私が(志望する動機)」であり、企業からしてみても「あなたが(志望する動機)」なんです。つまり、主語は「私は」であるべきだし、そうでない時点で的ハズレだよね、という話です。
だからこそ、志望動機を聞かれたら、まず答えるべきは「自分」の話。
なのに学生の中には、なぜか「御社は」から答える人が多い気がします。
まずは、自分の話をする。
それが志望動機の基本。
とはいえ、「じゃあ自分の何を話せばいいんだろう?」って考えると、言葉に詰まっちゃう人がいるのも事実。
すごく簡単な話です。
就活なんて、常に「キャラ」を話せばいい。「自分の活躍の仕方」を伝えればいいだけなんです。
いままでの経験から、自分ががんばれる条件を、とにかく羅列すればいいだけ。自分が好きなやり方、嫌いなやり方、つまりはエネルギーが盛り上がるときの条件を提示してあげればいいだけ。自分が成長していくときに大事な条件をピックアップすればいいだけ。
で、「そんな環境が御社だと思ったから」でいい。
基本はそれだけです。
別に会社をホメ倒す必要なんてない。海外マーケットでの売上比率だとか、今後の経営戦略だとか、商品開発の方向性だとか、そんなむずかしい話を盛り込む必要なんてありません。
ここまで、「キャラ」と「ぼうけんの書」でレベルアップしてきた人なら、自分の活躍条件を10個くらい挙げるのなんて簡単なはずです。
戦士だったら、「常に競争がある環境」や「勝ち負けがはっきりする環境」かもしれません。
魔法使いだったら、「自由度よりも、データやルールが整ってる環境」や「ひとつの仕事に時間をかけて取り組める環境」かもしれません。
旅芸人だったら、「人からの反応がすぐに見える環境」や「どんどん新しいことに飛び込める環境」かもしれません。
キャラに関係なく「失敗をたくさんできる環境」が良い人もいるかもしれないし、「できるだけ失敗しないように準備できること」を大事にする人もいるかもしれない。
どんな環境だったらやりやすいのか。
どんな条件が揃っているとがんばれるのか。
逆にがんばれない環境、やりにくい環境はどうなのか。
ひとつやふたつだけだったら、そりゃ誰かとカブることもあるかもしれません。
でも、5つや6つ、さらには10個くらい書いたら、そう簡単には人とカブらない。少なくとも確実に、どんなキャラなのかは伝わるはずです。
そうした「活躍条件」を言葉に換えて、「こんな環境でがんばれるんです」って言えばいい。そして、「御社は、そんな環境に近いと思ってるから」ってだけ書けば、とりあえず志望動機は完成します。
より精度を高めるのであれば、
それを証明する過去の経験を少し盛り込んだら説得力は増します。
会社の情報を絡めて書けたら、中級レベルの志望動機になります。
そこから延長線を描いて、未来の理想まで繋げられたら上級レベルです。
文字数や志望度によって、どこまでやるか調整すればいいんです。
志望度がそこまで高くない会社で、200字程度の志望動機だったら、初級レベルに毛が生えたくらいでも十分かもしれません。
わざわざ企業のことを調べて、会社をホメ倒すだけの志望動機を書くくらいなら、このやり方のほうがよっぽど説得力があるし、効率的なはずです。よっぽど、「あなた」のことがわかりやすくなるし、他の人とは違う志望動機になる。
だって、「自分」のことが書いてある志望動機だから。
少なくともエントリーシートや履歴書の段階では、これで十分です。
企業にとって書類選考における志望動機って、そんなに重要なポイントじゃありません。志望動機よりも自己PRのほうがよっぽど大事。
もちろん企業によって、その重要度はそれぞれだと思います。
一概にそうとは言い切れない部分はあるのはわかってます。
でも、学生の立場で考えた場合、企業によって違う志望動機を、ゼロから調べて書かなくちゃいけないコストを考えれば、それくらいの位置づけで構いません。それでいいと、ぼくは思っています。
だって、普通に考えてみてください。
ゆ~ても説明会でたかだか1時間程度の話を聞いて、雑誌やインターネットで拾える程度の情報で、そんな「第一志望!絶対御社!もうここしかない!」なんて、言われるほうにしてみても「そりゃ嘘でしょ~」って思っちゃう。
もっと深くて説得力がある志望動機は、選考を通して社員と会話していきながら、練っていけばいい。
企業の人たちだって、新卒採用をするときに考えているのは、「いかにして選考を通して、学生の志望度を上げていくか」ということです。それが、新卒採用戦略のひとつの重要項目でさえあるんです。
そういう意味で、志望動機の重要度は高まるのは、選考の後半です。
逆に言えば、選考の初期段階では、志望動機の重要度はそこまで高くないってことなんです。
もし、大して接触も情報もない選考初期の状態で、企業の人がびっくりするくらいの志望度がある人がいたら、たぶんそれは妄想です。(よっぽど本気で研究して、たくさんの社員と会っている場合は別として)
志望動機で大事なのは、自分の話!
自分の活躍条件をバンバン投げつける!
できれば仕事の情報をちょっと盛り込む!
もっとできれば延長線を描く!
ぜひぜひ就活という短期決戦での自分の労力と時間の使い方を考えて、このエントリーシートラッシュをひゃらひゃらと乗り切っちゃってくださいね~♪
ではでは、今後ともよしなに。
言うまでもなく、「私がこの会社(仕事)を志望する動機」ですよね。
つまり企業が聞きたいのは、「あなたがウチの会社(仕事)を志望する動機は何ですか?」です。
何をそんな当たり前のことを、って思うかもしれません。
でもね、志望動機の基本中の基本が、この文章の中にあるんです。
なぜだか多くの学生は、そこを外して志望動機を考えようとしているから、彼らの志望動機には説得力がなくなっちゃう。
というのも、この文章で大事なのは、主語の部分。
志望動機って、学生にとっては「私が(志望する動機)」であり、企業からしてみても「あなたが(志望する動機)」なんです。つまり、主語は「私は」であるべきだし、そうでない時点で的ハズレだよね、という話です。
だからこそ、志望動機を聞かれたら、まず答えるべきは「自分」の話。
なのに学生の中には、なぜか「御社は」から答える人が多い気がします。
まずは、自分の話をする。
それが志望動機の基本。
とはいえ、「じゃあ自分の何を話せばいいんだろう?」って考えると、言葉に詰まっちゃう人がいるのも事実。
すごく簡単な話です。
就活なんて、常に「キャラ」を話せばいい。「自分の活躍の仕方」を伝えればいいだけなんです。
いままでの経験から、自分ががんばれる条件を、とにかく羅列すればいいだけ。自分が好きなやり方、嫌いなやり方、つまりはエネルギーが盛り上がるときの条件を提示してあげればいいだけ。自分が成長していくときに大事な条件をピックアップすればいいだけ。
で、「そんな環境が御社だと思ったから」でいい。
基本はそれだけです。
別に会社をホメ倒す必要なんてない。海外マーケットでの売上比率だとか、今後の経営戦略だとか、商品開発の方向性だとか、そんなむずかしい話を盛り込む必要なんてありません。
ここまで、「キャラ」と「ぼうけんの書」でレベルアップしてきた人なら、自分の活躍条件を10個くらい挙げるのなんて簡単なはずです。
戦士だったら、「常に競争がある環境」や「勝ち負けがはっきりする環境」かもしれません。
魔法使いだったら、「自由度よりも、データやルールが整ってる環境」や「ひとつの仕事に時間をかけて取り組める環境」かもしれません。
旅芸人だったら、「人からの反応がすぐに見える環境」や「どんどん新しいことに飛び込める環境」かもしれません。
キャラに関係なく「失敗をたくさんできる環境」が良い人もいるかもしれないし、「できるだけ失敗しないように準備できること」を大事にする人もいるかもしれない。
どんな環境だったらやりやすいのか。
どんな条件が揃っているとがんばれるのか。
逆にがんばれない環境、やりにくい環境はどうなのか。
ひとつやふたつだけだったら、そりゃ誰かとカブることもあるかもしれません。
でも、5つや6つ、さらには10個くらい書いたら、そう簡単には人とカブらない。少なくとも確実に、どんなキャラなのかは伝わるはずです。
そうした「活躍条件」を言葉に換えて、「こんな環境でがんばれるんです」って言えばいい。そして、「御社は、そんな環境に近いと思ってるから」ってだけ書けば、とりあえず志望動機は完成します。
より精度を高めるのであれば、
それを証明する過去の経験を少し盛り込んだら説得力は増します。
会社の情報を絡めて書けたら、中級レベルの志望動機になります。
そこから延長線を描いて、未来の理想まで繋げられたら上級レベルです。
文字数や志望度によって、どこまでやるか調整すればいいんです。
志望度がそこまで高くない会社で、200字程度の志望動機だったら、初級レベルに毛が生えたくらいでも十分かもしれません。
わざわざ企業のことを調べて、会社をホメ倒すだけの志望動機を書くくらいなら、このやり方のほうがよっぽど説得力があるし、効率的なはずです。よっぽど、「あなた」のことがわかりやすくなるし、他の人とは違う志望動機になる。
だって、「自分」のことが書いてある志望動機だから。
少なくともエントリーシートや履歴書の段階では、これで十分です。
企業にとって書類選考における志望動機って、そんなに重要なポイントじゃありません。志望動機よりも自己PRのほうがよっぽど大事。
もちろん企業によって、その重要度はそれぞれだと思います。
一概にそうとは言い切れない部分はあるのはわかってます。
でも、学生の立場で考えた場合、企業によって違う志望動機を、ゼロから調べて書かなくちゃいけないコストを考えれば、それくらいの位置づけで構いません。それでいいと、ぼくは思っています。
だって、普通に考えてみてください。
ゆ~ても説明会でたかだか1時間程度の話を聞いて、雑誌やインターネットで拾える程度の情報で、そんな「第一志望!絶対御社!もうここしかない!」なんて、言われるほうにしてみても「そりゃ嘘でしょ~」って思っちゃう。
もっと深くて説得力がある志望動機は、選考を通して社員と会話していきながら、練っていけばいい。
企業の人たちだって、新卒採用をするときに考えているのは、「いかにして選考を通して、学生の志望度を上げていくか」ということです。それが、新卒採用戦略のひとつの重要項目でさえあるんです。
そういう意味で、志望動機の重要度は高まるのは、選考の後半です。
逆に言えば、選考の初期段階では、志望動機の重要度はそこまで高くないってことなんです。
もし、大して接触も情報もない選考初期の状態で、企業の人がびっくりするくらいの志望度がある人がいたら、たぶんそれは妄想です。(よっぽど本気で研究して、たくさんの社員と会っている場合は別として)
志望動機で大事なのは、自分の話!
自分の活躍条件をバンバン投げつける!
できれば仕事の情報をちょっと盛り込む!
もっとできれば延長線を描く!
ぜひぜひ就活という短期決戦での自分の労力と時間の使い方を考えて、このエントリーシートラッシュをひゃらひゃらと乗り切っちゃってくださいね~♪
ではでは、今後ともよしなに。
コメント