テスト期間がはじまっていろんなことが重なって忙しくなってきていると思います。僕のまわりでは体調を崩している人がすごく多いので、みなさんも体調管理には気をつけてくださいね。(と言っている僕自身がちょっと今日は体調がおかしいのです…。病は気から!たるんでるのかもしれない。)
 昔は体調を崩すことなんてほとんどなかったのに、最近は「むむ…!?」と思うことがときどきある。こういうときこそ、気合を入れてブログ更新!

 今日は、説明会のときの「ぼうけんの書」の使い方。
 最近はESやら自己PRのために学生の「ぼうけんの書」を見せてもらうことが増えているのだけれど、当然その「ぼうけんの書」は説明会のメモとしても使っている人が多いですね。
 ときどき説明会用と自己分析用で別にしている人もいるのだけれど、僕は断然「一緒にしちゃう派」。ちゃんと日時を書いておけば、就活に関する情報は全部「ぼうけんの書」にまとめちゃった方がいい。

 ただし、単に企業のデータや情報、人事などの社員が話していたことを「メモ」するだけではもったいない。「ぼうけんの書」は単なるメモじゃない。あくまでも「ぼうけんの書」は思考ツールなんです。これ、忘れちゃいけない。
 しかも、「自分だけの」思考ツール。別に企業データや事業内容のことなんて、だいたいパンフレットやHPに書いてある。わざわざメモしなくても、そっちを見ればいいだけだし、それが面接や筆記試験で問われるわけじゃない。

 あとは、単にメモするだけで終わっちゃうケース。説明会の間の1時間くらいはすごく真面目にノートをとるんだけれど、終わった後に見返すことってそんなに多くなくないですか? そして次に見返すのはESを書くとき

 1週間後か1ヶ月後かはわからないけれど一定の時間が経ってから、ESを書くためにあなたはメモを見返す。「どんな感じやったっけ?」と思い出すためにノートを開くんです。
 でも、基本的に企業データとか社員の言葉しか書いていないから正確に思い出せない。思い出せないだけならまだいいのだけれど、思い出せないばかりにたまたまメモっていた人事の言葉をそのまま志望理由に使うことになる。

 「若手社員が活躍する自由な社風が…」とか「徹底的にお客様の立場に立ったサービスを…」。挙句の果てには「幅広い領域のトータルソリューションを!」なんて、もう言ってる方も聞いてる方もよくわからなくなっちゃう。

 そういうことを繰り返していると就活病は進行します。その会社のデータや情報、人事の言葉に左右されながらESを書こうとするから、次第に興味のありかがわからなくなっていって、「私のやりたことって何だろう…?」と悩むようになっちゃうんです。

 だから僕は別に会社のデータや情報、人事が話していたことを書くのを否定はしないけれど、もっと大事なことは別にあると思っています。

 それは「自分の興味を整理すること」

 説明会の時間が1時間なら1時間、企業の人たちは膨大な量の言葉を発しています。その膨大な言葉の中から、あなたがメモしているのはたぶん全体の1割にも満たない。それは、膨大な量の情報の中から自分にとって必要な情報とそうじゃない情報を取捨選択しているからですよね。

 そこに、自分の興味を探るヒントがあるはずなんです。
 メモをした言葉には、「なぜそれをメモしたのか」という理由がある。それを少しずつでもいいから、自分の中で整理していくことが大事なんです。
 メモをとった時点から思考はスタートする。「なんでこれを書いたんだろう?」 「これって本当なのかな?」 「同業他社ではどうだったっけ?」 「自分のどういうところがこの会社に合うんだろう?」 「なんかイヤな印象がある。それってなんだろう?」などなどなど。

 説明会の間ず~っと受身で聞いていると、なんかメモを取ることに必死になったり、興味のない話のときは眠くなったりしちゃう。それだったら、企業が話していることで興味があるところとないところでは何が違うのか。なんで興味を持てないのかを考えてみる。
 説明会が始終おもしろくてメモを取る手が休まらないくらいなら、帰りの電車の中でもいいし寝る前でもいいから、とりあえず「説明会で仕入れた情報を元に自分のことを考える」時間をとってみるといい。

 そうすると、いままでは自分の中から出てこなかった興味の有無やヒントが出てくることがあります。説明会は、ただ「企業を知る」だけの場所じゃありません。説明会は企業という「鏡」を通して自分を考える場所でもあるんです。


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