「就活をゲームにしちゃえ!」
 いまの就活を取り巻く状況をみて、いろいろと考えた末に生み出した『就活ゲーム』というコンセプト。このゲームは、妄想でつくりあげた「企業が求める人物像」に合わせて架空の自分を取り繕っていくんじゃなくて、自分が選んだ「最適なキャラ」に沿って考え、行動していくのが特徴です。

 ゲームのジャンルで言うと、『ドラゴンクエスト』とか『ファイナルファンタジー』なんかに代表される、ロールプレイングゲーム(RPG)。あとは『信長の野望』とか『シムシティ』みたいなシミュレーションゲームの要素も少し。
 自分がゲームの主人公になって、敵と戦ってレベルを上げたり、武器を手に入れたり呪文を身につけたりしながら、今までできなかったことができるようになっていく。それがRPGの楽しいところ。そんなRPGの考え方を就活にも取り入れることで、就活はもうちょっと楽しめるものになるはずだと思うんです。

 さらに言えば、このゲームを進めていくと、単に内定をとるための就活じゃない、社会人になってからも通用する自己プロデュースの仕方まで磨いていけるという特典付き

 そんな「就活ゲーム」を進めていくにあたってまず必要なのが、自分がこれからプレイしていく「キャラ」を決めることです。
 就活ゲームにおける「キャラ」は全部で8種類。それぞれが独自の特徴をもっていて、得意なことも違えば、エネルギーを発揮できる環境も違う。身につけやすいスキルも違えば、集団の中での役割も、失敗しやすいシチュエーションも違う。

 自分の特性に合ったキャラを選べば、強みが活かしやすいし、戦い方もスムーズになります。そのぶんレベルアップも早くなるし、活躍の場だって広がっていく。逆に、自分の特性とあまりにもかけ離れたキャラを選んじゃうと、無理な戦い方を続けることになるから勝てることは少ないし、当然レベルも上がりにくい。

 本当は人それぞれ特性も違えば、活躍しやすいシチュエーションも違うし、戦い方だって違う。それなのに、今までの就活ではみんなが唯一のオールマイティキャラを追い求めちゃってた。呪文も使えて武器も使える。パーティ(集団)の中でもみんなを統率して勝利に導いていく…。
 でもね、全員がオールマイティの組織なんて存在しません。たしかに企業のHPや就職サイトを見ていると、どこもかしこもそんな人を求めているように見えます。けれど、実は企業側だって「全部を満たしていないと採用しない」なんて思ってるはずがない。どう考えたって、全員がリーダーシップを持っている組織がうまく回るとは考えにくいでしょう?

 何かを成そうとする人たちが集まるところには、確実に複数のキャラが存在しています。古今東西すべてにおいて。昔の『七人の侍』だって、今の『ONE PIECE』だって同じこと。「全員がルフィ」の海賊団なんてアラバスタにすら行けない。湘北高校もレギュラー5人だけじゃない。小暮くんがいなければ、アヤコさんがいなければ、絶対にインターハイに行けていない。

 目的をもった組織・集団の中で、自分はどんな役割をはたすキャラなのか。まずはそれを決めること。その「キャラ」を選ぶためのヒントはすべて、自分の今までの20年間の中に隠されています。今はまだ気づいていないだけ、言語化できていないだけなんです。

 そして、就活ゲームにおけるキャラは、そうした自分の特性をベースに8種類の中から決めていくんです。なんで8種類か? それをこれから説明していきますね。


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