ちょっと前のヤフートップニュースにこんな記事が出てました。
『ネット世界で大人慣れしない学生』
ま、大した内容じゃないので、別にリンク先を読んでもらう必要はないのだけれど、端的に言えば、「社会人と話すのに慣れておけば、就活もうちょっと楽になるんじゃない?」という話なわけです。
ぼくもこの間、「もっと社会人に会えばいいのに」って記事を書きました。
社会人に会う、というすごく簡単なことなんだから、それくらいやっておけばいいんです。っていうことを書いたら、ある学生から「どうやって会えばいいんですか? 説明会で話すくらいしか」というメッセージをいただきました。
あのですね。
社会人なんて、そこら中にいます。
端的に言えば、その辺を歩いていて、学生じゃない大人はだいたい社会人です。スーパーのレジのおばちゃんだって、タクシーの運転手さんだって、定食屋で隣の席でアジフライ定食を食べてるおっちゃんだって、みんな社会人。
「いやいや、そういう話じゃなくて……」と思います?
でも、そういう話なんです。
もちろん、たぶん多くの学生が話したい相手は、ネクタイを締めて、オフィスでパソコンを使って仕事をしているような社会人なんだろうな、ということはわかっています。
でもね、逆に言えば、スーパーのレジのおばちゃんや、タクシーの運転手さん、定食屋で隣になったおっちゃんと、どれだけ「普通に」会話できます? 相手に変な気を遣わせずに、どれだけちゃんとしたコミュニケーションをとれます?
できない学生、けっこう多いんじゃないかと思うんです。
まずはそこから。
それくらいの会話もできなくて、何が面接やね~ん、ってな話です。
とはいいつつ、それだけだと申し訳ないので、もうちょっと学生のみなさんの役に立ちそうな部分で書いてみますね。
一番簡単なのは、カウンターのある飲み屋に行くこと。
チェーン店とかじゃなくて、ある程度お客さん同士の会話があるような飲み屋さん。赤提灯でもいいし、居酒屋でもいい。おしゃれなバーだっていいんです。なんなら、昼間のカフェだっていいかもしれない。とりあえず、カウンターのあるお店が一番楽です。
ああいうところって、慣れていないと入りにくいし、話すのにもちょっと緊張しちゃうかもしれないけれど、話し始めたらそんなに難しいことじゃない。
ぼくはそういう飲み屋で、企業の社長さんや有名な小説家、若くに起業した人、いろんな分野のアーティストの人たちと出会ったりしています。
もし、ぼくがいま就活をしている学生だったら、とりあえず飲み屋に行きます。そしてもし、志望している会社があったら、その会社の近くの飲み屋に行きます。もちろん平日です。もしかしたら、ちょっと遅めの時間のほうがいいかもしれません。
何度か通ったら、志望企業の社員に会えるかもしれない。店長さんと仲良くなったら、そのへんの話も聞けるかもしれない。
OB訪問もいいけれど、そういうところで仕入れる情報は、OB訪問では聞けないようなものだったりするかもしれない。
マンガのような話だけれど、ぼくの知り合いの学生で、志望企業の最終面接に行ったら、いつも飲み屋で会っていたおっちゃんが人事部長として座っていた、なんて話も聞きました。
それくらい、飲み屋にはいろんな人や情報が集まってるんです、たぶん。
夜じゃなくたっていい。
昼間にオフィスビルの近くで、志望企業の会社が入っているビルから出てくる人に、片っ端から声をかけてみたらいい。「就活をしているんですけど、ランチを食べながら話を聞かせてくれませんか?」って。
本社ビルだったりしたら、そのビルから出てくる人は全員その会社の社員です。たまには取引先の人だったりもするかもしれないけれど、それはそれで面白いでしょ。
「いきなり初対面じゃちょっと…」というなら、TwitterでもFacebookでも使えばいいんです。ちょっと社名で検索したら、社名を公開している人たちはいくらでも出てきます。
その人たちにアプローチしてみればいいんです。
もちろん、(特に女性の場合は)変な社員にあたっちゃうかもしれないけれど、それならそれで貴重な情報。むしろ素性がわかっている分、クレームだって入れやすいわけです。
このように、社会人と会う方法はいくらでもあります。
そして、そうやって多くの社会人と会って、話をするだけで、就活は格段にうまくいく確率があがります。
社会人慣れしてるかどうかって、けっこう大事。
100の力があるけれど、社会人に慣れていなくて40%しか出せない人。
力は70くらいだけど、社会人慣れしていて80%くらい出せる人。
どっちのほうが、出力量が多いかと言ったら、やっぱり「慣れてる人」なんです。
自己分析や業界研究も、やりたいならやればいいです。テスト勉強も大事だとは思います。自分の底力を、いまから一気に増やそうとするのも大事なことだけれど、一方で、それを効果的に伝えられるだけの「慣れ」は、けっこうすぐに身につけやすい。
あの超有名ゲームシリーズ『ドラゴンクエスト』の生みの親、堀井雄二氏も言っています。冒険を進める上で大事なのは、「なによりも 『いろんな人と話をする!』 こと」って。
ぜひぜひ、飲み屋に行って、いろんな人と話してみましょう♪
追:
あ、そうそう、2月のアタマに今年最初で最後(?)の就活相談会、やります~。詳細は改めて♪
『ネット世界で大人慣れしない学生』
ま、大した内容じゃないので、別にリンク先を読んでもらう必要はないのだけれど、端的に言えば、「社会人と話すのに慣れておけば、就活もうちょっと楽になるんじゃない?」という話なわけです。
ぼくもこの間、「もっと社会人に会えばいいのに」って記事を書きました。
社会人に会う、というすごく簡単なことなんだから、それくらいやっておけばいいんです。っていうことを書いたら、ある学生から「どうやって会えばいいんですか? 説明会で話すくらいしか」というメッセージをいただきました。
あのですね。
社会人なんて、そこら中にいます。
端的に言えば、その辺を歩いていて、学生じゃない大人はだいたい社会人です。スーパーのレジのおばちゃんだって、タクシーの運転手さんだって、定食屋で隣の席でアジフライ定食を食べてるおっちゃんだって、みんな社会人。
「いやいや、そういう話じゃなくて……」と思います?
でも、そういう話なんです。
もちろん、たぶん多くの学生が話したい相手は、ネクタイを締めて、オフィスでパソコンを使って仕事をしているような社会人なんだろうな、ということはわかっています。
でもね、逆に言えば、スーパーのレジのおばちゃんや、タクシーの運転手さん、定食屋で隣になったおっちゃんと、どれだけ「普通に」会話できます? 相手に変な気を遣わせずに、どれだけちゃんとしたコミュニケーションをとれます?
できない学生、けっこう多いんじゃないかと思うんです。
まずはそこから。
それくらいの会話もできなくて、何が面接やね~ん、ってな話です。
とはいいつつ、それだけだと申し訳ないので、もうちょっと学生のみなさんの役に立ちそうな部分で書いてみますね。
一番簡単なのは、カウンターのある飲み屋に行くこと。
チェーン店とかじゃなくて、ある程度お客さん同士の会話があるような飲み屋さん。赤提灯でもいいし、居酒屋でもいい。おしゃれなバーだっていいんです。なんなら、昼間のカフェだっていいかもしれない。とりあえず、カウンターのあるお店が一番楽です。
ああいうところって、慣れていないと入りにくいし、話すのにもちょっと緊張しちゃうかもしれないけれど、話し始めたらそんなに難しいことじゃない。
ぼくはそういう飲み屋で、企業の社長さんや有名な小説家、若くに起業した人、いろんな分野のアーティストの人たちと出会ったりしています。
もし、ぼくがいま就活をしている学生だったら、とりあえず飲み屋に行きます。そしてもし、志望している会社があったら、その会社の近くの飲み屋に行きます。もちろん平日です。もしかしたら、ちょっと遅めの時間のほうがいいかもしれません。
何度か通ったら、志望企業の社員に会えるかもしれない。店長さんと仲良くなったら、そのへんの話も聞けるかもしれない。
OB訪問もいいけれど、そういうところで仕入れる情報は、OB訪問では聞けないようなものだったりするかもしれない。
マンガのような話だけれど、ぼくの知り合いの学生で、志望企業の最終面接に行ったら、いつも飲み屋で会っていたおっちゃんが人事部長として座っていた、なんて話も聞きました。
それくらい、飲み屋にはいろんな人や情報が集まってるんです、たぶん。
夜じゃなくたっていい。
昼間にオフィスビルの近くで、志望企業の会社が入っているビルから出てくる人に、片っ端から声をかけてみたらいい。「就活をしているんですけど、ランチを食べながら話を聞かせてくれませんか?」って。
本社ビルだったりしたら、そのビルから出てくる人は全員その会社の社員です。たまには取引先の人だったりもするかもしれないけれど、それはそれで面白いでしょ。
「いきなり初対面じゃちょっと…」というなら、TwitterでもFacebookでも使えばいいんです。ちょっと社名で検索したら、社名を公開している人たちはいくらでも出てきます。
その人たちにアプローチしてみればいいんです。
もちろん、(特に女性の場合は)変な社員にあたっちゃうかもしれないけれど、それならそれで貴重な情報。むしろ素性がわかっている分、クレームだって入れやすいわけです。
このように、社会人と会う方法はいくらでもあります。
そして、そうやって多くの社会人と会って、話をするだけで、就活は格段にうまくいく確率があがります。
社会人慣れしてるかどうかって、けっこう大事。
100の力があるけれど、社会人に慣れていなくて40%しか出せない人。
力は70くらいだけど、社会人慣れしていて80%くらい出せる人。
どっちのほうが、出力量が多いかと言ったら、やっぱり「慣れてる人」なんです。
自己分析や業界研究も、やりたいならやればいいです。テスト勉強も大事だとは思います。自分の底力を、いまから一気に増やそうとするのも大事なことだけれど、一方で、それを効果的に伝えられるだけの「慣れ」は、けっこうすぐに身につけやすい。
あの超有名ゲームシリーズ『ドラゴンクエスト』の生みの親、堀井雄二氏も言っています。冒険を進める上で大事なのは、「なによりも 『いろんな人と話をする!』 こと」って。
ぜひぜひ、飲み屋に行って、いろんな人と話してみましょう♪
追:
あ、そうそう、2月のアタマに今年最初で最後(?)の就活相談会、やります~。詳細は改めて♪
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