多くの就活生を悩ませる質問。
「◯年後のあなたは?」とかいうやつ。
自己PRや志望動機の2大巨頭の次はやっぱりこれ。僕のブログの検索ワードでも「5年後のあなた」は、大体いっつもトップ15位くらいには入ってる。あとは「困難」とか「挫折」とかかな。(この辺は改めて書きます)
3年後のあなただったり、10年後だったり、年数の設定は企業によってさまざまです。面接でもエントリーシートでも、けっこう聞かれるんですよね。
もうね、そんな質問…。
「んなもんわかるか~い!」とか「じゃ~テメ~はど~なんだよ!?」と言いたくなりますよね。その気持ち、わかります。すごくわかります。
でも、みなさんはいい子だから(もしくは就活だといい子ぶるから?)、こんなしょうもない質問に真面目に答えようとしちゃうんです。
本当は学生の方がわかってるんですもん。
5年後や10年後なんて、誰が考えてもわからないってことを。
面接官をしているおっさんやら何やらは、てけとーに働いていたら会社は右肩上がりの成長をして、人と同じように働いてたら人と同じように昇進して、ローンで車を買って、よ~し次に昇進したら家も買っちゃうぞ~、今夜はスキヤキだね、パパ!みたいな時代に生きてきたんです。
一方、生まれた瞬間にバブルが崩壊したみなさんの世代は、時代も価値観も経済もどんどん変化するのが当たり前。だから、そんなバブル世代のおっさんの考え方がわかるはずもないわけです。(この辺は真に受けないように)
もちろん、こうした質問を通して、学生の論理性とか仕事観をみようとしているという面はあるかもしれません。
ただ、プロが集まったって5年後のことなんて、予測できない。
そんなプロでも予測もできないようなことを聞いてどうすんねん、と。
かのシャープが「過去最高益うぇーい!」とか言ってたのが5年前ですよ。5年なんて、あれだけの規模の会社が凋落するのにさえ十分な期間なわけです。それだけ変化するような時代に、一介の学生に「◯年後のあなたは?」なんて聞いてど~すんねん、ですよね。
とは言いつつ、学生のみなさんにとっては、そういう話じゃないですもんね。
「そんなんわかるか~い!」とはさすがに言えない。
ただ、みなさんが悩んだり迷ったり分からなくなったりするのには、理由があるように思います。それは、環境や属性の変化まで考えようとするから。
環境っていうのは、それこそ上に書いたような時代や経済、社会というレベルのことから、家族や職場という意味まで含みます。
属性っていうのは、どんな会社なのか、どんな職種なのか、という地位や所属というような部分です。つまり「その会社」に採用された場合と、そうじゃない場合で違ってくるような部分。
そこまで考えたら、「◯年後の自分」なんて、何パターンでもありうる。
会社によっても変わってくる。そりゃ悩んだり迷ったりするのは当然です。
そんなとこまで考えなくていいです。
「それじゃ企業の人たちを納得させられないよ!」と思うかもしれません。
でも、やっぱり僕は必要ないと思ってます。
それなら、キャラの進化系を話せばいい。
環境なんて変わります。属性だってかなりの確率で変わります。「◯年後の自分」を語れるのは、「いままでの自分」があってこそ。起点はあくまでも自分です。つまり、「○年後の自分」は「いままでの自分」の延長線上にあるわけです。至極当たり前のことのようだけど。
だからこそ、一番想像しやすくて、一番ズレが少ないのは、いままでの自分から延長線を引いたところにある自分。
そして、「いままでの自分」で一番わかりやすいのは、キャラ。だから、キャラの進化系、キャラとしての延長線を描けばいいんです。
武闘家なら、いままでの人生でも、ひょいひょい新しいフィールドに飛び込んでみたはずです。そこで闘ってきた相手、得られたもの、そのスピードを、数段階上に設定してみる。
発明家なら、いままでの人生でも、新しい仕組みを考えたり、人からちょっと違うと言われるようなアイデアを出してきたはずです。そのベースとなる土台、影響を与える相手の数、影響を与える密度を、数段階上に設定してみる。
他のキャラだって、同じです。
そうやって、いままでキャラとしてやってきたことの対象や密度や規模や影響力が高まった状態を考えてみる。少しずつ伸ばしてみる。
それが、キャラの進化系。
「キャラ説明」の記事にも、そのへんのことは書いてあったりします。
誰にでも、いままでの日常生活で繰り返してきたキャラとしての能力や実績があります。社会にでると、そのフィールドも規模も与えられる武器も一緒に動くメンバーも全てが数ランク上がるわけです。
つまり、「◯年後」には、使える武器も増えるし、獲得できる経験値も上がるし、助けてくれる仲間も多くなるわけです。
もし、そんな状況で5年なり10年なりを過ごしたらどうなる?
あなたのキャラはどうなっちゃうんだろう?
どうなってたら、「俺のキャラが一番成長した状態」って言えるんだろう?
それを、言葉にして書くだけ話すだけ。
そうすれば、自然と「◯年後の自分」のことは話せるようになる、と思うんだけど、どうでしょう?まだ難しそう?
<追>
過去記事『「5年後のあなた」の答え方』も見てみてくださいね。
「◯年後のあなたは?」とかいうやつ。
自己PRや志望動機の2大巨頭の次はやっぱりこれ。僕のブログの検索ワードでも「5年後のあなた」は、大体いっつもトップ15位くらいには入ってる。あとは「困難」とか「挫折」とかかな。(この辺は改めて書きます)
3年後のあなただったり、10年後だったり、年数の設定は企業によってさまざまです。面接でもエントリーシートでも、けっこう聞かれるんですよね。
もうね、そんな質問…。
「んなもんわかるか~い!」とか「じゃ~テメ~はど~なんだよ!?」と言いたくなりますよね。その気持ち、わかります。すごくわかります。
でも、みなさんはいい子だから(もしくは就活だといい子ぶるから?)、こんなしょうもない質問に真面目に答えようとしちゃうんです。
本当は学生の方がわかってるんですもん。
5年後や10年後なんて、誰が考えてもわからないってことを。
面接官をしているおっさんやら何やらは、てけとーに働いていたら会社は右肩上がりの成長をして、人と同じように働いてたら人と同じように昇進して、ローンで車を買って、よ~し次に昇進したら家も買っちゃうぞ~、今夜はスキヤキだね、パパ!みたいな時代に生きてきたんです。
一方、生まれた瞬間にバブルが崩壊したみなさんの世代は、時代も価値観も経済もどんどん変化するのが当たり前。だから、そんなバブル世代のおっさんの考え方がわかるはずもないわけです。(この辺は真に受けないように)
もちろん、こうした質問を通して、学生の論理性とか仕事観をみようとしているという面はあるかもしれません。
ただ、プロが集まったって5年後のことなんて、予測できない。
そんなプロでも予測もできないようなことを聞いてどうすんねん、と。
かのシャープが「過去最高益うぇーい!」とか言ってたのが5年前ですよ。5年なんて、あれだけの規模の会社が凋落するのにさえ十分な期間なわけです。それだけ変化するような時代に、一介の学生に「◯年後のあなたは?」なんて聞いてど~すんねん、ですよね。
とは言いつつ、学生のみなさんにとっては、そういう話じゃないですもんね。
「そんなんわかるか~い!」とはさすがに言えない。
ただ、みなさんが悩んだり迷ったり分からなくなったりするのには、理由があるように思います。それは、環境や属性の変化まで考えようとするから。
環境っていうのは、それこそ上に書いたような時代や経済、社会というレベルのことから、家族や職場という意味まで含みます。
属性っていうのは、どんな会社なのか、どんな職種なのか、という地位や所属というような部分です。つまり「その会社」に採用された場合と、そうじゃない場合で違ってくるような部分。
そこまで考えたら、「◯年後の自分」なんて、何パターンでもありうる。
会社によっても変わってくる。そりゃ悩んだり迷ったりするのは当然です。
そんなとこまで考えなくていいです。
「それじゃ企業の人たちを納得させられないよ!」と思うかもしれません。
でも、やっぱり僕は必要ないと思ってます。
それなら、キャラの進化系を話せばいい。
環境なんて変わります。属性だってかなりの確率で変わります。「◯年後の自分」を語れるのは、「いままでの自分」があってこそ。起点はあくまでも自分です。つまり、「○年後の自分」は「いままでの自分」の延長線上にあるわけです。至極当たり前のことのようだけど。
だからこそ、一番想像しやすくて、一番ズレが少ないのは、いままでの自分から延長線を引いたところにある自分。
そして、「いままでの自分」で一番わかりやすいのは、キャラ。だから、キャラの進化系、キャラとしての延長線を描けばいいんです。
武闘家なら、いままでの人生でも、ひょいひょい新しいフィールドに飛び込んでみたはずです。そこで闘ってきた相手、得られたもの、そのスピードを、数段階上に設定してみる。
発明家なら、いままでの人生でも、新しい仕組みを考えたり、人からちょっと違うと言われるようなアイデアを出してきたはずです。そのベースとなる土台、影響を与える相手の数、影響を与える密度を、数段階上に設定してみる。
他のキャラだって、同じです。
そうやって、いままでキャラとしてやってきたことの対象や密度や規模や影響力が高まった状態を考えてみる。少しずつ伸ばしてみる。
それが、キャラの進化系。
「キャラ説明」の記事にも、そのへんのことは書いてあったりします。
誰にでも、いままでの日常生活で繰り返してきたキャラとしての能力や実績があります。社会にでると、そのフィールドも規模も与えられる武器も一緒に動くメンバーも全てが数ランク上がるわけです。
つまり、「◯年後」には、使える武器も増えるし、獲得できる経験値も上がるし、助けてくれる仲間も多くなるわけです。
もし、そんな状況で5年なり10年なりを過ごしたらどうなる?
あなたのキャラはどうなっちゃうんだろう?
どうなってたら、「俺のキャラが一番成長した状態」って言えるんだろう?
それを、言葉にして書くだけ話すだけ。
そうすれば、自然と「◯年後の自分」のことは話せるようになる、と思うんだけど、どうでしょう?まだ難しそう?
<追>
過去記事『「5年後のあなた」の答え方』も見てみてくださいね。
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