さて、結局また2回に分かれてしまった「好きを仕事に」の巻。
 好きは仕事にするべき。ただし、学生の多くが考えている「映画が好き!」とか「旅行が好き!」というのは、仕事(=就活)においては大して役に立たないよ、という話でした。

 話を進める前にここでちょっと振り返っておきますね。以前のブログに書いた「期待」「走り方」のこと覚えてくれてたり……しますか?

 ざっくり要約すると、
 すべての仕事は誰かの期待に応えることで成り立っている。多くの期待に応えられれば応えられるほど、大きな期待に応えられれば応えられるほど、いわゆる「仕事がデキる人」である。
 そして、業界や企業ありきで考えるよりも、先に自分のモノサシをつくらないといつのまにか業界や企業に合わせた「やりたいこと」をつくっちゃうことになる。まずは自分にとって気持ちのいい走り方を見つけることが大事。
 と、いうような話でした。

 今回の「好きを仕事に」について話していく上でも、この2つの考え方がベースにあります。「誰の期待にどう応えていく」のが「自分にとって気持いいやり方なのか」ということ。つまりポイントになるのは、自分は「こういう人の期待に、こう応えていくやり方が好き」という「好き」な行動パターン。こういう行動パターンに関する「好き」であれば十分に仕事になるし、仕事にするべき。そして、そうしてはじめて企業はあなたを評価できるようになるんです。
 昨日の記事で書いた、仕事(=就活)における「好き」というのは名詞じゃない、というのはそういう意味です。名詞が「好き」なうちは、まだ自分の探しているものは手に入っていない。

 もしあなたが「〇〇が好きだから」という理由で志望動機を考えたり、会社・業界選びをしているとしたら一度振り返ってみてください。「自分がそれを“好き”であることは誰にとってメリットになるんだろう?」って。答えがすぐに出てこないようだと、たぶんそれは「仕事」になりにくいし、企業も評価をしにくい。

 じゃあ、行動パターンとしての「好き」というのはどういうことなのか?

 たとえば一昨日も、学生がテレビ局のESを見せてくれました。そこに書いてあったのは、「世の中に知られていないことをちゃんと伝えていきたい」という志望動機。「テレビが好き」と書いていないのは素晴らしい。ただ、この文章を読んで思うのは「今までにどれくらい世の中に伝える行動をしてきたんだろう?」ということ。
 本当に「好き」だと思っていたり、「やりたい」と思っていることだったら、これまでの20年間で絶対にやってきているはずなんです。ただ、ES中の他の文章にそういう話は全然でてこない。「本当に“世の中に伝える”ことをしていきたいの?」「今までに“世の中に伝えてきた”ことってあった?」と質問をしていくと、やっぱり「やっていない」という答え。
 僕は、本人が今までに無意識でやってきたことの中に「好きな行動パターン」が埋もれていると確信してる。だから、そこからさらに質問をして階層を上げたり下げたりしていくと、やっぱり違う答えが出てきた。それは彼女が今までの人生でず~っと「好き」でやってきたこと、「好き」で考えてきたこと。そういう「今まで積み重ねてきたこと」の中に、行動パターンとしての「好き」がある。

 それを発見したときの学生の表情の変わりっぷりがいい。僕の勝手な印象かもしれないけど…。当然、この段階で終わりじゃないし、まだまだ考えることはあるのだけれど、本人の中で今までの「“架空の自分”をつくってた感」を体感できると、就活病にかかりにくくなる
 そして、そういう「好き」が見つかると、就活はすごくやりやすくなる、と僕は考えています。会社や業界に引っぱられない、自分の「好き」を見つけてみてください。


にほんブログ村 就職バイトブログ 就活・就職活動へ
↑ブログランキング。
「ちょっと就活に前向きになったかも…!?」
と思ったら押してくれるとうれしいです。