桜木くんがお父さんを必死に助けようとしたり、「これはリョータ君の分!」と言ったりするシーンに、読者はなぜ惹きつけられるのか? 流川くんが「オレたちはってやつ」やりましょーよと言うシーンに、なぜじ~んとしちゃうのか?
 別にそれほど大きなメインプロットの部分じゃないのに、読者にはそのシーンや台詞が印象に残っちゃうのは何でなのか?

 それはいつもの「キャラ」とは違う言動だから

 昨日の「キャラを立てる」「自分のすべてを伝える必要はない」という記事を読んでくれた学生から、「でも、伝えたいことがたくさんある場合にはどうすればいいんですか?」って質問がありました。
 僕はそれでも「ひとつのキャラを伝えることが最優先」だと思っています。もちろん自分にはいろんな側面があって、やってきたこともたくさんあるかもしれない。でも、それこそ「相手に伝える」ことに慣れていない学生にとって、短時間でそれを伝えるのはやっぱりすごく難しい。

 「不良でちょっとバカ」で自分が目立つことを優先する桜木くんが父親を助けるために仲間を助けるために必死になる。「無口で我が道をいく孤高の天才」流川くんがチームを鼓舞しようと言葉を発する。
 もし桜木くんがいつも人のために必死になるような人だったら、もし流川くんがいつもチームメイトに発破をかけながら頑張るような人だったら、それぞれのシーンはそこまで印象に残るものにはならなかったと思うんです。

 前にも書いた通り、就活生の8割が面接官に「わからない」と思われて落とされてしまうわけです。複数のアピールポイントを盛り込みすぎて余計に相手を混乱させるよりも、たった一つの伝えるべきことをしっかり伝えていく方が確実に伝わる。そのひとつのキャラがちゃんと伝われば、「それ以外」の部分はそれほど言葉を尽くさなくても伝わりやすくなる。というよりも、それ以上に「響く」ようになる(ことが多い)。

 たとえば、これまた恋愛話になっちゃうのだけれど、「恋愛ではギャップが大事」ってよく聞く話ですよね。そのギャップはどうやって生まれるのかと言ったら、いろんなところでギャップをつくろうとしたって軸になるキャラがなければギャップは生まれないんです。
 見るからに悪くて頭が弱そうなヤンキーが横断歩道でおばあちゃんの手を引いたり、虫も殺さないような弱々しい草食男子が電車で騒ぐ子どもを毅然と注意したり、むちゃくちゃキレイで上品な女性が夜になったら…(以下略)。これらすべて、ベースになるキャラがあるからギャップになるんです。

 さらに言えば、キャラというのは安西先生の言うところのラン&ガンです。勝利を上げるために湘北が一番得意なパターンがラン&ガンなのであって、その「得意の早い展開で相手をねじ伏せることができないようじゃ、何をやっても通用しない」。それで、あの山王戦に勝ったのは周知のとおり。

 と、ここまで話をしてきて、昨日今日と読んでくれている人たちが思っているだろうことも何となくわかってるつもりです。「その“キャラを立てる”ためにはどうすりゃええねん!」「自分がどういう人間なのかわからないから苦労してんねん!」
 間違ってたらごめんなさい…。でもけっこう多いと思うんです。12月になったらその辺も含めて具体的な方法を一気に書いていきます。この『就活病の治し方。』のURLにもある新しい就活の仕方。
 だから、もうちょっとだけこんな感じで話を進めさせてください。
 とりあえずはノート!ノート!ノート!で体力づくりを怠りなく…。


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