最近少しずつES添削の依頼も増えてきていて、やっと今年の就活も動き出している感がありますね。
 そんな状況なので、今回は去年の記事を参考(?)にしながらESの書き方について書いてみます。

 僕が学生のESを見るときに、まずチェックするポイントはだいたい決まってます。で、その後に言うひと言もだいたい決まっていて、それから話すたとえ話もだいたい決まってます。
 「決まっている」と言っても、別にそうすることを「決めている」わけではないですよ。だけど、就活病にかかった多くの学生たちはやっぱりネットや書籍に書いてありそうな書き方をして、結局「むむ~ん……?」って思ってしまうような文章になっちゃう。
 学生も学生で、けっこう一生懸命書いたわりには読み返してみたらやっぱり「むむ~ん……?」って思っちゃったりするでしょう? 「これでおっけー!どうだ!」って言いながら見せてくれる学生って、あんまり多くない。

 なので、せっかくこのブログを読んでくれている学生の皆さんは、人事の人たちにそうやって「むむ~ん…?」と思わせずに済むように、ぜひぜひ今日の記事を読んでみてほしいんです。

 僕がいつもES添削をするときにチェックするのは、ネタの選び方でもないし、文章の構成でもないし、言葉遣いでもなければ、もちろん誤字脱字なんかでもありません。
 僕のチェックポイントはコレ。
 『★ESチェック04 解釈の幅が広い言葉は無視される!』(→過去記事

 詳しくはリンク先を見てほしいのだけれど、ESを見ながら特定の単語に赤マルをつけていくんです。
 「特定の単語」というのは、「積極的に」とか「試行錯誤」とか「前向きに」とか「膨大な量の」とか「多様な価値観」とか「たくさんの」とか「意見が言いやすい雰囲気」とか「関係調整」とか「いかにして」とか「粘り強く」という言葉。

 これ、ぜんぶ人によって解釈が違う
 『anan』とかの「大公開!彼氏に求める条件トップ10!!」みたいな特集にある「やさしい人」なんていうのと同じ。
 「やさしい」という言葉だけじゃ、何をどうすればいいのかわかんない。「よっしゃぁ!やさしくするぞ!」なんて意気込んで、寒そうにしている女性にコートを掛けてあげたって、女性全員が全員「○○くん、やさしい…」なんて思ってくれるとは限りません。人によっては「え~、キモい~」とか言われたりするかもしれない。
 「やさしい人」とか言う前に、「何をもって“やさしい”とするのか」をちゃんと教えてくれるべきなんです、ananは。

 まぁananは仕方がないとして、ESはそうはいきません。
 積極的に試行錯誤して不退転の決意で前向きに善処したなんて言ったって、そこは受け手の問題。受け手にしてみれば、結局何をどうしたのか全然わからない
 面接ならまだ「“積極的”というのはどんな感じだったの?」と質問できる。でも、ESや履歴書を読んでいる企業の人たちがわざわざ電話してきて質問してくれるなんてこと、あるわけがない。
 だから、そういう言葉があると企業の人たちはとりあえず「よくわかんないや」と思って終わり

 そういう言葉は、キャラによっても解釈が違います。「成長」という言葉だってそうだし、「積極性」だってそう。武闘家が言う「積極性」と魔法使いが言う「積極性」はぜんぜん意味も事実も異なるのは、もうみなさんもわかってくれているはずです。

 特に「頭のいい学生」は、うまくまとめるのに慣れているし、実際にそれができちゃうから、それっぽい言葉を多用しがち。「まさに暗中模索の状態でした」とか「試行錯誤の結果、状況を打開しました」。って、何が起きたのかわからない!です。
 それじゃ「かくかくしかじかで成功しました!」って言ってるのと大して変わらない。大事なのは、うまくまとめることじゃなくて、うまく切り取ることなんです。

 なので、そういう言葉を無くすこと。
 それだけで、ESの文面は一気に変わるはずです。変わります。
 いまES文章を「試行錯誤」しながら取り組んでいる人は、ぜひこうやって「解釈の広い言葉」にマルをつけてみてください。たぶん200文字もあったら5つは使ってると思いますよ。

 もっと詳しく知りたい方は、上記リンクの「ESチェック7項目」の記事も読んでみてくださいね♪