志望動機における2つの勘違い。
 「やりたい」と「できる」
 この2つの勘違いが、志望動機をダメなものにしちゃってる。

 「やりたい」というのは、企画の仕事がしたいとか、旅行や化粧品に関わる仕事がしたい、というような話。
 「できる」というのは、それこそ主体性をもってとか、リーダーシップを発揮してという前置きのもとで、入社後もそれが「できる」と言っちゃうような話。

 あのですね……これって、「童貞メンタリティ」です。
 女性との関係を一度ももったことのない童貞の男の子の虚言流言と同じスタンス、同じメンタリティ。それじゃいつまで経っても、相手の心は動かない。

 どんなに「やりたい!あなたとやりたい!」と言ったって、そんな自分の欲求ばかりの言葉で、「じゃあ、そこまで言うなら…」なんて言う女性は少ない。あなたが口説こうとしているのは、みんなから言い寄られている人気の女性。
 そんな相手に「やりたい!やりたい!」ばかりじゃ、いつまで経っても童貞のまま。相手には、あなたに「やらせてあげる」義務もなければ義理もない。あなたの「やりたい」気持ちに応えなきゃいけない理由がないんです。

 「できる」だって同じです。
 相手は、あなたが童貞だということを知ってる(あくまでも比喩ですよ)。これまで一度も経験をしたことがない人が、「俺ってけっこう凄いんだゼ」とか「むっちゃ巧いねん!」なんて言ったって、嘘くさすぎて話にならない。
 ネットや本でちゃちゃっと調べたような、にわか仕込みの知識やテクニックで、どんなに「おれ、むっちゃデキるよ!」なんて言ったって、オトナの女性からしたら「はいはい、そ~ですか」で済まされちゃう程度のものです。

 「やりたい」ばかり言う人は、相手のことを考えてない。
 「できる」ばかり言う人は、わかってないことに気づいてない。

 相手は、あなたと付き合って幸せになりたいんです。
 相手は、付き合った後のことまで真剣に考えているんです。

 そんな相手に「おれは、やりたい!」って言ったって、「おれ、むっちゃできるんだよ」と言ったって、そう簡単に相手は信じてくれない。むしろ「自分のことに必死すぎて、私のことなんて見てない」と疑っちゃう。
 相手は、モテモテだからといって、「誰でもいいわ」なんて思ってないんです。すごく真剣に考えてくれてる。
 だからこそ、ちゃんと僕らも真剣に向き合わなくちゃいけない。

 何度も言います。
 企業はあなたの敵じゃないんです。虚勢を張っても仕方がない。嘘をついても意味がない。褒め殺したって惹かれないんです。

 モテモテの彼女はいつも不安に思ってます。
 「どうせ誰にでも言ってるんだろうな…」
 「私の外見だけ見て言ってるんだろうな…」
 「私にとっての幸せを考えてくれてないんだろうな…」
 「付き合ってからのこと、考えてないんだろうな…」

 「一緒に幸せになろう」なんて、誰にでも言える。表面的なところを見て褒めることくらい誰にでもできる。「幸せ」なんて曖昧な言葉なら誰でも言える。いまの感情だけならどうにでも言える。
 あなたが「やりたい」とか「できる」と言えば言うほど、彼女の心の中には不安が広がっちゃう。だから彼女には、そうじゃない言葉を投げかけてあげたいんです。

 これは、「やりたい」とか「できる」という言葉が厳禁!絶対使っちゃダメ!という話じゃないですよ。自分がそれを「やりたい」と思ったり、「できる」と思うのは必要なこと。だけど、それが自分勝手な思い込みだったり、自分のことだけを考えた「やりたい」とか「できる」のままじゃ、いつまで経っても先に進めない童貞くんのままですよ、というだけの話なんです。

 大事なのは童貞メンタリティからの脱出
 じゃあ、具体的にはどうすればいいんでしょう。


(つづく)