去年の就活生の話。僕が相談にのって自己PRも完ペキ、普段の会話もユーモアがある、とても素敵な学生がいました。僕としても、まぁ大丈夫だろうな、と思って「よゆ~よゆ~♪」とか言っていたのだけれど、1ヶ月くらいした頃に話してみると、何だか全然うまくいってない。
いやいや、それはないでしょ、自己PRだってちゃんとできてるし、元々ちゃんと会話だってできるんだもん、そう簡単に落ちるはずがない。
実際に就活を始めたら、なんと一次面接でバシバシ落ちるとのこと。しかも、20社連続。僕としても全然予想外。連続通過の聞き間違いかと思ったのだけれど「もしかして…」と思って、模擬面接的なことをしてみたわけです。
もうね、10秒で判明しました。
そうなんです、基本的に一次面接が通らない人には共通点がある。
なにも旧式就活論者が言う「面接官は人を見るプロ!」みたいな話じゃありません。もっと単純な話。誰でもわかる、10秒でわかる、すごくシンプルな話。
あからさまに就活病。
たったそれだけの理由です。
学生が話し始めるのを聞けば(というよりも部屋に入ってきた時点で)、就活病の人は「就活病オーラ」が出てる。あからさまに就活病の気配が漲っているんです。
ひとつは、前回の記事でも書いたとおり「ワタクシは」ってのがそうです。
「ワタクシは」と言ってる学生は、だいたいほとんど就活病。
そして前回の記事で、さらっと触れていた部分でもうひとつ。
それが「記者会見トーク」。
一次面接で落ちる学生のほとんどは、記者会見みたいな話し方をしてる。
もちろんそれでも通る人はいます。けれど、それはあくまでもドングリの背比べ的に、少しだけ頭ひとつ、髪の毛10本くらいの差で通っているだけ。
そんなところで勝負していたら、エピソードや頭の良さ、学歴で自分よりも優位な人たちと比べたら、そりゃ負けやすくなっちゃう。
多くの会社の一次面接は、それほど内容になんてこだわっていません。単に「これからわざわざ時間を割いたとして、ちゃんとコミュニケーションがとれそうかどうか」を判断している程度です。(この辺の話は、過去記事『サラダ女子』も読んでみてください)
だからこそ、記者会見トークを止める。
「今回の事件につきましては、我々としても大変遺憾に思っております。今後は最善の努力を尽くすとともに、鋭意現状の捜査・検証に尽力して参りたいと考えております」。
これじゃ、伝わらない。
たとえば、あなたが誰かからプロポーズを受けたとします。
目の前の相手は、直立不動。そんな相手が言うんです。
「私はあなたを非常に大切な存在だと考えており、あなたの人生を幸せにするために努力していきたいと考えています。そこで私は、3つの約束を考えました。浮気をしないこと。子どもを大切にすること。そして、あなたを一番に愛し続けること。以上の3点から、あなたに結婚を申し込みたいと考えております」。
どう…?
記者会見かっつ~の、って話でしょ。
たしかに言ってる内容はプロポーズっぽい。
でも、こんなプロポーズで、「はい、喜んで~!」と言えるかどうか。
「ぼく、本当に君のことをすごく大事にしたいんですよ。一緒に幸せになるために本当にがんばるから。約束する。絶対に浮気しないし、子どもだって大事にする。そして、誰よりも君のことを一番愛し続けるよ。この3つの約束は絶対に破らない。だから結婚してほしいんです」。
内容に大した違いはないのに、どっちが伝わりやすいかって言ったら、後者です。しかも、前者は目が泳いでるんです、ど~せ。
こういう記者会見トークを止める。
それだけで、一次面接くらい普通に通ります、本当に。
普通に会話しましょう。
冒頭の学生も、その「話し方を止めただけ」で、一次面接通過するどころか、1ヶ月ちょっとで4社の内定をとりました。これまで20社以上も一次面接で落ちていた人が、話し方を変えただけで、です。他は何も変えてません。
従来の旧式就活法で言われてることって、その程度なんです。むしろ、自分をダメに見せるための方法がめちゃくちゃ多い。もちろん、それを完ぺきにこなして、明らかに人と違った経験をしてきているなら別です。
そうじゃないなら、「常識」とか「マナー」だからと言われて盲目的にやっていることを、ほんのちょっと変える。それだけで、結果が全然変わる。
従来の就活法をやってると、本当は内定くらい余裕でとれるはずの人ですら、一次面接で落ち続けちゃう。本来の皆さんの価値を削ぎ落とすようなやり方。ホントはもっと評価されるべき学生はたくさんいるはずなんです。
だから、冒頭の学生のような経験をしてしまっている学生を減らしたい。そういう就活をなくしたい。
まわりの人が就活病だから、ちょっととはいえ違ったやり方をするのは不安になるかもしれません。でも、やってみてください。絶対に結果が変わります。面接官の反応も変わります。自分のちょっとした変化で、しょ~もない就活の現状は変わるんです。一緒に変えていきましょう。
いやいや、それはないでしょ、自己PRだってちゃんとできてるし、元々ちゃんと会話だってできるんだもん、そう簡単に落ちるはずがない。
実際に就活を始めたら、なんと一次面接でバシバシ落ちるとのこと。しかも、20社連続。僕としても全然予想外。連続通過の聞き間違いかと思ったのだけれど「もしかして…」と思って、模擬面接的なことをしてみたわけです。
もうね、10秒で判明しました。
そうなんです、基本的に一次面接が通らない人には共通点がある。
なにも旧式就活論者が言う「面接官は人を見るプロ!」みたいな話じゃありません。もっと単純な話。誰でもわかる、10秒でわかる、すごくシンプルな話。
あからさまに就活病。
たったそれだけの理由です。
学生が話し始めるのを聞けば(というよりも部屋に入ってきた時点で)、就活病の人は「就活病オーラ」が出てる。あからさまに就活病の気配が漲っているんです。
ひとつは、前回の記事でも書いたとおり「ワタクシは」ってのがそうです。
「ワタクシは」と言ってる学生は、だいたいほとんど就活病。
そして前回の記事で、さらっと触れていた部分でもうひとつ。
それが「記者会見トーク」。
一次面接で落ちる学生のほとんどは、記者会見みたいな話し方をしてる。
もちろんそれでも通る人はいます。けれど、それはあくまでもドングリの背比べ的に、少しだけ頭ひとつ、髪の毛10本くらいの差で通っているだけ。
そんなところで勝負していたら、エピソードや頭の良さ、学歴で自分よりも優位な人たちと比べたら、そりゃ負けやすくなっちゃう。
多くの会社の一次面接は、それほど内容になんてこだわっていません。単に「これからわざわざ時間を割いたとして、ちゃんとコミュニケーションがとれそうかどうか」を判断している程度です。(この辺の話は、過去記事『サラダ女子』も読んでみてください)
だからこそ、記者会見トークを止める。
「今回の事件につきましては、我々としても大変遺憾に思っております。今後は最善の努力を尽くすとともに、鋭意現状の捜査・検証に尽力して参りたいと考えております」。
これじゃ、伝わらない。
たとえば、あなたが誰かからプロポーズを受けたとします。
目の前の相手は、直立不動。そんな相手が言うんです。
「私はあなたを非常に大切な存在だと考えており、あなたの人生を幸せにするために努力していきたいと考えています。そこで私は、3つの約束を考えました。浮気をしないこと。子どもを大切にすること。そして、あなたを一番に愛し続けること。以上の3点から、あなたに結婚を申し込みたいと考えております」。
どう…?
記者会見かっつ~の、って話でしょ。
たしかに言ってる内容はプロポーズっぽい。
でも、こんなプロポーズで、「はい、喜んで~!」と言えるかどうか。
「ぼく、本当に君のことをすごく大事にしたいんですよ。一緒に幸せになるために本当にがんばるから。約束する。絶対に浮気しないし、子どもだって大事にする。そして、誰よりも君のことを一番愛し続けるよ。この3つの約束は絶対に破らない。だから結婚してほしいんです」。
内容に大した違いはないのに、どっちが伝わりやすいかって言ったら、後者です。しかも、前者は目が泳いでるんです、ど~せ。
こういう記者会見トークを止める。
それだけで、一次面接くらい普通に通ります、本当に。
普通に会話しましょう。
冒頭の学生も、その「話し方を止めただけ」で、一次面接通過するどころか、1ヶ月ちょっとで4社の内定をとりました。これまで20社以上も一次面接で落ちていた人が、話し方を変えただけで、です。他は何も変えてません。
従来の旧式就活法で言われてることって、その程度なんです。むしろ、自分をダメに見せるための方法がめちゃくちゃ多い。もちろん、それを完ぺきにこなして、明らかに人と違った経験をしてきているなら別です。
そうじゃないなら、「常識」とか「マナー」だからと言われて盲目的にやっていることを、ほんのちょっと変える。それだけで、結果が全然変わる。
従来の就活法をやってると、本当は内定くらい余裕でとれるはずの人ですら、一次面接で落ち続けちゃう。本来の皆さんの価値を削ぎ落とすようなやり方。ホントはもっと評価されるべき学生はたくさんいるはずなんです。
だから、冒頭の学生のような経験をしてしまっている学生を減らしたい。そういう就活をなくしたい。
まわりの人が就活病だから、ちょっととはいえ違ったやり方をするのは不安になるかもしれません。でも、やってみてください。絶対に結果が変わります。面接官の反応も変わります。自分のちょっとした変化で、しょ~もない就活の現状は変わるんです。一緒に変えていきましょう。
コメント