一応、テーマを「単発コラム」にしている文章は、できるだけ「単発」で終わるように気をつけていたのに、結局4日目にして早くも複数回になっちゃった……。ただでさえ長い文章のブログなのに、わざわざ読みに来てくれて、ありがとうございます。

 さて、昨日は「世代間コミュニケーション」が得意じゃない人に足りないものは何か、ということで「慣れとスキル(=思考力)とネタ」と書いてきたのだけれど、今回は3つ目の「ネタ」に関しての話です。

 「ネタ」というと、たぶんお笑い芸人のことをイメージする人も多いと思うのだけど、その通り。お笑い芸人たちが使う「ネタ」と、就活(をはじめとしたコミュニケーション)における「ネタ」は同じものです。単に「笑いをとるためのもの」という狭義の意味じゃなくて、もっと広い意味で「何について」「どう考えるか」という意味でのネタ。

 つまり、世代間のコミュニケーションに(まだ)慣れていなくて、スキルも(まだ)ない人にとって、最初に取り組むべきは「ネタ帳づくり」だというのが、僕の考えです。

 初対面(それも年上の)人と話をするときに、会話がうまくできない人に足りないのは「ネタ」なんです。ネタを持っていないから上手く話せない。
 テレビや舞台なんかで、お笑い芸人がなんであんなに面白い話をどんどんできるかというと、ちゃんとネタを用意しているからです。それをず~~っと何年も繰り返してきている。そして彼らが絶対に肌身離さず持ち歩いている「ネタ帳」。

 ネタ帳をつけているのは、若手芸人だけじゃありません。
 島田紳助が若い頃に先輩芸人の漫才を全部ノートに書きとって分析したエピソードは有名な話だし、好きなように話しているように見える明石家さんまですらノートを持ち歩いて思いついたことを書いているそうです。さらに言えば、言葉がそれほど重要ではないように思われるスポーツの世界でも、中村俊輔や本田圭佑は試合や練習のたびにノートにすべてを書き込んでいる。それくらい「ネタ帳」は大事

 「書く」というのは何かというと、「言葉に置き換える」ということ。
 「言葉に置き換える」というのは何かというと、「考える」ということ。


 つまり、ノートをとっていない人は自分が思っている以上に、考えていない。
 たとえば昨日自分が何を「考えて」いたか思い出せなかったりしませんか?
 人の頭の中はいっつも蛇口が開いているような状態で、そこから流れる液体が瞬間ごとに中身が違うようなものです。透明だったり、黒かったり、オレンジ色だったり、紫だったり。
 ただ、その瞬間に流れている液体が何かはわかりにくいから、いつもは「ヤバ~い!」とか「ウザい!」とか「ビミョー」とか言って満足しちゃう。相手もなんかわかってくれてるみたいだし。
 ただ、それが黒い液体だとしても、石油なのか泥水なのかイカスミなのかは実はわかっていない。だから、コップに入れてちゃんと眺めてみる。臭ってみる。飲んでみる。それでやっと液体の正体がわかるんですね。
 で、その「コップに入れる」というのが、「ノートに書く」ということなんです。

 それがある程度できるようになってくると、いつの間にか「思考力」が身に付く。しかも「ネタ」と「思考力」があれば、「慣れ」るのも早くなる。ノートをとらずに就活をするのは、ボールも投げたことがないのにメジャーのマウンドに立つのと同じこと。
 それをやらずにいきなり自己分析とか業界研究をやる人が、「肩を壊しちゃう」ことが多いように思います。

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