「旅芸人」「発明家」「魔法使い」と続いてきた就活ゲームの8種キャラ詳細説明も今日で折り返し地点。そろそろ「キャラ」のこと、わかってきましたか。

 これらのキャラを見ていると、ちょっと見えてくるものがあるはずです。
 そう。一般的に就活で「求める人物像」と言われているのが、どのキャラのどういう特性のことなのか? そして、本当に企業や社会において求められているのが「求める人物像」で言及されているものだけなのか?
 そうじゃないですよね。
 どんな企業であっても単一のキャラで構成されている企業なんて無い。さらに、同じ営業という職種だけで考えても、みんながみんな「戦士」や「勇者」ばかりじゃないんです。「じゃあ、自分はどういうキャラでどう闘えばいいのか」。そういう視点で考えてみるのも面白いと思います。当然、それは「ぼうけんの書」にセーブしながら、ですよ。

 さて、それでは「戦士」キャラの説明です。

◆負けず嫌いのリーダー気質、常に「強い自分」でいたい
 【 戦士 】=(みんな×りくつ×てきぱき)

 一番パワーを発揮するとき、一番気持ちがいいときは、まわりに「勝つ」ために動くとき。自分の能力や成果が人より優れていると認められるのが嬉しいから、組織やグループの中ではいつもリーダー的な役割になってることが多いのが「戦士」キャラです。
 人から任されたものや自分で考えた目標に対して、真正面から取り組んでいく中でクレジットを獲得していくことに充実感を感じます。自分のやるべきことが明確で、任される責任が大きければ大きいほどがんばれる
 だからできれば能力の低い人とはあんまり関わらずに、強い人に囲まれながら「勝つ」ために力をつけていきたい。

 レベルが低い状態のときは、ただの「人の批判ばかりする人」「人の意見を受け入れない人」。まわりに負けたくないから、人を低く見積もって「自分の方が上」と思いたい。バカにされても笑ってすます、なんてそんな「旅芸人」や「勇者」みたいなことはできません。まわりから「好かれる」よりも「頼られる」ことこそが、「戦士」がレベルアップしていく上で必要なものなんです。
 ものごとを批判的に見がちなクセは、レベルが上がれば「論理的な解決策を考えられる人」という評価に変えていくことが可能です。レベルが上がった「戦士」は、大きな野心と的確な判断力、競争を楽しむ精神と目標へのこだわりをもつ、まさに組織を率いるリーダーそのものです。

 ただ「好き」とか「嫌い」といった、人の感情の部分にはあまり興味がない(というよりどうでもいい)ので、グループの中で他のメンバーから出てくる感情的な意見やトラブルに興味がないし、むしろ「足をひっぱられている」と感じちゃう。

 仕事においては同僚であれ顧客であれ、有能な人と関わる仕事をしていけば、クレジット獲得のスキルを磨いていくことができます。戦士タイプにとって仕事は「強い奴に会える!」「より強くなれる!」フィールド
 仕事上の目標(=勝敗条件)や評価軸(=どうすれば勝てるか)が明確な職場や、顧客から「さすが〇〇さん」「〇〇さんに頼んでよかった」と直接評価を得られるような職場が適しています。逆に、顧客と対等の立場で働けない場合はストレスを感じてしまうことになってしまうかもしれません。

 就活では、大手企業や有名企業などブランドや知名度を優先して選んじゃうことも。でも、本当に組織の中で「強くありたい」なら、もしかしたら大きな企業や単なる人気企業じゃない方が「早い段階で強くなれる」かもしれません。
 自分のスキルを磨ける場所、自分の能力が伸ばせる環境を見つけるために、しっかりとデータ収集することがポイントです。一緒に選考を受けている学生や目の前にいる面接官はあなたの「敵」ではありません。変に攻撃的になったり、見下した態度をとったりするんじゃなくて、長期的に一緒に能力を磨いていける相手かどうかを感じ取りながら就活を進めていくことが大切です。

 PRのポイントも分かりやすいですよね。自分の成長(=強くなる)のためにどうやって組織や他者と関わってきたかを考えると、特徴が出やすいかもしれません。


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