フットワークの良さとリスクを恐れない冒険心で、未知のモンスターにも飛び込む斬り込み隊長。型にはまらない柔軟なそのスタンスが局面を切り拓き、周囲を鼓舞します。

 「冒険したい」気持ちを原動力に成長する武闘家キャラ

 8キャラの中でも一番のフットワークをもつ武闘家は退屈な時間が嫌いで刺激や興奮がないと落ち着かない。そのときどきで変化する状況で、ときにはヒラリヒラリとかわし、ときには力でねじ伏せる。そんな闘い方を得意とする斬り込み隊長。
 まわりが踏み出せずにいるような状況でも、武闘家だけは「考えるな、感じろ」とばかりに誰よりも早く動き出し、誰よりも早く一撃を与えたい。自分が楽しみながら闘っている姿を見せて周囲に刺激を与えることができます。

 ただしレベルが低いうちは、あとを考えない短絡的な人。綿密に計画を立ててるわけじゃないから、飽きて他に興味が移ったり、長丁場になってくるとやる気が無くなっちゃう。まわりは迷惑に思っていても、自分は「楽しめた」なんて開き直っちゃう。
 そんな人の感情に無頓着なのは、いままさに「闘っている自分のカッコ良さ」が評価基準になっているから。初動はすごく早いのに持続できずに目移りしちゃうのはそのためです。次々と押しよせる敵をバッタバッタと倒していくことが好きなんですよね。
 しっかり着実にやれば大きな経験値を得られるのに、それを途中で止めてレベルアップのチャンスを逃しちゃうこともあります。

 それがレベル10くらいの武闘家になると、より楽しい冒険を続けるには明確な成果が大切だということに気づいてきます。面白そうなものにどんどん飛びつくだけではなく、新しい冒険プロジェクトを自分で立ち上げられるようになる。
 さらにレベルが上がっていくと、スピーディな判断力とタフな実行力を兼ね備えた大胆かつ意外性のある改革者として、周囲に強い存在感を発揮していきます。
 型にはまらない革新的な実行力をもつ熟練の武闘家は、従来の組織に大きなインパクトを与える存在となって、まわりの評価を獲得していくキャラなんです。

 衝動的に動いてしまうクセは、さまざまな経験を積んで優先順位を付けられるようになれば「トラブルさえも即断即決で対処できる人」という評価に変わっていきます。
 物ごとに対する観察力は敏感なのに、人の感情には鈍感な武闘家ですが、巻き込めるほどの影響力を持てば無理に意識をしなくても周囲のモチベーションを上げていくことだって可能です。

 そんな武闘家のレベルアップのポイントは、「気持ちは常にインディ・ジョーンズ」でいること。
 目の前の困難はもちろん、予想外のハプニングにも柔軟に対応できる武闘家は、次々と面白いことに飛び込んでいくことで成長してきたはずです。たとえそこにリスクがあったとしても。
 もしそれが結果的に成功しなかったとしても、そこで経験したことは確実に武闘家の経験値となって蓄積されています。成果が出なかったからと言って黒歴史として扱うのではなく、そこで得たものを振り返ってみることも大切です。

 「ずっと動いていないと何だか落ち着かない」
 「危ない、できないと言われるとやりたくなる」
 「とりあえずやってみなくちゃわからないと思う」
 「同じことの繰り返しはできるかぎりしたくない」

 そうやって新しいことや面白そうなことに何にでもすぐに飛び込んだり、まわりが否定的な状況でもあえてリスクをとろうとすることが多かったら、武闘家キャラで冒険をスタートしていくといいかもしれません。


★昨年の「武闘家」説明はこちらから♪