就活って何か?
多くの学生たちを悩ませ、多くの企業を悩ませ、多くの「就活コンサル」たちを潤わせ、多くの大人たちに「社会人の先輩としてのおれの意見を聞いておけ」的な自己満足感を醸成する。そんな就活とは、果たしていったい何なのか……。

ということを考えてきて、就活の正体とその対策が見えてきました。つまりは就活の本質。

んで、その就活の本質は、「3+1」の4つでしかないっぽい。

なんだかフクザツで、やらなきゃいけないことの多そうな「就活」というものだけれど、すごく単純化をしてしまえば、4つの要素でしかない。その4つをどうにかすれば、就活程度のことはどうにかなる。

それが、ぼくが辿りついた就活対策の方法論。

んで、これは就活論でありつつ、日常生活一般でも基本的には同じことだと思っています。
就活の本質がわかれば、就活以外の自分の人生そのものも楽しいものに変えられる。
悩みがあっても、それがどこに問題があって、何をすれば解決するのかがわかりやすくなる。

その就活の本質って何か。
それが、これ。

就活は、「言葉で自分を信用させる活動である」と。
「言葉」と「自分」と「信用」。
これが、就活の基本中の基本としての3つ。

それに加えて、もうひとつ加えるとしたら、これ。
「おっさんに対して」という前提条件。
言葉を磨いて、自分をわかって、信用のために動く。それはそれで大事なことだけれど、案外重要なポイントになるのが、この「おっさんに対して」という部分。ぼくのまわりの学生たちも、言葉と自分と信用はしっかりと煮詰めたのに、どうにもうまくいかない場合はほとんどこれ。しっかりとおっさんに慣れておく。

つまりは、就活とは
「おっさんに対して、言葉で自分を信用させる活動である」と。
これでほぼほぼファイナルアンサー。

ぼくなりに、自分自身が史上最悪の就職氷河期を経験して、500社以上の企業の採用の現場にかかわり、自分自身も面接官をして、8年間毎日のように学生たちと話してきた結果として、もう就活はこの25文字で集約されると思っています。

で。
この就活の本質を踏まえて、それを実現するための方法論としての「就活ゲーム10則」を作りました。
いわば、「就活の本質」のほうは、就活ゲームのクリア条件とルール。そしてこの「10則」がゲーム攻略のコツみたいなものです。

【 就活ゲーム10則 】
1 思い込みを捨てよう
2 すべては信用を得るために
3 欲求を知ろう
4 言葉を磨こう
5 おっさんに慣れよう
6 語れる過去を持とう
7 活躍条件を知ろう
8 伝わる方法を考えよう
9 世界を広げよう
10 んで。幸せな未来を描こう

これです。
全部でたったの99文字。
この「10則」を1から順番にクリアして10まで達成するだけで、内定獲得はもちろん、これからの人生がもっと生きやすくなる。
これまでの20年ですっかり手アカがつきまくって分厚い手アカに埋もれてしまっていた就活も、ここまでシンプルにしてしまえば、やることが明確です。自己分析や業界研究といったことを目的やゴールもなくやるよりも、この「10則」さえできるようになれば、内定くらいはすぐに出る。ってか、出ないはずがありません。過去数十年の中で、もはや最も内定ハードルが下がっている近年の採用マーケットなら、ただただこれだけやれば、誰でも内定くらいとれちゃいます。

そんな進化し続ける就活ゲームの話を、今年もこれからボチボチお伝えしていきます。
これからも何卒よしなに。